要注意!犬が喜びすぎている時の『危険な行動』4選
犬は嬉しい出来事があると全身で喜びを表現してくれます。はしゃぐ様子はとても愛らしいですが、その行動が時に怪我やトラブルに繋がることもあります。今回は犬が喜びすぎている時の危険な行動について解説していきます。
1.嬉しさから突然飛びかかる行動
人懐っこい犬の中には来客があった時や道ゆく人の中に好ましい人を見つけた時、突然駆け寄ろうとしたり飛びついてしまったりする犬がいます。しかし、この行動はトラブルを生むリスクが高いので危険です。
世の中には犬が好きな人もいれば嫌いな人もいます。見ているのは好きだけれど、飛びかかられるのは怖い…と思う人も多いです。
嬉しさから飛びかかってしまった場合も、相手が驚いて後ろに転倒してしまうおそれがあります。特に高齢者や子どもが相手の場合、怪我に繋がる危険性があるので要注意です。
2.興奮して相手に噛み付いてしまう
犬は興奮状態に陥ると驚くような突拍子もない行動に出ることがあります。興奮によって我を忘れてしまい、喜びを感じている相手に対して噛み付いてしまうケースも珍しくありません。
犬としてはじゃれているつもりなのかもしれません。しかし突然飛びかかられ、なおかつ噛み付かれてしまった相手としては、強い恐怖を感じるでしょう。また、噛み付かれてしまった場合、怪我を負ってしまったりトラブルが発生するケースも多いです。
このように喜びすぎてしまうと、突拍子もないトラブルを生む行動を起こす恐れがあるため、飼い主はきちんと愛犬を落ち着かせるトレーニングをしておく必要があります。
3.フローリングの上を全力で走る
室内で嬉しいことが起こった時、その喜びを爆発させるように走り回る犬は多いです。「そんなにはしゃいで…」と可愛らしく感じる人もいるでしょうが、この行動は怪我に繋がるリスクがあります。
現在、日本の多くの住宅では床にフローリングが使われています。フローリングはツルツルとしていて滑りやすいため、犬が全力で走るとツルッと滑ってしまい、転倒する恐れがあります。
フローリングで全力ダッシュをして転倒してしまうと、倒れこんだ時に体を強打してしまい、思わぬ大怪我に繋がる恐れがあります。
また落ち着いて歩いていても、犬にとってフローリングは足腰に負担がかかりやすいので、犬が過ごすスペースにはマットを敷くなどの対策を施すと良いでしょう。
4.腕の中から地面へ飛び降りてしまう
来客があった時、あるいは散歩中に知人と会い話している時、立ったまま愛犬を腕の中に抱くという人は多くいるでしょう。しかし、この状態で犬が喜びすぎてしまい、興奮状態に陥った場合は非常に危険です。
興奮状態に陥った犬は、自分の行動の危険性を考える余裕はありません。そのため、たった飼い主の腕の中が高い位置であっても、突発的に腕からポーンと飛び抜け、地面に飛び降りようとすることがあります。
室内の場合は、着地した瞬間に足腰に衝撃が走り怪我や脱臼などに繋がる恐れがあります。また、屋外では足腰に負担がかかるだけでなく、そのまま道路へ飛び出し事故に繋がる危険性もあります。
犬を抱っこするときは愛犬の様子をしっかり把握し、興奮状態に陥る前に落ち着かせる必要があります。
犬が嬉しさで興奮状態に陥った時、どのように対処すべき?
犬は喜びすぎている時、多くが興奮状態に陥っています。興奮状態の犬に大声で「落ち着いて!」「ストップ!」などと声をかけても、余計に興奮を煽ってしまい逆効果です。
興奮状態に陥った犬を落ち着かせるためには、日頃からコマンドトレーニングを実施することが大切です。どんな状況でもコマンド指示に従えるようトレーニングしておくことで、興奮状態に陥っても落ち着きを取り戻すことができます。
毎日のようにトレーニングを行うことで、反射的にコマンドに従えるようになります。すると、興奮状態に陥った犬に対して、飼い主が落ち着いた声で「まて」「おすわり」と指示をしても、意外ときちんと聞き入れコマンドに従うようになります。
コマンドトレーニングは、日常にさりげなく取り入れることが可能です。「まて」「おすわり」などは至るシーンで使えるので、遊びの一環として取り入れてみてはいかがでしょう。
まとめ
いかがでしたか。犬が喜ぶ様子はとても可愛らしいですが、思わぬトラブルや事故に繋がる危険性があります。あまりに興奮している様子を見せている場合は、コマンドなどを駆使して一旦落ち着かせるようにしましょう。