『冬』は犬も体調を崩しやすい季節
暑かった夏が過ぎ秋も終盤をむかえ、これから冬本番。寒い冬を愛犬とどう過ごしますか?冬の気温や気候を愛犬と共に快適に過ごすためには、夏や秋とはちょっと違う気配りが必要になるかと思います。
犬も犬種によってはとても寒がりですし、皮膚が薄いため乾燥による皮膚トラブル、また呼吸器系の病気を発症しやすい時期でもあります。なかには夏の疲れがどっと出て体調を崩してしまう犬もいるようです。
私たち人間でもなにかと体調を崩しやすいこの季節。愛犬が体調を崩してしまうと通院も大変、また原因を探るのも大変になってしまいます。愛犬と飼い主さん共々、寒さ厳しい冬を穏やかに快適に過ごすためのポイントをご紹介していきます。
愛犬と『冬』を快適に過ごすためのポイント4つ
1.温度・湿度の管理をしっかりと
寒い冬を愛犬と快適に過ごすには当然ではありますが室内の温度、また湿度の管理が大切です。一見寒さに強いと思われがちな犬ですが、犬種によってはとても寒さに弱く、その寒さにより体調を崩してしまう事もあります。
犬が寒さを感じている時の行動はお散歩に行きたがらない、水を飲む量が減った、小さく丸くなりずっと寝ているなど。時おり耳や肉球に優しく触れて体が冷えていないか、寒がっていないかチェックしてあげましょう。
また、乾燥した空気も犬の健康に良くありません。特に日頃から皮膚トラブルが多い、呼吸器系の疾患がある犬は注意してあげましょう。
加湿器を使用するのはもちろんですが、暖房器具で温めたお部屋の空気は非常に乾燥しやすいもの。こまめに湿度のチェックをし加湿器だけで足りないようであれば、濡れたタオルなどをお部屋に干して湿度を保てるように工夫してみてください。
2.悪天候の日は無理にお散歩をしない
冬と言っても地域によってはほとんど雪が降らない地域もあるかと思いますが、雪が降る地域の方は悪天候の日は無理にお散歩に行くのは控えたほうがいいと思います。横殴りで強く雪が降っているほど吹雪いていると視界すら悪くなる恐れがあります。
飼い主さんがしっかり周囲を確認することが出来ない状況であれば、愛犬と安全にお散歩をすることは難しいですよね。その分、室内でコミュニケーションを取る時間を増やし、遊び方も充実させてあげましょう。
3.皮膚のケアを怠らない
冷たい空気に乾燥が激しい冬。室内は暖房器具によりさらに乾燥が気になるますよね。また冷たい道路に接触することで肉球のトラブルが多くなる季節でもあります。
犬の皮膚は人間よりも薄く非常にデリケート。冬は愛犬に保湿を意識したボディケアをしてあげましょう。皮膚に優しいシャンプーを選ぶ、保湿ケア用品を使用する、また鼻や肉球が乾燥している時は保湿用のクリームを使用するのもおすすめです。
寒さや悪天候で愛犬と一緒にご自宅で過ごせる時間も増える季節だと思います。日頃からコミュニケーションタイムに皮膚のチェックもしてあげましょう。
4.室内での遊びを充実させる
寒さも厳しく雪が激しく降る日にはお散歩に行けないことも多いはず。なにかとお家の中で愛犬と過ごす時間が増える冬には室内での遊びを充実させましょう。
特に運動不足を防ぐため体を動かす遊びがおすすめ。体を動かす遊び方は「持って来い遊び」や「引っ張りっこ遊び」など。
「持って来い遊び」はある程度のスペースがある室内で、愛犬のお気に入りのオモチャなどを使用して遊びましょう。飼い主さんが物を投げて愛犬に取ってきてもらう遊びなのでしっかり体を動かすことが出来ます。
「引っ張りっこ遊び」はロープ状のオモチャで遊ぶのがおすすめ。飼い主さんと一緒にオモチャを引っ張り合うこの遊び方はスキンシップにもなりますし、愛犬が口に咥えているオモチャを離すためのしつけも一緒に出来ます。
「引っ張りっこ遊び」を終えるタイミングでオヤツやフードを与え、咥えているオモチャを口から離してもらいましょう。
この時「離せ」のコマンドを一緒に教えてあげるとよいでしょう。何度も繰り返すことで「離せ」の練習になりますし、しっかり学ぶことが出来たらコマンドだけで離してくれるようになるはずです。
まとめ
冷たい雪に厳しい寒さ。なにかと億劫に感じてしまう冬ですが、暖房の効いたポカポカと暖かいお部屋で愛犬とペッタリくっついてのんびり過ごせるのも冬ならではの癒しかと思います。
室内には愛犬と一緒にいつでも暖をとれるようにブランケットや毛布など用意しておくと良いですね。お散歩の時は寒がりの犬種にはお洋服を着てもらい、防寒対策も忘れずに冬のお散歩を楽しみましょう。