1.ジャック・ラッセル・テリア
とにかくパワフルでやんちゃな犬種として知られているのが、「ジャック・ラッセル・テリア」です。
ジャック・ラッセル・テリアはイギリス原産のテリア種で、キツネ狩りをする犬として働いていました。
そのため、体は小さいものの筋肉質で機敏に動くことができる上、体力があるので優秀な狩猟犬として活躍していた犬種です。
また、性格的にも好奇心旺盛で怖いもの知らずなタイプが多く、大型犬相手でも果敢に挑んでいくことも少なくありません。
体を動かすことが好きで、多くの運動量を必要とするので、ジャック・ラッセル・テリアは他の小型犬よりも散歩や遊びの時間を長く取る必要があります。
運動不足などからストレスが溜まって、家の中でいたずらをしたり暴れてしまったりすることがあるので注意しましょう。
ジャック・ラッセル・テリアは、大型犬並みの散歩や運動が必要になる場合もあると考えて飼育を検討することをおすすめします。
2.ビーグル
大きなたれ耳とくりっとした丸い瞳が印象的な「ビーグル」も、とても活発でやんちゃな犬種です。
元々ウサギ狩りを行っていた犬種で、よく響く声で吠えながらどこまでも追いかけていくスタイルが特徴です。
このようなことから、体力が非常に豊富で多くの運動を必要とすると考えられています。
また、天真爛漫な性格の犬が多く、人や犬とコミュニケーションを取ったり遊んだりすることを好む傾向があります。
そのため、運動量が少ないだけでなく、ひとりで過ごす時間が長すぎると寂しさからストレスを抱えてしまうことがあります。
ストレスや不安が原因で鳴いたり吠えたりすることも多く、声がよく響くことから周囲に迷惑をかけてしまうというトラブルも少なくないため注意が必要です。
3.フラットコーテッド・レトリバー
「フラットコーテッド・レトリバー」は、ゴールデン・レトリバーやラブラドール・レトリバーに比べて、日本ではあまり知られていないレトリバー種です。
知名度はやや低めですが、陽気で遊び好きの犬種として海外での高い人気を誇っています。
フラットコーテッド・レトリバーも他のレトリバー種と同様に、人が好きで賢く、さまざまなことに積極的に取り組む犬種です。
しかし、やんちゃ度が少し高く、お調子者の気質があるので集中力に欠ける一面もあります。
一緒にいる人と遊ぶことがとても好きで素直な性格なので、飼い主さんと過ごせることに大きな喜びを感じます。
元気いっぱいで遊びに付き合うのが大変なこともありますが、どんなことも一生懸命素直に取り組むので、しつけの吸収も早いとされています。
4.シベリアン・ハスキー
寒い地方でそりを引く仕事をしていたシベリアン・ハスキーは、その見た目から怖そうなイメージを持たれがちです。
しかし、実はとても遊び好きで友好的、人とのコミュニケーションに喜びを感じる気質を持っている犬種です。
そりを引くだけの体力がある上、遊ぶことが好きなので、特に若いうちはとてもアクティブでやんちゃな一面を見せることが少なくありません。
仕事をすることに喜びを感じる傾向があるので、散歩が少なかったり適切な遊びが与えられなかったりするとストレスを溜めてしまうことがあります。
そのため、シベリアン・ハスキーを飼育する場合には、思い切り走ったり遊んだりする機会を定期的につくるようにして、日々の散歩もたっぷりと行うことが大切です。
まとめ
元気いっぱいでやんちゃな犬種は、犬と遊ぶ楽しさを飼い主さんに教えてくれることでしょう。
全身を使って、うれしそうに走り回る姿からは、犬が持つ本能的な欲求が満たされることによる幸せがあふれ出ています。
ただし、同じ犬種であっても個体によって気質や性格は異なるので、それぞれの個性に合わせて遊び方や接し方を変えることが必要です。
ここでご紹介したことを参考にしつつ、活発な犬たちが満足する楽しい生活を送らせてあげてください。