1.大げさに褒める
当然のことですがわんこに人間の言葉は理解できません。そのためわんこを褒めるときに大切なのは褒め『言葉』の選び方ではなく、「褒めている」ということをいかにわかりやすく見せるかなのです。
わかりやすい褒め方の第一歩は、とにかく大げさに褒めること。たとえささいな成功だったとしても、「世界で一番良い子!!天才!!」というテンションで褒め称えましょう。
わんこは最初は戸惑うかもしれませんが、褒められているのだということを理解すると喜んで興奮した態度を見せてくれるはずです。飼い主さんの笑顔や喜んでいる姿はわんこの大好物!「次もまた成功して飼い主さんを喜ばせたい!」と一念発起してくれるはずです。
2.高い声で褒める
わんこは人間の声の高低から、人間の感情を読み取ろうとしています。そのうえで潜在的に高い声はポジティブ、低い声はネガティブに受け取る傾向があります。
わんこが比較的男性に苦手意識を持ちやすいのは、男性の声が低いためにネガティブに受け取ってしまい警戒心を抱いてしまうからと言われています。このロジックに当てはめると、当然「褒める」というポジティブな行為をするときには高い声が望ましいとおわかりいただけるのではないでしょうか。
そうすることでわんこは「ポジティブな高い声をかけられている=良いこと」と認識しやすくなります。地声が低い男性の場合には特に、意識的にトーンを高くして褒めてあげることで効果が格段に変わりますよ。
3.頭や体を撫でる
わんこを褒めるときには言葉だけでなく、頭や体を撫でてあげることもまたとても重要です。愛犬が良い子だったらとにかく撫で回してあげたい気持ちになりますよね。それが正解なのです。
わんこは飼い主さんに撫でてもらうことが大好きです。「撫でてもらえたということは褒められているんだ」と認識し「また撫でられたい」というモチベーションにつながります。
愛犬が苦手な部位には触れないようにしたり、制御不能なほど興奮させすぎないようにしたりという注意は必要ですが、愛犬が撫でられて嬉しそうにしているのなら心ゆくまで撫でてあげましょう。
4.おやつを与える
ここまでご紹介してきた通り、飼い主さんの態度や言葉で「褒めている」ことを伝えるのは大切です。大切ですが、態度や言葉だけではインパクトが薄いこともあります。そんなときに活躍するのがおやつです。
何だか現金な感じがしてしまいますが、おやつはプロのドッグトレーナーも「モチベーター」として活用しているほど、わんこのしつけやトレーニングにはなくてはならないものなのです。
おやつが嫌いなわんこはまずいません。言葉で褒められるのと同時におやつを貰ったという文字通り「おいしい」経験は、より強固な記憶としてわんこの脳に刻み込まれます。「けっきょくはおやつが目当てなのか」とがっかりせずにおやつを上手に使うのがポイントですよ。
まとめ
いかがでしたでしょうか?もしあなたが普段はクールでテンションが低めな性格だったとしたら、高い声で大げさに愛犬を褒めちぎるのには少し抵抗があるかもしれません。
ですが全てはかわいい愛犬のため。褒めるは一時の恥と腹をくくって、とにかく褒めてあげましょう。飼い主さんが褒め上手になれるかどうかでわんこのしつけの進捗は全く違うといっても過言ではありません。一度叱ったら10回褒めるくらいの気持ちで、褒めて褒めて褒めちぎりましょう!