犬が飼い主から逃げ回っている時の心理
犬が飼い主から逃げ回る理由は過去の経験にあります。
「嫌だな…」「嬉しくないな…」と感じる経験を何度も繰り返すうちに「飼い主から嫌なことをされる」と学習してしまうことがあるためです。
「○○ちゃん!何でこんなことしたの!?」と叱ったことはありませんか?
このような叱り方をすると、名前を呼ばれるだけで不安や恐怖を感じ、逃げてしまいたくなることがあります。
愛犬が逃げ回る時の心理状況を知ると、飼い主としての誤った行動・態度・接し方・対応の仕方に気づくことができるかもしれません。
1.「機嫌が悪そうだ…」
機嫌が悪そうな感情を読み取った時、犬は飼い主から逃げ回ることがあります。
機嫌が悪そうな飼い主を構った時、八つ当たりをされたことがあるのでしょう。
イライラしている時は関わらない方がよいことを知っているのです。
2.「嫌なことをされるぞ!」
嫌なことをされると察した時、犬は飼い主から逃げ回ることがあります。
「爪切り」「シャンプー」「ブラッシング」「歯磨き」「耳掃除」「目薬をさす」などが主なのではないでしょうか。
犬は飼い主の行動を見て、これから何が起こるかを予測することができます。
爪切りが入っている引き出しを開けようとしただけで逃げ回ることがあります。
3.「放っておいてくれ…」
構われたくない時、放っておいてほしい時、犬は飼い主から逃げ回ることがあります。
犬が構ってほしいタイミングと飼い主が構ってあげたいタイミングって、なかなか合わないものです。
構ってあげたい時に愛犬から逃げ回られると、ちょっぴり傷心しますよね。
愛犬の気持ちを尊重してあげることができる飼い主であると、より信頼されますし、より愛されると思います。
「構ってほしい♡」と甘えてくれた時に思いっきり構ってあげましょう。
4.「追いかけてみて!」
追いかけてほしい時、犬は飼い主から逃げ回ることがあります。
飼い主をからかって遊んでいるのです。そーっと歩いて追いかけてみてください。犬には小さな足音も聞くことができます。
近づいて来たぞ!すぐそこに来たぞ!というタイミングで、ダダダッ!と走って逃げて行くことがあります。
一緒になって走って追いかけると、ずっと逃げ回り続けます。そういう遊びなのです。
5.「叱られちゃうかもしれない…」
叱られるかもしれない時、犬は飼い主から逃げ回ることがあります。
- スリッパを噛んでボロボロにしてしまった
- テーブルに置かれたカップを落として割ってしまった
- ソファーをホリホリして穴を開けてしまった
- おしっこがシートからはみ出てしまった
イタズラや失敗をしてしまった時、飼い主から叱られることに不安や恐怖を感じて逃げ回るのです。
愛犬に恐怖心を与えるほど厳しく叱っていませんか?
6.「抱っこされたくない!」
抱っこされることが苦手な犬は、飼い主から逃げ回ることがあります。
「○○ちゃん抱っこ~♡」という言葉を聞くと嫌な表情をすることもあります。
抱っこされそうになるとスッと体を避けたり、それでもしつこくされると逃げたりします。
抱っこが苦手なわけではないけれど、特定の人に対して抱っこを拒否したり逃げ回ったりすることもあります。
その人の抱っこの仕方が雑だったり、下手だったりするのでしょう。
抱っこされている時に落とされたという恐怖体験が、犬が逃げ回ってしまう原因になることもあります。
まとめ
犬が飼い主から逃げ回っている時の心理を6つ解説しました。
- 機嫌が悪そうだ…
- 嫌なことをされるぞ!
- 放っておいてくれ…
- 追いかけてみて!
- 叱られちゃうかもしれない…
- 抱っこされたくない!
犬が逃げ回る原因があるのであれば、ぜひ取り除いてあげましょう。
飼い主の行動や対応に原因があるのであれば、ぜひ改めましょう。
逃げ回る原因が分からない時はしばらく放っておいて様子を見ましょう。もしかしたら一時的なことかもしれません。