あなたはいくつ当てはまる?わんこを飼うための適性チェック
1.犬アレルギーでない
わんこを飼うためには、犬アレルギーでないことはそもそもの大前提です。
アレルギーなのに無理に飼いはじめ、体調が悪化して「やっぱり無理だった」と飼育放棄するのでは元も子もありません。どんなにわんこが大好きで一緒に暮らしたくても、心に体が伴わないのでは仕方ありません。
2.生活リズムを変えることに抵抗がない
わんこと暮らしはじめると、どうしてもわんこ中心の生活になります。
わんこと暮らすとお散歩や食事のリズムがある程度定まってしまうことから、早寝早起きの規則正しい生活になったという人が多いもの。自由気ままに起きてゴロゴロしたり、夜更かししたりするのが好きな人には辛いかもしれません。
3.アウトドア派である
猫と違ってわんこは必要運動量も多く、犬種や家の広さにもよりますが、その全てを室内だけでまかなうことは至難の業です。すると必然的に外に出る機会が多くなりますから、インドアに引きこもりがちな人よりもアウトドアが好きな人の方がなじみやすいでしょう。
4.他人からの誘いを断れる
あなたが外で用事を済ましているとき、わんこはおうちであなたの帰りを待っています。あなたにごはんをもらったり、お散歩に連れて行ってもらうのを健気に待っているのです。
急な飲み会の誘いや無理な残業の依頼、あるいは泊まりの旅行の誘いをわんこのために断ることができますか?
5.こまめなケアや作業ができる
わんこは生き物ですから、一緒に暮らしているとさまざまなケアが必要になります。
トイレや給水器を掃除したり、ブラッシングやシャンプーできれいな状態を保ってあげたり、室内の掃除の頻度も必然的に上がります。こういったこまめなケアや作業を面倒くさがらずに、あるいは面倒と思いながらもしっかりこなすことが求められます。
6.経済的余裕がある
わんこと一緒に暮らすとさまざまな出費があります。ぼんやりと考えると初期費用以外は食費くらいしか思いつかないかもしれませんが、毎年の狂犬病予防接種やワクチン接種、フィラリア予防薬代だけでも数万円の出費になります。
その他にも、トリミング代やもしものときの医療費なども考えられます。経済的な余裕があることは必須です。
7.ライフステージがある程度進んでいる・変化があっても対応できる
人間には進学・就職・結婚・出産などのライフステージがあり、ライフステージが進むごとに生活スタイルや家族構成、あるいは居住地に変化が生じます。
その変化にわんこも一緒に対応することができますか?ある程度ライフステージが進んでいて、これ以上大きな変化がないという人であれば問題はないでしょう。
もしこれから変化が考えられるという人は、その変化に当たってわんこと一緒に暮らせなくなった場合の対応策をとっておくべきです。
8.気分や機嫌に左右されずにふるまえる
わんこのしつけに当たっては「一定の事象についてはいつも同じ態度をとる」ことが求められます。そうでないとわんこは何が正しくて何がいけないのかを判断できず、十分な学習効果が得られずにしつけがとん挫してしまいます。
例えば、わんこがイタズラをしても機嫌が良いときは「多少のやんちゃは元気な証拠!」と黙認し、機嫌が悪いときには「いけない!!」と叱責したとすると、わんこは「どっちなの?」と混乱してしまいます。
またしつけの面だけでなく、気分の乗ったときだけわんこと積極的に遊んで、乗らないときには無視するといったような対応は信頼関係にも影響します。
9.辛いことや嫌なことからも逃げない覚悟がある
わんこと暮らすということは楽しいことばかりではありません。怪我や病気といった辛いこともありますし、嫌な思いをすることもあるかもしれません。
そしてどんなに楽しくても、最後には必ず「悲しいお別れ」が待っています。辛いことや嫌なこと、悲しいことから目を背けず、最後まで逃げずに向き合う覚悟が絶対に必要です。
わんこを飼う前に!必ず意識してほしいこと
適性チェックの結果はいかがでしたでしょうか?もし当てはまる項目が少なくても「自分には犬を飼う適正はないのか」とあきらめてしまうのは早計です。
飼う前には自分には絶対無理だと思っていても、わんこと一緒に暮らしはじめたら、そのあまりの可愛さに自分でも信じられないほど献身的になったり、生活スタイルや考え方がガラリと変わってしまったという人もたくさんいます。
ですが、だからといって「飼いはじめれば何とかなる!」という軽い気持ちでわんこを飼いはじめていいわけではありません。下記のことを必ず意識することを忘れないでください。
1.犬育ては子育てと同じということ
わんこを飼い育てるということは、子どもを育てることと同じです。衣食住の世話をし、さまざまなことを教え、一緒に喜び楽しみ、20年弱の時を共にして、死別と巣立ちという違いはあれど、最後は離れていきます。
わんこを飼おうというときには、子どもを持とうと思うのと同じ覚悟を持つべきです。
2.わんこにとっては「あなただけ」であるということ
「犬の十戒」はあまりにも有名で、もはやここでご紹介するまでもないでしょう。
ですが、やはりわんこと暮らそうという人には絶対に意識してほしいのが、その一節「私にはあなたしかいないのです」です。わんこにとっては自分が全て、そのことをどうか忘れずにいてほしいのです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?安易な気持ちで飼いはじめ、無責任な飼育放棄で不幸なわんこが生まれる事例は残念ながら後を絶ちません。
「可愛い!」という一時的な感情や衝動に翻弄されることなく、まずは冷静に自分自身を見つめ直し、わんこと暮らす適性があるかどうかを考えてみることが大切です。飼育放棄をしてしまう無責任な人は、おそらくこの「立ち止まって考える」ことすらできないのではないでしょうか。
今日この記事を読んで適性チェックをしてくれたあなたなら、たとえ今は当てはまる項目が少なかったとしても、「それでもわんこと暮らしたい!」と切実に望んだときには必ず適性ある人に変われると信じています。