愛犬を他人に預けるときの注意点
他人に預けられた時、犬の精神的な負担はかなり大きなものです。
心のストレスは肉体的な負担にも繋がります。
その犬の性格や経験、飼い主への依存度などによって異なりますが、自宅ではない場所で他人と過ごすことは非常に苦痛なものであると考えられます。
どうしても他人に預けなければならない時、「その他人がどのような人物であるか」ということも重要なのではないでしょうか。
「他人に預けられる愛犬」と「他人の犬を預かる他人」が抱えるであろうストレスを減らすためにできること、注意すべきことを考え、備えておくとよいでしょう。
1.排泄をどうするのか
愛犬を他人に預ける時、「自宅以外の場所でも、室内や特定の場所での排泄が可能であるかどうか」が最も重要なのではないでしょうか。
愛犬のタイミングで排泄をすることができます。他人も後片付けが簡単で楽です。お互いにストレスが少ないでしょう。
室内で排泄することができる場合でも、自宅ではない場所での排泄は失敗がつきものです。
たとえどんな場所であっても、トイレトレーやペットシーツを使って排泄ができるようにしておくべきです。
お散歩に行かなければ排泄をすることができない場合、愛犬は他人と安全に外を歩くことができるでしょうか。
飼い主以外の人がリードを握るだけで嫌がる犬もいます。
預かる他人が排泄のためにお散歩へ行くことを苦痛に感じないかどうかも重要でしょう。
2.どこへ誰に預けるのか
- 離れて暮らす家族(祖父母父母兄弟姉妹など)
- 愛犬とも親しい友人や恋人
- 愛犬とは初対面またはあまり親しくない友人や仲間
- 動物病院
- ペットホテル
愛犬のストレスを軽減したいと考えるのであれば、一緒に過ごしたことのある人を選ぶのがよいでしょう。
初対面の人やあまり親しくない人である場合、犬と過ごすことやお世話に慣れた人がよいでしょう。
動物病院やペットホテルの場合、夜間は無人になることがほとんどです。
24時間営業である、夜間の見守りスタッフがいるなど、愛犬をひとりきりにさせないところへ預けるとよいでしょう。
老犬・持病がある犬・発作などの症状が起こる可能性のある犬などは万が一のことを考え、24時間営業の動物病院へ預けると安心なのではないでしょうか。
かかりつけの病院にも相談してみましょう。
3.ペットシッターに預ける場合
最近では愛犬を自宅でお世話してもらうことができるペットシッターを依頼する飼い主が増えています。依頼した通りのお世話をしてもらうことができます。
何時に訪問するのか、どのようなお世話をするのか、愛犬と飼い主とペットシッターが対面しての事前打ち合わせがあります。
- 万が一のためにかかりつけの動物病院の情報を預けておくこと
- 夏場と冬場の室内の温度や湿度を徹底して管理すること(してもらうこと)
- 愛犬の健康状態を細かく把握して伝えること
このようなことに注意して依頼しましょう。
他人に自宅の鍵を預けなければなりません。他人が自宅を出入りします。貴重品の管理にも注意しましょう。
ペットカメラを設置しておくと愛犬の様子やお世話していただく様子を確認できておすすめです。
設置してあることをペットシッターにも伝えておくとよいでしょう。
まとめ
愛犬を他人に預けるときの注意点を3つ解説しました。
- 排泄をどうするのか
- どこへ誰に預けるのか
- ペットシッターに預ける場合
いつどこで飼い主の身に何が起こるか誰にも分かりません。
災害の時、一時的でも離れて暮らさなければならないかもしれません。
愛犬を他人に預ける機会があるかもしれないことを想定し、日頃から備えておく必要があるのではないでしょうか。