犬の飼い主が無意識にしているNG行為6選
「かわいい愛犬のために」と飼い主さんがとる行動の中に、犬にとってNGな行為が隠れていることがよくあります。
感情的に怒ったり暴力を振るうような行為は当然NGですが、かわいがっているつもりでも愛犬が迷惑がっていることも実はあるんです。
最近では「ドッグハラスメント=ドグハラ」などと呼ばれていますが、愛犬が「やだな~」と思っている飼い主さんの行動は結構たくさんあったりします。
つい愛犬のかわいさから過剰な行動を取ってしまうことってありますよね。
しつけの範囲を超えて行き過ぎてしまうこともあるので、気をつけなければなりません。
ぜひ無意識にやってしまいがちなNG行為6選を見ながら、日ごろの愛犬との関わり方について見直チェックをしてみましょう!
1.しつこく愛犬をかまう
愛くるしい愛犬を目にするとギューッと抱きついたり、チュッ!とキスしたくなりますよね。
愛犬に夢中になってしまう飼い主さんの気持ちはよくわかりますが、実はこの行為こそ愛犬が「やめてくれー!」と迷惑に感じているんです。
まず、犬に抱きつく行為は「身動きができなくてツラい!」とストレスを与えてしまうので、嫌がっているのであればやめておきましょう。
そしてしつこく愛犬をかまい続けるのもおすすめできません。
あまりにも犬に執着してしまうと「分離不安」という精神的な病になってしまうことがあり、飼い主さんが視界から消えただけで不安感を持ってしまうようになります。
飼い主さん自身も、犬と離れることに強い不安感を感じてしまう可能性があるのでスキンシップはほどほどにしましょう。
2.「待て」を長い時間させている
ごはんやおやつの前に「待て」の指示をするかと思いますが、長時間犬を待たせるのはNGです。
真剣な顔で愛犬が待てをする姿はキュンとしてしまうものです。
しかし、「待て」から「よし」まで1分以上かけたりするのはちょっと長すぎます。
愛犬が座りながらアイコンタクトを送ってきたのを確認できたら、すぐに緊張から解放してあげてください。
「待て」以外のしつけもテンポ良く行っていきましょう!
3.おしりをゴシゴシ拭く
愛犬がトイレをした後、ついおしりや陰部をゴシゴシ拭いてしまいませんか?
デリケートケアはできるだけ優しくしないと皮膚がかぶれてしまいます。
汚れている箇所に、犬用ウェットティッシュを2~3秒押さえてそっと拭き取ってあげましょう。
汚れがついている場合のみ拭き取るようにして、必要以上にこすらないようにお世話をしてくださいね。
4.嫌がるお手入れを一気にやってしまう
爪切り、歯磨き、ブラッシングなど、犬が嫌がるお手入れをいっぺんに行うのはできるだけやめてあげましょう。
犬を押さえつける状況は、まさにドグハラそのものです。
つらい状況が長時間続くのは、犬にとっては当然大きなストレスになってしまいます。
犬のお手入れは、できるだけ小分けに短時間で済ますことがポイントです。
終わったらご褒美のおやつを与えて、少しづつ慣らすようにしましょう。
5.ほかの犬と無理やり交流させる
犬に社会性や社交性をつけたいと考えて、ほかの犬を見つけて「こんにちは!」と挨拶させる飼い主さんもたくさんいます。
この行為は悪いことではないのですが、犬の性格によっては「嫌だな~」とストレスを与えてしまっていることも。
犬にとって大切なのは飼い主さんなので、犬友達がいなくても心配する必要はありません。
犬同士で仲良くできなければ、ムリに接触させない方がいいですね。
ドッグランで愛犬がポツンとしていても、その子なりのペースがあるので見守ってあげてください。
6.決まった時間にご飯を与える
「ご飯の時間は◯時と◯時」と決めている飼い主さんも多いと思いますが、実はこれもNGだったりします。
食事時間を決めてしまうと、犬はその時間にご飯がもらえないと「早くしてよ~」と催促したくなるんです。
つまり、犬にご飯を与える時間は「なんとなくこの時間帯に」くらいな感じがちょうどいいですね。
ご飯と同じく散歩時間も一定にしない方がおすすめです。
急に誘われた方がサプライズ感があり、犬も「やったー!」といつもより喜びを感じてくれますよ。
まとめ
つい飼い主さんがやってしまいがちなNG行為をお伝えしましたが、いかがでしたか?
「心当たりがある!」と感じた方ばかりではないでしょうか。
良かれと思ってついやってしまう行為については、愛犬がどう感じているのかを考えてあげてみてください。
犬にとってちょうどいい加減のしつけやスキンシップを心がけて、ますます信頼関係を深めましょう!