どんな気持ち？犬が『ぬいぐるみ』を見た時によくする反応5選
犬のおもちゃとして『ぬいぐるみ』は定番ですよね！犬にとってぬいぐるみは、犬の本能的欲求の足りない部分を補ってくれる役割を持つと言われています。今回は、犬がぬいぐるみを見た時によくする反応とそれぞれの心理について解説します。
1.ぬいぐるみに噛みつき振り回す
ぬいぐるみで遊ぶ時、最もよく見られる光景が噛み付いたりくわえて振り回したりする様子ではないでしょうか。優しくカミカミしていることもあれば、激しくブンブンと振り回していることもありますよね。
犬がぬいぐるみを噛んだり、振り回したりする行動には、犬としての本能的欲求を満たす意味合いが強いと考えられています。
ぬいぐるみを噛んだりくわえて振り回したりする行動は、犬が持つ狩猟本能を存分に満たしてくれる行動です。野生動物として暮らしていた頃や狩猟犬として活躍していた頃の名残が現れているのです。
2.ぬいぐるみをお気に入りの場所に隠す
ぬいぐるみをお気に入りの場所に隠している様子を見ると「大切にしているのかな？」と思われるかもしれません。しかし、これは大切な我が子を守るという意味合いより、捕食した獲物を隠すという意味合いに近い行動です。
犬は自分たちで狩りを行い、捕食した獲物を自分の縄張りに持ち帰り、他の動物たちに奪われないよう隠しておく習性があります。その本能的行動が今でも残っており、自分にとって安全と認識している場所にぬいぐるみを隠しているという考え方が濃厚です。
したがって、この行動を見せている時、犬にとってぬいぐるみは「捕食した自分だけの獲物」という認識である可能性が高いと思われます。
3.自分の横に持ってきて一緒に寝る
犬がぬいぐるみにとる可愛らしい行動の1つに、自分の横に持ってきて一緒に眠る様子があります。見ているだけでとても癒される光景ですよね。
この行動は、1匹で眠る時に少々寂しさや人肌恋しいと感じる時、母親や兄弟犬、あるいは飼い主の代わりとしてぬいぐるみを隣に置いていると考えられています。
他にもいつも使っているお気に入りのぬいぐるみを隣に置いておくことで、安心して眠れるという人間の子どもと同じような心理が働いているケースもあります。
4.ヴ〜ッと唸って威嚇する
ぬいぐるみをプレゼントしようと購入し愛犬にお披露目した瞬間、なぜか「ヴ〜ッ」と威嚇のような唸り声を上げられたという経験はありませんか。もしかすると「飼い主が新入りを連れてきた」と勘違いしたのかもしれません。
犬は飼い主に対する愛情がとても強い動物です。その反面、飼い主の愛情が他の存在へと向かった時、嫉妬してしまうことも珍しくありません。それは赤ちゃんや新たにやってきた子犬はもちろん、スマホやぬいぐるみにも向けられます。
したがって、自分と似たような姿形をしているぬいぐるみに対して「何者だ！」「飼い主をとるな！」といった嫉妬心、あるいは警戒心が働いていた可能性があります。しばらくすれば、匂いや動作のない状態から「問題ない」と判断できるようになるのですが…。
5.ぬいぐるみをくわえて持ち歩く
可愛らしくぬいぐるみをくわえて持ち歩く様子を見せてくれる犬も多いですよね。これは犬がそのぬいぐるみを気に入っているため、一緒に行動していると考えられます。
気に入ると言ってもその意味合いはその犬によってそれぞれ違います。兄弟のように大切にしているケースもあれば、自分が捕まえた獲物として横取りされないよう持ち歩いている犬もいます。
また、単純に自分の匂いが強く染み付いているため、何処へでも持ち歩き安心感を得ようとしている犬もいます。どの心理が働いているにせよ、その犬にとってぬいぐるみが大切な存在であることに変わりはありません。
まとめ
いかがでしたか。犬はぬいぐるみに対して様々な反応を見せてくれます。可愛らしいものからちょっぴり驚いてしまうような反応までありますが、そこには何らかの心理が働いています。
ぜひ愛犬がぬいぐるみにどのような反応を示しているか、今一度観察してみてくださいね！
