犬が「はぁ…」とため息をつく時の心理
1.「はぁ…満足だぁ♡」
犬は満足している時に「はぁ…」とため息をつくことがあります。
お散歩や運動から帰って来た時、ごはんを食べ終わった後、お気に入りの場所へ行って寛ぎながらため息をつく姿を見たことがあるのではないでしょうか。
お散歩に満足することができなかった時は室内を猛ダッシュしたり、外へ出たがったり、飼い主を遊びに誘うなど、まだ体を動かしたい様子であることがあります。
ごはんに満足することができなかった時はおやつを要求したり、食べ物を探したりすることがあります。
お散歩やごはんの後のため息は「満足のサイン」と覚えておくとよいのではないでしょうか。
運動や食事の量を適切に与えられているということが分かって安心できると思います。
2.「はぁ…今日も無事に帰って来た」
犬は飼い主が帰宅してリビングで一緒に寛いでいる時に「はぁ…」とため息をつくことがあります。
無事にお留守番を終えたこと、無事に飼い主が帰宅したことに安堵するのです。
お留守番は不安や緊張や退屈との闘いです。ちゃんと飼い主が帰って来るか心配でもあるでしょう。
そのような気持ちが解消された時、ホッとしてため息が出てしまうのです。
「おつかれさま♡」と声をかけてあげてはいかがでしょうか。きっと喜ぶと思います。
3.「はぁ…不満だなぁ…」
犬は飼い主に構ってもらえない時に「はぁ…」とため息をつくことがあります。
今は構ってもらうことができないということを分かっているからです。
それでも構ってほしい気持ちと不満な気持ちがため息となって現れてしまうのです。
「はぁ…」とため息をつく愛犬に話しかけたり撫でたりしたことがあるのではないでしょうか。
ため息をつけば少しでも構ってもらえることを知り、わざとため息をつく犬もいるかもしれません。
4.「はぁ…そろそろお散歩の時間だけれど…」
犬は何かを飼い主に知らせたい時「はぁ…」とため息をつくことがあります。
例えば、飼い主が何かに夢中になっていてお散歩の時間をすっかり忘れてしまっている時です。
お散歩はもう少し後でもいいかなと、飼い主の都合で遅らせてしまうこともあるのではないでしょうか。
そんな時、ため息をつくことで「お散歩の時間ですよ!」「いつまで待たせるの?」「忘れてないよね!?」と、合図しているのかもしれません。
吠えたりおねだりしたりするのではなく、何度も分かりやすく大きなため息をつくことで知らせているのです。
5.「はぁ…つらいなぁ…」
犬はケガを負ったり病気になったりした時に「はぁ…」とため息をつくことがあります。
不快感や痛みにグッと耐えようとしている様子です。
私たちにも体が痛い時に息を吐くことで心を落ち着かせようとすることがありますよね。
お散歩に行きたがらない、ごはんを食べ残した、軟便や下痢がある、お水をほとんど飲まないなど、何か症状はありませんか?
ケージやベッドに入ったまま出て来ようとしないこともあります。
日頃の小さなストレスを溜め込みすぎてしまい、心の病気になっている可能性も考えることができます。
元気がない、ボーッとしていることが多い、暗い表情をしているなどの症状はありませんか?
まとめ
犬が「はぁ…」とため息をつく時の心理を5つ解説しました。
- 「はぁ…満足だぁ♡」
- 「はぁ…今日も無事に帰って来た」
- 「はぁ…不満だなぁ…」
- 「はぁ…そろそろお散歩の時間だけれど…」
- 「はぁ…つらいなぁ…」
犬がため息をつく時、このような気持ちでいるかもしれません。
小さく浅いため息なのか、大きく深いため息なのか、ため息の具合によっても犬の心理を知ることができると思います。