犬が飼い主の前でトイレをしなくなった原因
1.落ち着かない
落ち着いてトイレをすることができなくなり、犬が飼い主の前でトイレをしなくなることがあります。
- トイレトレーを買い替えた
- トイレの場所を変えた
- トイレシートの香りが苦手
このようなことが原因になりやすいです。
使い慣れたトイレトレーを新しく買い替えた時、いつもと違うことに違和感があり、落ち着いてトイレができなくなってしまうことがあります。
汚れや臭いが気になる時、破損してしまった時など、同じ商品を買ってあげると解決できるでしょう。
トイレの場所を変えると嫌がることがあります。
窓の近くであると外からの音に刺激を受け、落ち着かなくなってしまいます。
ケージが広くなったからと、今まで外にあったトイレをケージの中に入れたことが原因になることもあります。
トイレシートは無香料がよいでしょう。香り付きもありますが、快適だと感じるのは飼い主だけです。犬は喜びません。
2.飼い主に叱られる
犬が飼い主の前でトイレをしなくなる原因は、トイレの失敗を飼い主に叱られたことです。
- トイレシートから排泄物がはみ出してしまった
- トイレ以外の場所で排泄をしてしまった
- トイレに行こうとしたけど間に合わなかった
このような時、叱ってはいけません。基本的にトイレの失敗を叱るのは間違いです。
はみ出してしまうのはトイレが愛犬の体のサイズに合っていないからかもしれません。
トイレ以外の場所で排泄してしまうのはストレスが原因かもしれません。
シニア犬や老犬になるとトイレの場所まで上手くたどり着けないことがあります。
犬はトイレの失敗を叱られた時、「失敗したから叱られたんだ」とは理解できません。
排泄したことを叱られたんだと勘違いしてしまいます。そうすると、飼い主の前でトイレができなくなってしまうんです。
3.飼い主がガッカリしていた
犬が飼い主の前でトイレをしなくなる原因は、トイレの失敗を見た飼い主がガッカリしていたからです。
叱らなければ良いというわけではないのです。
飼い主を喜ばせることが大好きな犬にとって、飼い主のガッカリした様子を目にするのは悲しいものです。
あなたも子供の頃に経験しませんでしたか?
叱られることはなかったけれど、大人がガッカリする姿を見ると寂しく感じたのではないでしょうか。犬だって同じなのです。
飼い主に隠れてトイレをするようになると困ること
膀胱炎になる
飼い主の前でトイレをすることができない犬は、いつまでも排泄を我慢しなければなりません。
おしっこを我慢しすぎると、膀胱内の細菌が過剰に繁殖し、膀胱炎を引き起こしてしまうことがあります。
そのまま放置しても治りません。悪化すると血尿が出たり痛みが伴ったりすることがあります。
トイレ以外の場所で排泄する
リビングにトイレが置いてある場合、リビングに飼い主がいる時は排泄することができません。
我慢の限界が訪れてしまった時、他の部屋に行って排泄してしまうことがあります。
マットやラグなどの敷物の上で排泄することが多いです。
解消するためのコツ
ひとりきりで排泄できるようにする
トイレの失敗を叱られたことが原因である場合、そう簡単に解消することはできません。
叱ってしまったことを悔いても遅いです。
「飼い主がいなければトイレで排泄することができる」という場合、トイレのタイミングに合わせて愛犬をひとりきりにしてあげましょう。
あまり飼い主が立ち入らない場所にトイレを置くのもよいと思います。
廊下に置く、洗面所に置く、玄関に置く、寝室に置くなどです。リビング・仕事部屋・キッチンなどの出入りが多い場所を避けましょう。
再トイレトレーニング
どうしても原因がわからない時は、トイレトレーニングを初めからやり直してみましょう。
子犬にトレーニングをする時のように優しくひとつずつ教えてあげてください。
褒めまくる!
飼い主の前でトイレをしないことが多いけれど、たまに飼い主の前でトイレをしてくれることがあるという場合、思いっきり褒めてあげてください。ご褒美のおやつをあげてもよいです。
飼い主の前でトイレをすると嬉しいことが起きるということを理解してもらうのがポイントです。
まとめ
犬が飼い主の前でトイレをしなくなった原因を3つ解説しました。
- 落ち着かない
- 飼い主に叱られる
- 飼い主がガッカリしていた
落ち着いてトイレをすることができる場所があるのであれば固定し、頻繁に変えないようにしましょう。
トイレの失敗を叱ったりガッカリしたりしないようにしましょう。