犬の葬儀について
まず、犬の火葬を含む葬儀には、いくつかの種類があります。
最も多い葬儀の形式が「個別立会葬」で、出棺からお骨拾いなどを行って遺骨を持ち帰ることができます。
「合同葬」の場合は、他の犬やペットと一緒に火葬されるため、遺骨は持ち帰ることができず共同墓地に埋葬されることになります。
また、どうしても火葬や葬儀に立ち会うことができない場合は「個別一任葬」を選択して、プロのスタッフにすべて任せることもできます。
さらに、最近では「訪問葬」として葬儀社のスタッフが専用の車で自宅や指定の場所に訪問し、その場で火葬するという方法もあります。
一般的な葬儀の流れ
家庭で用意した棺や葬儀社の棺に、愛犬の遺体を安置します。
棺の中に花やおもちゃを入れてあげたり、お線香をあげたりして最期のお別れまでの時間を過ごします。
出棺時は火葬炉やお別れ室まで立ち会って、火葬後はお骨拾いを行います。
中には、スタッフにより骨壺におさめられて戻って来る場合もあります。
骨壺はそのまま墓地に埋葬するか、自宅に持ち帰ります。
その後は四十九日の法要を行ったり、気持ちの整理ができてからお墓に収めたりしますが、人間の葬儀や法要に比べて自由度が高いため、飼い主さんの気持ちを大切にして納得のいく方法で執り行うことができます。
1.事前に葬儀社について調べておく
愛犬が亡くなった後は、ほとんどの飼い主さんが途方もない悲しみにくれることになるでしょう。
死を覚悟していたとしても、ショックと喪失感はどうしても襲って来るものだと思います。
そのため、いざ亡くなった時につらい状況の中で葬儀の方法を調べたり、葬儀社を探したりすることが大きな負担になってしまうことが考えられます。
また、正常な判断力がない状態で決断することで、あとになって後悔してしまうこともめずらしくないとされています。
大切な愛犬を納得のいく形で手厚く送り出すためには、事前に葬儀について調べておくことをおすすめします。
亡くなる前にそのようなことを調べると、愛犬がかわいそうだと感じる人もいるかもしれません。
しかし、愛犬にとっても飼い主さんにとっても非常に大切なことなので、気持ちに余裕がある時にこそ、考えておいて欲しいと思います。
2.必要なものを用意しておく
こちらも愛犬が亡くなる前にすべきことですが、お葬式に必要なものを用意しておくことも大切です。
愛犬と一緒に棺に納めてあげたいおもちゃやおやつ、愛犬の写真、数珠をはじめ、お花や骨壺などは葬儀社で用意してもらえるかなどもチェックしておくといいでしょう。
いざ必要になった時、慌てて購入したり探したりすることは大変ですし、愛犬と過ごす最期の時間が削られてしまいます。
大切な時間を無駄にしないために、事前に準備できることはしておくことをおすすめします。
3.葬儀後は死亡届を提出する
こちらはお葬式そのものに関することではありませんが、お葬式が済んだら自治体に愛犬の死亡届を提出する必要があります。
基本的に飼い犬は畜犬登録が行われているため、その登録を抹消するために「30日以内」に役所での手続きを行わなければならないのです。
死亡届とともに、鑑札や注射済票の返却が求められることもあるので、手続きに必要なものは自治体のホームページなどで確認しておきましょう。
まとめ
お葬式は大好きな愛犬のために、最後にしてあげることができる大切な儀式です。
また、飼い主さんの納得がいく方法で丁寧に送り出すことで、亡くなった後の気持ちの整理をつけやすくなるとも考えられています。
亡くなった直後は、ショックや悲しみで落ち込んでしまうため、できるだけ事前にお葬式や葬儀社について考える時間を作ることをおすすめします。
いざという時の準備をしておくことで、愛犬が亡くなった時、最期の時間を愛犬に寄り添ってゆっくりと過ごすことができますよ。
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