犬にとって飼い主はどういう存在なのか
1.群れの仲間
犬は飼い主を群れの仲間の一員だと思っていることがあります。
それぞれに役割があり、お互いが助け合うことで成り立っている関係です。
- ごはんを食べさせる
- お散歩に連れて行く
- 遊び相手になる
- ブラッシングをする
- 病院に連れて行く(健康管理をする)
日々の付き合い方を考えると、飼い主として愛犬に与えることの方が多いと感じているかもしれません。
しかし、飼い主だって愛犬から多くのことを与えられているはずです。
そのことを実感し、感謝することができていれば、良い関係性を築けているのではないでしょうか。
2.絶大な信頼を置くリーダー
犬は飼い主を絶大な信頼を置くリーダーだと思っていることがあります。
- どんな状況でも共に過ごせること
- 身を任せられること(命を預ける)
- 安心感があること
- 強さを持つこと(肉体的精神的)
- 適格な判断と指示を出してくれること
色々と条件はありますが、「この人なら何を任せても大丈夫」と思える相手をリーダーとするのではないでしょうか。
飼い主なら誰だって愛犬から信頼されたいですよね。
3.パパやママ
犬は飼い主をパパやママだと思っていることがあります。
基本的に父犬は育児をせず、母犬がほとんどの育児をします。
そのため、飼い主が男性であろうと女性であろうと、母犬のような存在なのではないでしょうか。
パパやママとして愛されたいのであれば、「叱ること」「褒めること」「自立心を持たせること」をする必要があると思います。
間違った行為は叱らなければなりませんし、正しい行為は褒めてあげることで愛犬の良さを伸ばしてあげることができます。
イタズラやストレスなくお留守番してもらうためには自立心も養わなければなりません。
飼い主が側にいなければ鳴く・吠える・物を破壊するなど、分離不安症にさせてしまってはなりません。
4.兄弟姉妹
犬は飼い主を兄弟姉妹だと思っていることがあります。
- 父
- 母
- 姉(先住犬の飼い主)
- 弟(後輩犬の飼い主)
- 愛犬(先住犬)
- 愛犬(後輩犬)
私が幼い頃、このような家族構成でした。姉弟と愛犬たちは本当の兄弟姉妹のように育ちました。
人が考えがちなのは「姉・弟・先住犬・後輩犬」の順番ですが、実際には「姉・先住犬・後輩犬・弟」という序列で関係性が築かれました。
犬への態度や接し方によって、犬からどのような存在だと思われるのかが決まるようです。
弟は犬に甘噛みされるだけで大袈裟に泣いたり、犬におもちゃを奪われるだけで拗ねたりしていたため、「こいつは群れの中でも下の立場だな」なんて思われていたのかもしれません。
5.同居人
犬は飼い主を同居人だと思っていることがあります。柴犬などの自立心や独立心の高い犬種に多いのではないでしょうか。
群れの仲間として協力的でもなく、群れのリーダーとして確実に指示に従うわけでもありません。
パパやママとして甘えるわけでもなく、兄弟姉妹として遊び相手になるわけでもありません。
同じ家で暮らしつつ、相手(飼い主)に干渉し過ぎることもなく、自分自身の時間や過ごし方を大事にする犬がいます。
ツンデレと言われることもありますよね。犬とベタベタ甘えた関係性を築きたい飼い主にとってはちょっぴり寂しく感じられてしまうかもしれません。
まとめ
犬にとって飼い主はどういう存在なのかを5つ解説しました。
- 群れの仲間
- 絶大な信頼を置くリーダー
- パパやママ
- 兄弟姉妹
- 同居人
これまで4頭の犬と暮らしてきた私が飼い主として実感した愛犬との関係性をもとに解説しました。
実際に犬から聞いた話ではないため飼い主の憶測ですが、みなさんにも思い当たる要素があるのではないでしょうか。