犬が本気でキレた時の仕草や行動
犬は「キレたふりをする」のが得意です。
嫌なことをされた時にキレたふりをすると、それ以上は相手が何もしてこないことを分かっているからです。しかし、本当に本気でキレることだってあります。
うちの犬が本気でキレることはないと思っていませんか？
まだ愛犬が本気でキレる姿を見たことがないかもしれません。
もしも愛犬が本気でキレた時、上手く対処することができるでしょうか。
1.マズルにシワを寄せる
犬が本気でキレた時、マズルにシワを寄せることがあります。
この時に他人が近づいたり手を出したりすると本気で噛まれてしまうことがありますので注意が必要です。
犬がマズルにシワを寄せた時は何もせず放っておきましょう。
気が立っているので飼い主にも噛みついてしまうかもしれません。優しく声をかけて落ち着かせるよう対処しましょう。
2.耳を横や後ろに倒す
犬が本気でキレた時、耳を横や後ろに倒すことがあります。
キレる対象となった相手に対して怒る気持ちだけではなく、不安や恐怖心があるのでしょう。怖がりでビビリな犬に多い仕草や行動です。
耳を横や後ろに倒した時、すぐに攻撃をするわけではありません。
耳の動きで犬の心理を探ることができます。怒ってるな、本気でキレてるなと分かった時は、その対象者から引き離すよう対処しましょう。
3.しきりにあくびをする
犬が本気でキレた時、しきりにあくびをすることがあります。
怒ってはいるものの、唸ったり吠えたりすることなく、グッと耐えようとしているのです。
自分を怒らせようとする相手の態度や行動に対してストレスを感じます。
本気でキレているけれどあからさまに表現することができないことにストレスを感じます。
そのストレスを発散することができない時、しきりにあくびをすることで気持ちを落ち着かせようとしているのです。
4.決して放そうとしない
犬が本気でキレた時、物を決して放そうとしないことがあります。
あなたはピンと来たでしょうか。これは、犬がおもちゃや大切な物を奪われそうになって本気でキレた時の仕草や行動です。
犬がおもちゃで遊んでいる時、おもちゃを奪おうとすると唸ったり吠えたりして怒ることがあります。
それでもおもちゃを奪おうとし続けると本気でキレることがあります。奪われたくなくて、大切な物を守るために放そうとしないのです。
誤飲誤食の危険性もあるため、犬の怒る姿が面白いからといって、わざとおもちゃを奪おうとするのはやめましょう。
飼い主が「ちょうだい♡」と優しく声をかけたら渡すようにしつけておくことも必要です。
5.本気噛みをする
犬が本気でキレた時、本気噛みをすることがあります。
少し怒っている程度では甘噛みで済むかもしれませんが、本気でキレた時は本気で噛みつきます。それは、人間に暴力を振るわれた時です。
犬にも自己防衛本能があります。相手が飼い主や家族であったとしても暴力を振るわれれば自己防衛本能がしっかり働きます。
自分の身を守るために本気で噛んで抵抗するのです。
犬に暴力を振るってはいけません。本気でキレた時、人間の命を奪うことができるほど本気で噛むことがあります。
それだけの力を持っているんだということを決して忘れないでください。
犬はいつだって本気で噛むことができます。そうしないでいるのは、人間に愛される喜びを知っているからです。
どんなに暴力を振るわれたって、再び愛される喜びを感じたくて耐えているのです。
まとめ
犬が本気でキレた時の仕草や行動を5つ解説しました。
- マズルにシワを寄せる
- 耳を横や後ろに倒す
- しきりにあくびをする
- 決して放そうとしない
- 本気噛みをする
本気でキレている犬に近づいたり手を出したりしないでください。キレさせた理由は必ずあなたにあるはずです。
