犬の散歩後に毎回足を洗ってあげる必要はないの?
皆さんは愛犬の散歩に行った後、愛犬の足を毎回洗っていますか。「地面を素足で歩いていたのだから、もちろん毎回シャワーで洗っているよ」という人も多いと思いますが、実は犬の足は毎回洗う必要はありません。
犬の皮膚は人間よりも弱くデリケートなので、毎回シャンプーなどを使って洗ってしまうと皮膚に負担がかかり、場合によっては痛めてしまう恐れがあるからです。
そのため基本的には散歩から帰ってきた後、犬の足を確認して汚れていないようであれば、軽くお手入れをするだけで良いとされています。
汚れてたら足をキレイに!散歩後に足をキレイにする方法5選
散歩後に毎回足をキレイにする必要がないとは言え、地面を素足で歩いていたわけですから、やっぱり家に入れる際に気になる人が多いですよね。ここでは犬の足を確認し、汚れている場合に足をキレイにする方法を5つ紹介します。
1.濡れたタオルで拭いた後に乾拭き
最も犬の足に負担がかからず、尚且つある程度キレイにしてあげられる方法が、濡れたタオルで足を拭いてあげる方法です。
濡れタオルで足を拭いてあげた後、乾いたタオルで濡れた部分を拭き、乾かしてあげることで皮膚を痛めずに足をキレイにしてあげることができます。
2.犬用ウェットシートを使って汚れを拭き取る
「濡れたタオルで拭く」方法と同じく、犬用ウェットシートを使って汚れを拭き取る方法もあります。最近ではシャンプータオルなども販売しているため、こちらを使って足を拭いているという人も多いでしょう。
人間用のウェットシートよりも皮膚に負担となる成分が少なく、しっかりと汚れを吸着してくれるため、地面を歩いた素足もキレイにすることができます。
3.ぬるめのシャワーのみで汚れを落とす
泥などが指の間などに挟まってしまっており、どうしても気になるという場合は、ぬるめのシャワーのみで汚れを落としてあげましょう。シャンプーを頻繁に使用してしまうと皮膚に負担がかかってしまうため、ぬるま湯のみで洗います。
この時、熱いお湯を使ってしまうと犬も嫌がりますし、皮膚に負担がかかるため、必ず肌と同じくらいの温度のぬるま湯で水洗いしてあげてください。
4.足洗いカップを使用して水洗いする
最近は犬の便利グッズに『足洗いカップ』という商品が販売されています。その名の通り、足を洗うためのカップ型の容器です。
カップの中に水やぬるま湯を入れておくことで、帰ってきたときにカップの中に足を入れるだけで中の柔らかいブラシで汚れを落とせる仕組みになっています。
周囲に水が飛び散ることもありませんし、愛犬の足を傷つける心配もありません。飼い主の負担も減って一石三鳥にもなる便利グッズです。
5.足裏は肉球クリームを塗ってあげる
こちらは「キレイにする方法」とは少々違いますが、帰ってきて足をキレイにした後に行いたいケアです。肉球クリームを足裏の肉球部分に塗ってあげることで、足を洗ったことによって乾燥しがちな肉球を守ることができます。
さらに、肉球クリームは散歩前に塗って出かけると、足裏が汚れにくくなる保護効果も少しばかり期待できます。今まで使っていなかったという方は、ぜひ肉球クリームを使ってみてください。
足の洗いすぎには要注意!皮膚を痛めてしまうことも
最後に、足をキレイにする際に気をつけたいNG行為について紹介します。愛犬の足をキレイにしてあげたいという思いによって、良かれと思ってとった行動が愛犬の足の皮膚や被毛を痛めてしまう恐れがあります。
- 毎回シャンプーを使って洗う
- 洗った後にしっかりドライヤーで乾かさない
- タオルやウェットシートでゴシゴシと強く拭く
- 人間用のウェットシートを使う
ここまでお話ししたように、毎回シャンプーを使って足を洗ってしまうと、足の皮膚に負担がかかってしまい、皮膚炎を引き起こしてしまう恐れがあります。
また、シャワーで足を洗った後に自然乾燥で済ませてしまうのも絶対にやめてください。しっかりドライヤーを使って乾かさなければ、雑菌が繁殖してしまうからです。
タオルやウェットシートで強く汚れを拭き取ろうとする行為もNGです。頑固な汚れは一度、ぬるま湯でふやかしてから取り除いてあげる方法がオススメです。
人間用ウェットシートを犬に使う人もいますが、人間用ウェットシートには様々な成分が含まれており、それらの成分が犬にとって負担となることがあります。必ず犬用ウェットシートや赤ちゃん用のおしりふきなどを使用しましょう。
まとめ
いかがでしたか。良かれと思って毎回シャンプーで洗っていたという方は、愛犬の皮膚に負担がかかっている可能性があります。ぜひ今回紹介したような方法を取り入れ、愛犬の足に負担をかけずにキレイに洗ってあげましょう。