犬を飼った人が忘れがちな大切なこと
1.褒めること
犬と長く暮らしていると、褒めることを忘れてしまいがちです。
子犬の頃は些細な事も大袈裟に褒めていたのではないでしょうか。
上手にトイレができたこと、ごはんを残さず食べたこと、長時間のお留守番ができたことなどです。
成犬になると、どれも当たり前になってしまいます。だから褒めてあげることを忘れてしまうのです。
しかし、実際は犬にとっては、飼い主が思うほど当たり前ではありません。
犬は飼い主に褒めてもらいたくて、「○○できたよ！」と伝えるための仕草や行動をしているはずです。
そのことに気づいてあげられていないだけなのです。
2.「ありがとう」を伝えること
犬と長く暮らしていると、「ありがとう」を伝えること忘れてしまいがちです。
最近あなたが愛犬に「ありがとう」と伝えたのはいつでしたか？
何に対しての感謝の気持ちだったでしょうか。思い出せない人もいらっしゃるかもしれません。
1日の終わりに「お疲れ様」「助かりました」「今日もありがとう」「明日もよろしくね」と言われたら嬉しいですよね。
お留守番をする犬にとっては不安や退屈と付き合い続ける毎日です。
飼い主から「今日もお留守番ありがとう」と言ってもらえたら、明日のお留守番が今日よりも少しポジティブな気持ちで過ごせるかもしれません。
3.環境を考えること
犬と長く暮らしていると、環境を考えることを忘れてしまいがちです。
子犬を迎える時、専用のスペースを用意したり、トイレはここで落ち着いてできるだろうかと迷ったり、犬が暮らすための環境作りを事前に行ったのではないでしょうか。
家や暮らしや環境にも慣れた後は、「愛犬に適した環境だろうか」とはあまり考えなくなってしまいます。
何不自由なく暮らしているように見えるからです。実はストレスを抱えているかもしれません。その環境を好んではいないかもしれません。
基本的には飼い主や家族の好みや暮らしやすさで環境を整えると思います。
引っ越しをする時、家具を買い替える時、模様替えをする時、大掃除をする時など、愛犬の暮らしやすさや過ごしやすさ、快適さなども考えてみてください。
4.食事の管理
犬と長く暮らしていると、食事の管理を忘れてしまいがちです。
今、愛犬が食べているごはんは本当に愛犬の健康状態に適したごはんでしょうか。見直すタイミングが「年齢」だけになっていませんか？
確かにドッグフードには子犬用・シニア用・老犬用とありますが、愛犬に必要な栄養素が全て十分に含まれているとは限りません。
不要な栄養素が含まれていたり、体質には合わない栄養素が含まれていたりすることだってあります。
愛犬の体と心と健康の土台となる食事ですから、年に1度くらいは見直す機会があっても良いかもしれません。
そのきっかけとなるのが健康診断です。愛犬の健康診断、いつ受けましたか？
5.健康の管理
犬と長く暮らしていると、健康の管理を忘れてしまいがちです。
とくに何も症状がないから病院へは連れて行かないという飼い主が多いのではないでしょうか。
元気にしているのに検査を受ける必要があるのか？と考えてしまいますよね。
犬は体調不良を訴えることが苦手です。少しの痛みや不快感くらいでは元気そうに見えます。
飼い主に伝わる時は痛みがひどくなってからです。何か症状が出て始めて気づくことがほとんどです。
症状が何もないうちに健康診断を受けてほしいです。年に1回程度で構いません。シニアを過ぎた頃には年に2回程度受けていると安心です。
症状が出てから病院へ行ったら手遅れだった…なんてことがないようにしたいですよね。
まとめ
犬を飼った人が忘れがちな大切なことを5つ解説しました。
- 褒めること
- 「ありがとう」を伝えること
- 環境を考えること
- 食事の管理
- 健康の管理
愛犬と暮らし始めた頃のことを是非思い出してみてください。何か大切なことを忘れてしまっているかもしれません。
