本当にあってる?犬にとって絶対NGな『ダイエット法』3選
愛犬が少し太り気味かも…と思った時、ダイエットをさせようと考える飼い主さんは多いでしょう。しかし、誤ったダイエット法は愛犬を余計に苦しめることになります。以下のようなNGなダイエット法を強要していませんか。
1.早期に体重を大幅に減量させようとする
「愛犬に早く健康的な体型に戻って欲しい」という思いはよくわかります。しかし、人間のダイエットと同様に、犬のダイエットも早期に結果を出そうと焦ってはいけません。
特に、犬は元々の体重が人間よりも軽いため、人間にとって0.5kgの減量が大したことのない減量だと感じていても、犬にとっては大幅に減量していることになります。
突然体重を大幅に減少させる行為は、犬に大きな負担を強いることになります。ストレスが溜まるだけでなく、急激な体の変化についていけず、健康面に悪影響を及ぼす恐れもあるため、早期に体重を大幅に減量させる行為は控えてください。
2.運動量を必要以上に増やす
「ダイエットといえば運動」と考える人も多いでしょう。実際、犬のダイエットを行う際も獣医師から適度な運動を取り入れてくださいとアドバイスされることはよくあります。
しかし、その犬の現在の健康状態や理想体重や現在の体重など、様々な要素を考慮した上で現在必要であり、尚且つ無理のない運動量を判断する必要があります。
無理に必要以上の、そして負担を強いるほどの運動を強要してしまうと、足腰に負担をかけてしまい、体調不良や怪我に繋がる恐れがあります。体全体に負担をかけてしまい、体の強度を弱めてしまうこともあるため無理な運動は禁物です。
3.無理な食事制限
無理な運動だけでなく、無理な食事制限も禁物です。もちろん、食べ過ぎている犬に関しては、適切な量の食事量を与えることが望ましいですが、だからと言って極端に摂取する量を減らすのはやめてください。
無理な食事制限を強いてしまうと、体の大きさに対して必要な栄養素を補給することができなくなるだけでなく、ストレスから無駄吠えや噛み癖、破壊行為などの問題行動に出ることもあります。
また、あまりに極端な食事制限を行うと、ごはんを与える際にお腹が空き過ぎてしまい、早食いの元となり危険です。運動や食事制限に関しては、獣医師の指示を仰ぐようにしましょう。
犬のダイエットは動物病院に相談を!飼い主が意識するべきポイントは?
犬の本格的なダイエットは飼い主の独断で行うのではなく、まずはかかりつけの動物病院で相談し、現在の愛犬の状態を確認した上で、獣医師にダイエット法をアドバイスしてもらう方法が適切です。
動物病院は健康診断として体重測定だけでも行ってもらうことができます。「なんだか太ってきたかも」と感じた時は、まずは体重測定を行い、その結果を踏まえた上で相談してみましょう。
病院によっては、その犬に適したダイエットフードを処方してくれる病院も多いです。また、相談する際は現在の運動量や食事量、フードの種類について獣医師に伝えるようにしてください。
今すぐできる!ダイエットのために無理なくできる改善ポイントは?
「すごく太ったわけではないけれど、なんとなくぽっちゃり感が出てきている気がする」という曖昧なグレーゾーンにいる犬も多いです。そんな時は、以下の改善ポイントを見直してみましょう。
- フードの量を正しい量に見直す
- おやつの量を見直す
- おやつを低カロリーなものへ変更する
- 人間の食べ物を与えるのをやめる
まず与えているフードについて見直します。ドッグフードは基本的にパッケージにその犬に適した1日のごはん量目安が記載されています。いつもなんとなく目分量で与えているという方は、ぜひこの機会に与える量を計ってみましょう。
また、おやつの質やおやつの量、与えるタイミングなどを見直すことも重要です。ドッグフード量は同じなのにおやつの量が増えているという場合は、おやつを減らしたり、その分ドッグフードを減らしてみたりと1日の摂取量を調節します。
そして、絶対に改善してほしいポイントが、人間の食べ物の取り扱いです。人間が食べている食べ物を欲しがる犬は多いです。しかし、与えてしまうと肥満の大きな原因となるため、心当たりのある方はこの部分から徹底的に見直していきましょう。
まとめ
いかがでしたか。犬のダイエットは自己流で行ってしまうと余計な負担をかけて苦しめてしまう恐れがあります。愛犬のダイエットを考えている方は、まずかかりつけの動物病院に相談してみましょう。