世界の超大型犬種
みなさんは超大型犬と暮らしたことがあるでしょうか。
小型犬の人気が高い日本では、出会うことさえも難しい超大型犬種がいます。
体の大きさや見た目の迫力とは違い、穏やかで優しく人懐こい性格の犬が多いように感じます。
今回こちらでご紹介することで、みなさんにも超大型犬の魅力を知って、もっと身近な存在に感じてもらいたいです!
1. レオンベルガー
- オスの平均体重:48kg~75kg
- メスの平均体重:41kg~59kg
ドイツ原産の超大型犬です。
力強く美しく整った筋肉が魅力ですが、家庭犬や番犬として活躍してきました。
家族への愛情が深く、とくに幼い子供への愛情表現が豊かです。他人に対しても愛想がよく、自信に満ち溢れ、落ち着きのある性格です。
あまり恐れを知らない性格でもあるため、何にでも興味を持ってしまいやすい一面もあります。
学習能力と記憶力に優れているため、しつけやすく楽しんでトレーニングすることができます。
落ち着いた性格とは反対に、飼い主とじゃれ合って遊ぶことも好みます。
2.チベタン・マスティフ
チベタン・マスティフ
- 平均体重:65kg~85kg
チベット(中国)原産の超大型犬です。
どっしりとした見た目と丈夫な骨が魅力ですが、護衛犬や番犬として活躍してきました。
ヒマラヤの遊牧民やチベットの僧院では護衛犬として今も活躍しています。
中国の富裕層の間では数億円で取引されることもありますが、日本国内での輸入や飼育は難しいとされています。
安全に飼育できる環境を用意することができない、受け入れてくれるトリミングサロンや動物病院がない、生活費や医療費が高額であるなどが主な理由のようです。
飼い主に対しては友好的で従順な性格ですが、他人に対してはよそよそしく警戒心が強いです。
被毛は短いタイプと長いタイプがあり、長いタイプの犬はライオンのような見た目から「犬獅子頭型:」と呼ばれることがあります。
3. ニューファンドランド
- オスの平均体重:68kg
- メスの平均体重:54kg
カナダ原産の超大型犬です。
がっしりとした体格と丈夫な筋肉が魅力ですが、水難救助健や重い荷物を運ぶソリ犬として活躍してきました。
海の災害や厳しい天候にも耐えることができる体を持つとされています。
伝統的な毛色はブラックで、黒い熊と呼ばれることがあります。
家族に対しても他人に対しても穏やかに優しく接することができる性格で、楽しそうに遊ぶ姿が可愛いと言われています。
4.土佐犬
- 平均体重:90kg
日本の超大型犬と言えば土佐犬です。
闘犬として活躍してきた犬ですが、現在では番犬や家庭犬として愛されています。
土佐で、四国犬と洋犬種を混血して作り出され、地名から土佐犬と名付けられました。
咬傷などによる死亡事件が起こるなど危険な犬として知られていますが、全ては飼い主による飼い方やしつけに問題があり、犬自身に問題は一切ありません。
基本的には落ち着きのある大人しく優しい性格です。
勇気のある性格や警戒心の強さから家族以外の人や犬に対して攻撃的な一面があるため、適切なしつけが必須です。
5. セント・バーナード
- 平均体重:90kg
スイス原産の超大型犬です。
とにかく人懐っこい性格が魅力で、家庭犬や護衛犬として活躍してきました。
穏やかで優しい性格の犬もいれば、社交的でやんちゃな性格の犬もいます。
のんびりとして見られることがありますが、警戒心のある注意深い性格でもあります。
あまり表情を変えない犬であるため、「嬉しい」「楽しい」「不安」「緊張」「威嚇」などの違いを把握することが難しいと言われることがあります。
まとめ
世界の超大型犬種を5つ解説しました。
- レオンベルガー
- チベタンマスティフ
- ニューファンドランド
- 土佐犬
- セントバーナード
この5つの超大型犬の中で、実際に暮らしたことがある犬、直接見たことがある犬、直接触れ合ったことがある犬はいますか?
お目にかかる機会の少ない犬ばかりですよね。もし国内で偶然にでも遭遇できれば、かなり貴重な機会だと思いますよ。