犬が初対面の人にする仕草・行動とその意味
1.目を合わせないようにする
犬が初対面の人と目を合わせないようにすることがあります。
- 緊張している
- こっちに来てほしくない
- 知らん顔をしよう
- 何か嫌なことをされないか不安
このような意味が隠されている仕草・行動である場合があります。
不安な気持ちを取り除いてあげることができる自信があるのであれば近づいても構いません。
緊張が解れるまでは近づいたり体に触れたりはしない方がよいでしょう。
2.目をジッと見つめてくる
犬が初対面の人の目をジッと見つめてくることがあります。
- 顔や表情を確認したい
- 飼い主が仲良さそうにしているけど…誰だっけ?
- 何を考えているのか読み取りたい
- 「こっちへ来るなよ?」と送っている
このような意味が隠されている仕草・行動である場合があります。
犬は視力が0.1~0.3くらい、良くても0.5くらいであるとされています。
近づかなければ顔や表情を確認できないけれど、あまり近づきたくなくてジッと見つめるのです。
相手が何を考えているか読み取ることで自分はどのように行動するべきかを判断する意味もありますし、こっちへ来てほしくなくて警告する意味でジッと見つめることもあります。
3.ゆっくり近づいてくる
犬が初対面の人に向かってゆっくり近づいてくることがあります。
- 近づきたいけど大丈夫かな?と不安に思っている
- 近づこうとする自分への相手の態度を確認している
- 飼い主から「ダメ」「いいよ」と声がかかるかもしれない
このような意味が隠されている仕草・行動である場合があります。
近づこうとする犬に手を伸ばしたり身動きをしたりすると、怖がらせて逃げられてしまうかもしれません。
しゃがんで低い体勢になり、笑顔で優しく声をかけながら呼んであげると嬉しそうに近寄って来ることもあります。
基本的には飼い主の指示に従うため、「いいよ」と言ってもらえるのを期待して待っているのかもしれません。
ダメと言われれば無理に近づくことはないでしょう。犬に近づきたい時は必ず飼い主の許可を得てください。
4.吠える
犬が初対面の人に向かって吠えることがあります。
- 警戒している
- 威嚇している
- 警告している
- 嬉しくて吠えている
このような意味が隠されている仕草・行動である場合があります。
警戒心の強い犬は、吠えて威嚇することで「こっちへ来るな!」と伝えています。「それ以上近づくと攻撃するぞ!」と警告するために吠えることもあります。
自分の身を守るために吠える犬もいますし、飼い主のことを守りたくて吠える犬もいます。
近づくと飛びかかったり咬みついたり攻撃することも考えられますので、無理に近づかないようにしましょう。
人が大好きで社交的な犬である場合、会えたことが嬉しくて吠えることがあります。
飼い主の対応や犬の表情が明るいかどうか、確認しましょう。
5.身動きせずジッとしている
犬が初対面の人を目の前にして「無」の状態になることがあります。
身動きすることなくジッとしていたり、どこか遠くの方を見つめていたり、しっぽを振ることもなく表情を変えることもありません。
仕草や行動が全くないように見えますが、実は友好的な最近であることがあります。
「愛想がない」「ツンデレ」などと言われることのある柴犬に多い性格によるものです。
実は、人が犬の頭を撫でやすいように向きを合わせたり、「撫でてもいいよ」を伝えたくて座って待っていたり、小さく仕草や行動をしていることがあります。
かなり分かりにくいですが見つけてあげられると仲良くなれるチャンスです。
まとめ
犬が初対面の人にする仕草・行動とその意味を5つ解説しました。
- 目を合わせないようにする
- 目をジッと見つめてくる
- ゆっくり近づいてくる
- 吠える
- 身動きせずジッとしている
犬は人とのコミュニケーションの仕方を飼い主からしっかり学んでいます。
言葉を話すことができない分、仕草や行動によく表れます。初対面でも意味や犬の気持ちが分かれば仲良くなれます。
飼い主から犬の好き嫌いや性格など情報を得つつ、仕草や行動の意味を読み取って接してみてください。