犬がテーブルや椅子の下に隠れる心理7選
犬は狭い場所を好みますが、テーブルや椅子の下に隠れるのはいったいなぜでしょうか?
ふと気づくとそこに居たり、駆け込むように潜り込んだり、その場所から出て来なくなってしまう犬などその様子はさまざまです。
愛犬にたびたび隠れる行動が見られる場合は「なぜなんだろう?」と気になりますよね。
その理由を知るためにはまず、犬がテーブルや椅子の下に隠れる心理を把握しましょう。その上で適切な接し方について考えてみてください。
1.怖くて隠れている
犬は不安や恐怖に駆られて身の危険を感じると、安心を感じられる狭くて暗い場所に隠れることがあります。
身近な隠れ場所としてテーブルと椅子は犬がとっさに隠れるには最適なのでしょう。
よくある例としては大きな音に驚いて隠れる行動です。
犬は大きな音が大の苦手なので、工事現場の音、花火の音、雷の音に驚きがちです。
怖くて隠れている時の犬は、顔を隠すようにしていたり、小刻みに震えていたりします。
怖くて隠れている時は、しばらく愛犬の様子を見て落ち着くのを待ちましょう。
音に敏感で怖がりな犬であれば、テレビの音で気を紛らわせたり、おやつやおもちゃで気をそらすのも効果的です。
犬が驚いてパニックを起こす場合もあるので、もし花火大会など事前にわかる場合は、前もってケージの中に誘導しておくといいですね。
2.落ち着いてくつろぎたい
ふと見るとテーブルや椅子の下にいる犬は、その場所が落ち着くので気に入っているのでしょう。
「そんな場所でくつろげるの?」と思うかもしれませんが、犬は狭くて暗い場所を好むので全く問題はありません。
飼い主さんの足の下で犬がよく寝るのは、甘えたい気持ちだったり、飼い主さんを守ろうとしている可能性があります。
落ち着いているのであれば、そっと見守っていきましょう。
3.かまって欲しくて拗ねている
テーブルや椅子の下から愛犬がチラチラ見つめる視線に気づいたことはありませんか?
隠れながら上目遣いでチラチラ見る犬の心理は、「かまってくれなくてつまんない」といった所でしょうか。
いかにも「ふてくされています」といった表情で隠れる犬もいますよね。
そんな時に犬を呼んでも無視したり、フンッとばかりに鼻を鳴らしてそっぽを向くこともあります。
ちょっと可愛らしい仕草ですが、犬が拗ねるのはストレスが溜まっているサインです。
遊びや散歩が足りていないと感じた時は、愛犬とたっぷりコミュニケーションをとってあげましょう。
4.悪いことをしたから逃げている
物を壊したり、勝手に何かを食べてしまったなど、飼い主さんから「コラ!」と怒られる悪いことをした犬もたびたび隠れる行動を見せます。
調子に乗ってやってしまい、「やばい!怒られる!」と我に返った犬が取るのは逃げるという行動です。
犬が必死にテーブルや椅子の下に隠れている姿はちょっぴり可愛いですよね。
さも「反省しています」とばかりにうなだれる犬もいますが、叱るのは「コラ!」とひと言で終わらせてあげましょう。
5.食べ物が落ちてくるのを待っている
食いしん坊な犬がよく見せるのが、飼い主さんや家族が何かを食べる時に待機する行動です。
テーブルや椅子の下から「スタンバイしています」とばかりにジーッと見つめられてしまうと、何とも食べにくいものですね。
人間が食べるのをジーッと見て、ポロッと食べ物が落ちてくるのを犬が待っているのはあまりよくない状況です。
人間の食べ物の味を覚えてしまったり、犬が食べると危険な食材をうっかり口にしてしまう可能性があります。
しつこくスタンバイする場合は、人間の食事中はケージの中で待機させるなどの対処をしましょう。
そして日頃から「待て」「伏せ」ができるようトレーニングを行い、食べ物につられて立ち上がることがないようしつけます。
「伏せ」の状態をキープできるようになれば、ドッグカフェに行ってもお行儀よく過ごすことができるようになります。
6.好奇心で入っている
何か怖がっている様子でもなければ、遊びのつもりでテーブルや椅子の下に入り込んでいるのでしょう。
好奇心旺盛な子犬の時期であれば、部屋中をウロウロして家具をおもちゃにすることがあります。
ソファの隙間など、入り込んでしまうと危険な場所がないかチェックも行ってくださいね。
7.体調が良くない
愛犬の元気がないのであれば、もしかすると体調が良くないのかもしれません。
お気に入りのテーブルや椅子の下に入って、落ち着こうとしている可能性もあります。
食欲不振や痛みに耐えている、下痢や嘔吐が見られるなど異変があればすぐに動物病院で診察を受けてもらいましょう。
まとめ
犬がテーブルや椅子の下に隠れる心理はさまざまです。犬によっては「ただのんびりしているだけ」の場合もあります。
注意したいのが、震えていたり、具合が悪そうな時ですね。
もし愛犬に異変を感じたなら早めに獣医師に相談をすると安心です。