「寒すぎる!」寒いと感じている時に犬が見せるサイン
12月に入ると一気に気温が下がり、外はもちろん、部屋の中にいても寒さを感じるようになります。ふわふわとした被毛を持つ犬たちですが、犬たちも例外ではありません。「寒すぎる!」と感じている時、犬たちはこのようなサインを見せています。
1.いつもより小さく丸まっている
犬は休む時、丸まって眠ることが多いですが、いつもよりギュッと体を縮めるように小さく丸まっていると感じることはありませんか。これは体温を外に逃さないようにしているのです。
寒さを感じている時、犬はまず体温調節するために小さく丸まります。こうすることで体温を外に逃さないようにするだけでなく、自分の体温を感じることで暖を取ろうとしていると考えられます。
「なんだかいつもより小さく丸まっているな」と感じる場合は、お部屋が寒いと感じている可能性が高いです。すぐに暖房の温度を上げたり、愛犬の周りに寒さ対策を講じましょう。
2.体がブルブルと震えている
わかりやすいサインとして、体をブルブルと震わせる様子が見られます。寒い冬の日に体をブルブルと震わせる愛犬の姿を見た飼い主さんは、多くが「寒いのかな?」と感じ取ることができるでしょう。
ただし、体がブルブルと震えている時は、寒さが原因でないこともあります。例えば、体調不良を感じている時や何か恐怖や不安を感じている時にも体をブルブルと震わせていることがあります。
まずは室内の温度を確認し、暖房器具などで部屋を暖めてみましょう。その後、なかなか体の震えが治らない場合は体調不良を疑い、かかりつけの動物病院に相談してみてください。
3.口元がガタガタと震えるように動いている
犬が寒いと感じている時、体全体ではなく口元だけガタガタと震えるような仕草を見せることがあります。背中を少し丸めるような体勢をとりながら、口元をガタガタと震わせている場合は、寒いを感じている可能性が高いです。
口を「くちゃくちゃ」いわせたり、「カッ、カッ」といいながら口元を気にしている場合は、何か物を食べていたり誤食してしまっている疑いがあるので、一度口の中を確認してあげてください。寒いときは「カカカカッ」と素早い動きで口元を震わせているので、この違いを正しく見分けましょう。
4.飼い主にくっつくように座る
寒さを感じている時、多くの犬は飼い主の体温を直接感じることで暖を取ろうとします。冬になると、飼い主にくっつくように寄り添って座る犬が増えるのは、寒さをしのぐためでもあるのです。
飼い主としても愛犬がぴったりと隣にやってきて座ると、犬の高い体温を感じとれるので「温かい」と感じる人が多いのではないでしょうか。
犬の場合、飼い主と体温を分かち合うことで暖を取る以外にも、飼い主の隣にいることで愛情や安心感を感じられるというメリットがあるのです。
犬を暖めてあげる最適な方法は?
室内にいる際、寒そうにしている犬を暖めてあげる方法として、最適な方法は暖房器具を活用する方法です。特に、エアコンの暖房機能は部屋全体を効率よく、また均等に暖めてくれるため、愛犬が過ごす室内を暖めるという意味では最もおすすめです。
ストーブや置き型ヒーターなども多く販売されていますが、商品によっては犬が近づきすぎてしまい、火傷を負ったり倒してしまったりといったトラブルを引き起こす恐れがあります。愛犬の安全面を考えると、暖房器具の中でもエアコンが最も安全に使用できるでしょう。
また、暖房器具以外にも犬用のブランケットを用意してあげたり、犬用湯たんぽなどの寒さ対策グッズを用意してあげるのも有効です。使い終わった段ボールも保温性が高いので、有効活用できますよ!
外に散歩へ行く時は、保温性のある洋服を着せたり、肉球を守るために保護クリームを塗ってあげたりすることで、少しでも寒さを和らげたり、体を保護することができます。
まとめ
いかがでしたか。犬の中でもシングルコート犬種や小型犬は寒さに弱い犬が多いです。犬が「寒すぎる」と感じている時に見せるサインを見逃さず、室内の温度調節はもちろん、外へ散歩に行く時にも防寒対策をしてから出かけるようにしましょう。