犬と雪の日に散歩する時の絶対NG行為
1.凍った地面を歩く
雪が解けて凍った地面を歩くのは大変危険です。滑って転びそうになったことがあるのではないでしょうか。
犬も同じです。凍った地面を歩くと転倒しやすいです。
雪の上を歩く時、嬉しくてはしゃいでしまうことがあると思います。
ゆっくり歩くだけでも滑って転倒しやすいですし、犬が興奮してしまう時はお散歩を中止した方がよいでしょう。
2.長時間のお散歩
雪の日の長時間のお散歩は絶対にNGです。何分ならOKという目安を考えるのは難しいかもしれませんが、15分~30分くらいで十分なのではないでしょうか。
長時間のお散歩は犬の肉球に凍傷を負わせる危険があります。
基本的には自律神経の働きによって血流が増加し、肉球の冷え過ぎや凍傷を防ぐことができるとされています。
しかし、長時間冷たい雪の上を歩くとなると働きにも限界が訪れるのではないでしょうか。
犬は限界を知りません。お散歩が大好きな犬や雪で遊ぶことが大好きな犬は、いつまでもお散歩したがると思います。
短時間でも雪の日のお散歩の後は、肉球を温めてケアしてあげてください。
3.嫌がるのを無理にお散歩させる
雪や寒さを嫌がる犬を無理にお散歩させるのはやめましょう。運動は室内でも十分にできます。
排泄のためにお散歩に出なければならないのであれば、自宅の庭で済ませたり、排泄を済ませたらすぐに帰宅するなどで対応しましょう。
防寒服を着せてあげると意外と歩いてくれることがあります。
手足が冷えたり濡れたりすることを嫌がる犬には、靴を履かせてあげると、お散歩を楽しんでくれることがあります。
4.雪の上に投げる
高く積み上げられた雪の上に犬を投げるのは絶対にNGです。
そんなことをする人がいるのか!?と驚かれるかもしれませんが、SNSでよく見かけます。犬も飼い主も楽しんでいるように見えますが、かなり危険な行為です。
犬が自ら雪の中に飛び込むこともありますが、危険な行為なのでやめさせてください。
雪が深い場合、抜け出すことができなくなってしまう可能性があります。また、積み上げてある雪の下の状態がどうなっているのかわかりません。深い側溝が万が一隠れていたら、救助できるでしょうか?
ピョンッと雪の上を飛び跳ねる程度であればよいかもしれませんが、雪が高く積み上げられていると、地面や周りの安全状況を十分に確認することができないため危険が伴いやすいです。
5.雪の上を猛ダッシュ
雪の日のお散歩が嬉しくて、犬も飼い主も大はしゃぎで雪の上を猛ダッシュしてしまうことがあるかもしれません。
とくに犬と子供を遊ばせる時は注意してください。もちろん大人の飼い主も注意しましょう。
犬も人もお互いにケガを負ってしまいやすいです。滑って転倒することもありますし、雪に足を取られて転倒することもあります。
地面に顔や頭やお尻を強く打ち付けてしまうかもしれません。
6.雪を食べる
お散歩中、道路の雪を食べるのは絶対にNG行為です。犬が雪を食べたり舐めたりしないよう注意して見守りながらお散歩しましょう。
お腹が冷えすぎて下痢の原因になりかねません。また、それ以上に怖いのは道路の雪には融雪剤がふりまかれている可能性です。
雪を食べたり舐めたりしない場合でも、犬の手足の裏に融雪剤が付着し、手足を舐めた時に口に入れてしまう可能性があります。
融雪剤は塩化カルシウムという成分です。少量では問題ないかもしれませんが、犬が中毒症状を引き起こす可能性のある成分です。
雪の日のお散歩を安全に楽しむ方法
万全な防寒対策を!
暖かい室内から冷たい屋外に出た時、体には大きな負担がかかります。
犬も人も万全な防寒対策をしてお散歩に出ましょう。
犬の防寒服には、使い捨てカイロを入れるためのポケットがついているものがおすすめです。
レインコートを着せる
雪の日のお散歩は犬の被毛や体が濡れてしまうことがあります。
防寒服の上からレインコートを着せるのがおすすめです。濡れることや冷えることを防いでくれます。
防寒服の上からゆったりと着ることができるよう、少し大きいサイズだと犬が嫌がりにくいです。
まとめ
犬と雪の日に散歩する時の絶対NG行為を6つ解説しました。
- 凍った地面を歩く
- 長時間のお散歩
- 嫌がるのを無理にお散歩させる
- 雪の上に投げる
- 雪の上を猛ダッシュ
- 雪を食べる
雪の日のお散歩は犬も人もとにかく転倒にご注意ください。骨折をするなど大怪我に繋がりやすいです。