犬がお漏らしをしてしまう理由5選
1.水の飲みすぎ
まず考えられる原因は「水の飲みすぎ」です。
人間も水を大量に飲むとトイレが近くなりますよね。それと同じです。
しかし異常なほど大量に水を飲んでいる場合には、糖尿病などの疾患が原因になっている可能性もあります。
お漏らしだけでなく、水を飲む量もいきなり増えたと感じたら動物病院に連れて行ってください。
2.興奮状態
興奮状態からお漏らしをしてしまうこともあります。いわゆる「うれション」です。
飼い主さんが仕事から帰って来たときや、お客さんが自宅に来たときなどに興奮してお漏らしをしてしまいます。
興奮することで排尿をコントロールできない場合もありますが、飼い主さんへの甘えや服従の意味で漏らすこともあります。
3.去勢・避妊手術の影響
去勢や避妊手術の影響で、漏らしやすくなってしまうこともあります。
手術をすることでホルモンが減り、尿道を締める筋肉が弱るのです。
去勢や避妊手術の影響で漏らしやすくなる犬は、およそ20%ほどと言われています。
とくに手術から3年ほどで症状が現れることが多いです。
術後3年ほど経過してお漏らしがみられるようになった場合は、動物病院で診てもらいましょう。
4.ストレス
ストレスでお漏らしをしやすくなってしまうこともあります。
たとえば、日中のお留守番の時間が長かったり、引越しでいきなり新しい土地にいくことになるなど、環境のストレスが原因になりやすいです。
不安や恐怖を感じたストレスから、お漏らしをしやすくなっていると考えられます。
5.年齢
加齢によりお漏らしをするようになったという犬は多くいます。
高齢になったことで筋力が低下して、我慢が利かなくなったり、トイレに間に合わなかったりすることでトイレ以外の場所でお漏らしをしてしまうのです。
また、高齢になり認知症を患っている場合などは、脳の機能が低下したり、尿道括約筋がゆるくなるなど排尿をコントロールするのが難しくなります。
【原因別】犬がお漏らしをしてしまったときの対処法
動物病院に連れていく
愛犬が「突然お漏らしをするようになった」「水を大量に飲むようになった」といった普段と違う行動が現れたときには、まず動物病院に連れていきましょう。
お漏らしをするのには、前章で挙げたような理由が考えられますが危険な病気が潜んでいる可能性もあります。
はやめに動物病院に連れていくことで病気の早期発見にも繋がるでしょう。
理由がわからない時こそ、まずは獣医師に診てもらうようにしてください。
安心できるトイレ環境を整える
ストレスや加齢によるお漏らしの場合には、安心できるトイレ環境を整えることが大切です。
頻繁にトイレができるように、室内に設置するトイレの数を増やしたり常にトイレを清潔にするよう意識しましょう。
また、環境によるストレスの場合にはスキンシップを増やし安心感を与えてあげてください。
興奮させすぎない
興奮してお漏らしをしてしまう犬に対しては、興奮状態が収まってから接するようにしてください。
興奮してお漏らしをしてしまった犬に「嬉しいの?かわいいね」などとかまってしまったり、騒ぎ立ててしまうと、癖になってしまう可能性もあります。
愛犬が興奮してお漏らししたときは無視して、落ち着いてから相手をするようにしましょう。
まとめ
犬がお漏らしをしてしまう理由と対処法について解説しました。
犬がお漏らしをする理由はいくつか考えられますが、まずは動物病院に連れていくことで、早急に原因を特定するのがおすすめです。
また、普段からトイレトレーニングやスキンシップもしっかりと行っていきましょう。