気づかないうちに心が疲れている犬もいる
犬自身も気づかないうちに心が疲れていることもあります。
それは飼い主さんを喜ばせようと頑張りすぎてしまったり、我慢強く一人でストレスを溜め込んでしまうからです。
また、過去のトラウマから常に気を張って疲れてしまっている犬もいるでしょう。
大切な愛犬には少しでもリラックスして過ごして欲しいですよね。
次の章で心をゆっくりと休ませてあげる方法をご紹介していきますので、ぜひ試してみてください。
犬の心をゆっくりと休ませてあげる方法4選
1.優しく撫でる
優しく撫でるのは、犬の心を休ませてあげる方法として有効です。
普段から撫でているという飼い主さんも多いでしょう。犬は大好きな飼い主さんに撫でてもらうだけで癒され、リラックスできます。
犬を癒すときにはワシャワシャと激しく撫でるのではなく、ゆっくりと毛並みに沿って手を動かしましょう。
とくに、耳の後ろや首回り、背中やあごの下は撫でられると犬が喜ぶ部位と言われています。
2.マッサージ
撫でるだけではなく、マッサージするのもおすすめです。専門的なマッサージを長時間行う必要はありません。
10分程度でも構いませんので、愛犬の体を優しくほぐしてあげましょう。
強すぎると痛みを感じるので、指や手のひらで優しく揉んだりさすったりしてあげてください。
いきなり触ると犬もびっくりしてしまうので「マッサージ始めるよ」と声をかけてから触れましょう。
首や耳、お腹、背中周りは、犬がマッサージされて心地よい部位と言われています。
愛犬の様子をみながら気持ちよさそうにしている場合は、定期的に行ってあげましょう。
3.Tタッチ
Tタッチは犬のストレスケアに効果的と言われている方法です。
筋肉やツボに対して行うマッサージと違い、皮膚のすぐ下の層にアプローチするもの。
Tタッチにより脳に刺激を与え、細胞機能を活性化させることでストレスを軽減させるという仕組みです。
Tタッチはかなり優しい力加減で行うのがポイント!自分のまぶたに指を当て、眼球にまで触っている感触がしない程度が目安です。
Tタッチの方法は部位によっても違います。わんちゃんホンポの別の記事で具体的なやり方をまとめていますので、そちらを参考にしてみてください。
4.音楽
リラックスできる音楽を聞かせてあげるのもおすすめです。
イギリスのスコットランド動物福祉団体とグラスゴー大学が共同で、音楽が犬に与える影響を研究しました。
その結果、とくに「レゲエ」と「ソフトロック」を流したときにリラックスした姿を見せたとされています。
さらに、クラシックを聞かせると落ち着いた様子を見せたという別の実験結果もあります。
しかし、人間と同じように犬によって好みはさまざまだったとも説明されています。
愛犬の好みの音楽を知るためにも、まずは複数のジャンルを聞かせてみるのも良いでしょう。
ただし、ヘビーメタルなど激しい曲調の音楽はストレスレベルが高くなることがわかっているので避けた方が無難です。
犬は人間よりも聴覚が優れた生きものですので、音楽を聞かせるときにはボリュームに注意してくださいね。
まとめ
犬の心をゆっくりと休ませてあげる方法をご紹介しました。
犬は我慢強く頑張りすぎてしまうことも多いです。飼い主さんだけでなく犬自身も気づかないうちに心に疲れが溜まっていることもあるでしょう。
今回ご紹介した方法を参考に、愛犬の疲れた心をほぐしてあげてくださいね。