スキンシップが不足しているときに犬が見せる仕草
飼い主さんとのスキンシップが不足している犬は、以下のような仕草や行動を見せる場合があります。
- 後ろを追いかけ続ける
- 引きこもる
- 手足をしつこく舐め続ける
- 目を合わせようとしない
- 怒ったりふてくされた表情を見せる
上記の仕草に当てはまるものがある犬の飼い主さんは、愛犬とのスキンシップが不足しているかもしれません。
次の章からは、スキンシップ不足で起こりうる危険なことと対策をご紹介していきます。
愛犬とのスキンシップ不足で起こりうる危険なこと3つ
1.自傷行為をする
愛犬とのスキンシップが不足すると、自傷行為をし始める危険性があります。
前章でお伝えした「手足をしつこく舐め続ける」といった行為はストレスからくるものです。
スキンシップ不足が続くと、執拗に舐め続けたり噛んでしまうこともあります。
その結果傷ができてしまい、炎症や出血につながってしまうこともあるので注意が必要です。
2.いたずらが激しくなる
スキンシップが足りないことにストレスを感じ、いたずらが激しくなる犬もいます。
クッションを噛みちぎったり飼い主さんの靴を隠したりするなんてこともあるでしょう。
また、急にトイレに失敗するようになることもあります。
どれもスキンシップ不足に対する不満が原因。飼い主さんに「かまって欲しい」という気持ちから表れる行動です。
反射的に叱ってしまうと、余計に問題行動が悪化する可能性もあります。
叱る前に「原因はなんだろう?」とまず一度考えてみるようにしてください。
3.病気になってしまう
スキンシップ不足によりストレスが溜まりすぎてしまうと、病気につながる場合もあります。
たとえば、前述の自傷行為により炎症が悪化すると皮膚病になってしまう可能性が高いです。
精神的なストレスが大きく、攻撃的になることもあれば逆に元気がない様子がみられることもあります。
食欲がなくなったり、夜に眠れなくなる睡眠障害になることも考えられます。
さらにストレスで免疫力が低下することにより、さまざまな病気に感染するリスクも高まってしまうのです。
愛犬とのスキンシップ不足を防ぐための対策
愛犬とのスキンシップが不足していると感じたときは、今よりも一緒に過ごす時間を増やすように意識してください。
忙しい方であれば、寝る前の5分だけでも構いません。愛犬だけに集中して向き合う時間を作りましょう。
また、一緒に過ごす間は優しく撫でながら声をかけてあげてくださいね。
飼い主さんが撫でながら話しかけてくれているというだけで、犬はかまってくれていると感じてくれます。
可能であれば、時間が取れるときは散歩時間を長くしてみたり、いつもと違うコースを回ってみるのも良いでしょう。
休みの日には、ドライブやドッグランに連れて行ってあげるのも気分転換になるのでおすすめです。
まとめ
愛犬とのスキンシップが不足してしまうと、あらゆる危険につながる可能性があります。
とくに働いている方などは、つい疲れているからと帰ってすぐに寝てしまうなんてこともあるでしょう。
しかし、犬と生きていくと決めた以上はきちんとお世話をする責任があります。愛情を持ってスキンシップを取るよう心がけてみてくださいね。