暖房器具に危険はつきもの!
冬の寒さに備え愛犬のための対策や準備はできていますか?また愛犬のためだけでなく、寒い季節に必ず必要になるのが『暖房』ですよね。
エアコンにストーブ、床暖やパネルヒーター、またこたつなど暖房器具も様々ありますが、皆さんのご自宅ではどのような暖房器具をご利用でしょうか。
犬にも寒さ対策は必要
犬は寒い地域が原産国の犬種は比較的寒さに強いと言われているものの、小型犬、短毛種、子犬や老犬は寒さに弱いため寒さ対策はしっかりとしたものが必要になります。
室内を暖房器具で暖めるのはもちろん、必要に応じてその他、暖かグッズを用意してあげるのも良いでしょう。
気をつけたいのは『暖房』には火傷や火災など危険がつきものだということ。犬の居る場所で『暖房』を使う時のNG行為をぜひチェックしてみてください。
犬の居る部屋で『暖房』を使う時のNG行為5つとは
1.換気をしない
せっかく暖めた室内に冷たい外気が入ってくることが億劫で頻度が減ってしまうのが冬場の換気だと思います。しかし暖房器具を使って室内を暖める以上、換気を怠っていはいけません。
まず石油ストーブに関しては、定期的な換気を行わないと一酸化炭素中毒のリスクが発症してしまうため、犬はもちろん飼い主さんも危険です。
石油ストーブの換気は1時間ごとに1回、もしくは2回が目安と言われています。利用されるストーブの説明書通りしっかり換気を行いましょう。
またオイルヒーターや遠赤外線ヒーターなど空気を汚さないタイプの暖房器具だとしても、換気は必要になります。窓を開けてしっかり換気を行わないと部屋の中に埃が溜まりやすく、どうしても空気が汚れてしまいます。
ハウスダストがアレルゲンになっている犬には危険な環境。1日に数回こまめな換気が理想ではありますが、最低でも1日に1回は行えるようにしましょう。
2.加湿をしない
暖房が必要な季節は寒さと共に乾燥も気になりますよね。特に暖房器具で室内を暖めると空気も乾燥しやすくなってしまいます。
乾燥した空気は犬の皮膚トラブル、呼吸器系のトラブルなど起こす原因となりかねません。加湿器を利用する、また濡れたタオルなどをお部屋に干してしっかりと加湿をしましょう。
3.長時間暖房にあたらせる
当然ですが犬は寒さを感じると暖を求めて暖かい場所へと移動すると思います。ストーブの前、ヒーターの前、ポカポカ暖かい床暖の上などでお昼寝してしまう事もありますよね。
安全性が高いと言われる触れても火傷をしないタイプのヒーター、また床暖などでも長時間触れ続けることで低温火傷を負ってしまうことがあります。
低温火傷は皮膚の奥深いところでゆっくりと進行するものなので、通常の火傷よりも治りが遅いと言われています。愛犬がヒーターのそばや床暖の上で寝ている時は定期的に移動させる、また暖房の電源を切るなどして低温火傷を防いであげましょう。
4.温風を直接愛犬に当てる
エアコンや石油ファンヒーターなど温風で室内を暖めるタイプの暖房器具を利用している場合、直接愛犬に温風が当たらないように気をつけてください。温風は直接当たり続けると皮膚の乾燥、痒みの原因になってしまいます。
特にお留守番時の暖房には安全性が高いエアコンをご利用のご家庭も多いと思いますが、愛犬が過ごすケージやサークルなどに直接温風が当たらないよう工夫しましょう。
5.留守番時に電源を切らない
雪が降り積もるほど寒い地域にお住いのご家庭では、この時期のお留守番には心配がつきものですよね。何かしら愛犬が「暖をとれるもの」は必要になると思いますが、少しでも火傷や火災のリスクがある暖房器具は必ず電源を切ってお留守番をしてもらいましょう。
安全性が高いのはエアコン。温風が直接当たらない場所、また乾燥対策をして使用しましょう。その他、ヒーターなどを利用する場合は転倒すると自動停止するものや、愛犬が直接触れることが出来ない場所に設置するなど安全性の高い商品を選んだうえで工夫して使用して下さい。
まとめ
我が家は雪が降る寒い地域に住んでいます。冬の暖房器具は遠赤外線のヒーターとマンション備え付けのストーブ。ストーブはボイラーでお湯を暖めて温風を出すタイプのため、室内で炎を燃やすタイプの暖房器具は使用していません。
犬を飼われているご家庭では安全性の高い暖房器具を選ぶことで飼い主さんの負担も減り、愛犬も安全に過ごすことが出来ると思います。暖かな暖房と共にフワフワのブランケットを用意したり、暖かい洋服を愛犬に着てもらいしっかり寒さを防いであげましょうね。