犬にあげる『オヤツ』は何がいいの?どのぐらいの量が適切?

犬にあげる『オヤツ』は何がいいの?どのぐらいの量が適切?

オヤツが大好きな犬はたくさんいると思います。ここでは種類豊富な犬のオヤツの中から、どのようなものを、どのくらいの量与えたらいいかを解説します。

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

1.年齢に適しているもの

子犬のコーギー

犬にあげるオヤツとして適していると考えられるものは、年齢やライフステージによって異なります。

特に注意しておきたいのが、急激な成長が見られる子犬期と身体機能に老化が見られる老犬期です。

子犬期は体の大きさが変わるだけでなく、歯や骨が太く丈夫になり、内臓器などの形成が進行します。

そうした体の成長に伴って、必要となる栄養素は異なるため、子犬期用のドッグフードを与えるなどして適切な栄養バランスを維持することが大切です。

それは食事だけに限らず、オヤツから摂取される栄養素に関しても同じことが言えます。

また、子犬の時期に接した様々なタンパク質が原因になってアレルギーを引き起こすことがあります。

これらのことを考慮すると、子犬期には栄養バランスが崩れないようにオヤツはあまり与えるべきではないとされています。

また、ドッグフードなどのご飯に比べてオヤツの方が嗜好性が高く、食べすぎてしまいお腹がいっぱいになってしまうことも。

オヤツの摂り過ぎで、適切な量の食事を取ることができなくなってしまうこともあるので注意が必要です。

食事の時間以外に何か与えたい場合は、食事の一部をオヤツとして与えるようにするといいでしょう。

また、老犬期には消化機能や嚥下機能が低下するため、硬いものや消化しにくいものは与えすぎないようにしましょう。

歯を痛めたり、喉に詰まらせたり、下痢をしたりする恐れがあるので、体に優しく消化しやすいものを与えることをおすすめします。

2.健康を害する恐れがないもの

犬のおやつ3種

犬のオヤツには、とてもカラフルなものや強いにおいがするものなどもたくさんあります。

それは、可愛らしくおいしそうに見せて飼い主さんの興味を引くようにしたり、犬の食いつきを良くしたりする効果があるとされています。

しかし、あまりにもカラフルなものや強いにおいがついているものの場合、合成着色料や合成香料といった人工的な添加物が使用されていることが多くあります。

全ての添加物が犬の体に害を及ぼすとは限りませんが、それらの成分のなかには皮膚疾患を引き起こしたり、発がん性物質を含んでいたりと危険視されているものもあることを覚えておきましょう。

そのほかにも、しっとり柔らかな食感のソフトタイプのオヤツには、保存料や保湿剤、酸化防止剤などの添加物が使われていることが多くあります。

これらは犬の体にとって悪影響を及ぼす恐れがあるとされているため、とくに注意が必要です。

愛犬のオヤツは、安心して与えることができる飼い主さんが手作りしたものや添加物が使用されていないもの、自然由来の添加物などを使用しているものを選ぶようにするといいでしょう。

3.あげるシーンに適しているもの

おやつをもらう柴犬

犬のオヤツには、クッキーやチーズ、ジャーキー、ガム、アイスなどさまざまな種類があります。

そして、使われている原料や大きさ、食感もそれぞれ異なります。

そのような多種多様のオヤツの中から何を与えればいいか、ということについては、オヤツを与えるシーンやタイミングも大きなポイントです。

特にしつけトレーニングの最中に与える場合は、一口でパクッと食べられる小さく飲み込みやすいものがおすすめです。

モグモグと噛む時間が長くなってしまうと、トレーニングのリズムを崩してしまいうまく進まなくなってしまうことがあるからです。

また、それとは反対に、留守番中にはガムやジャーキーのように、硬く大きなオヤツがおすすめです。

時間をかけて夢中になって食べることで、ひとりきりになった寂しさを紛らわすことができます。

また、噛むことでストレスを発散できるというメリットもあります。

このように、与えるべきオヤツはシーンやタイミングによって異なるということも、ぜひ意識しておくといいでしょう。

犬のおやつはどのくらいが適量?

体重計に乗る犬

犬に与えていいオヤツの量は、一般的に1日に必要とされるカロリーの10~20%程度だとされています。

ただし、犬の体質やライフスタイルになどによって異なるため、日頃から体重や体型のチェックをして調整するようにしてください。

基本的にオヤツのような嗜好品は、少量でもカロリーが高い傾向があるので与えすぎると肥満になる可能性があります。

また、オヤツを多く食べることで満足してしまい、食事をしっかりと食べなくなり栄養バランスが偏ってしまうこともあります。

犬が食べ物に対して感じる満足感は、「量より回数」だと言われています。

犬は一口ずつよく噛んで満腹感を得るという習性がないため、大きなオヤツを1回もらうよりも、小さいオヤツを何度ももらう方が喜びを感じるのです。

そのため、オヤツをたくさん与えて喜ぶ顔が見たいという飼い主さんには、1日の適量を小さく刻んでこまめに与えることをおすすめします。

まとめ

ガムを食べるビーグル

オヤツが大好きな犬は多く、オヤツを食べて喜んでいる姿を見て幸せな気持ちになる飼い主さんもたくさんいると思います。

しかし、オヤツは欲しがるだけ与えてしまうと、肥満や病気の原因になるのでしっかりと管理しなければなりません。

また、犬のオヤツの中には、犬の体に負担をかけてしまう恐れのある原料や添加物が使用されている可能性があることも知っておいてください。

大切な愛犬に与えるオヤツなので、購入時には内容をきちんとチェックして、安心して与えられるものだけを選ぶようにしましょう。

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