犬は嫉妬深い!?嫉妬させることで考えられるデメリット
犬は仲間でもあり信頼している飼い主に対して深い愛情を持っています。また、動物の中でも特に感情豊かな動物であるため、飼い主の行動に対して嫉妬心を覚えることも少なくありません。
犬は「飼い主を取られた」と思ったり、自分よりも優先順位が下であると思っていた相手が優位に立った時に、嫉妬心を感じることが多いと言われています。嫉妬させてしまうと、以下のようなデメリットが考えられます。
- ストレスが溜まってしまう
- ストレスによって問題行動を起こす可能性
- 今までできていたことができなくなる
- 飼い主に対して「諦め」を覚えてしまう
嫉妬することでストレスが溜まることはもちろん、ちょっとした変化にも敏感な犬は、ストレスによって問題行動を起こすことが増えます。
破壊行為やトイレの失敗、無駄吠え、攻撃的な行動などが増えてきたときは、嫉妬や不安によってストレスが溜まっているのかもしれません。
この段階でも放置されてしまうと、犬は飼い主に対して「もう僕のことは嫌いなのかもしれない」「もういいや」と諦めに似た感情を覚えてしまいます。築いてきた信頼関係が崩れてしまうため、犬を嫉妬させる行動には注意しなければいけません。
犬を『嫉妬』させてしまう飼い主の行動4つ
では、犬を嫉妬させてしまう飼い主の行動には、どのような行動が当てはまるのでしょうか。よく犬が嫉妬心を見せる行動を4つご紹介します。
1.他の犬の匂いをつけて帰ってくる
散歩途中に他の犬と触れ合ったり、猫カフェなどで多くの猫と触れ合ったりして帰ってきた場合、嗅覚が優れている犬は他の犬や猫の匂いにいち早く反応します。
「あれ?飼い主さんから嗅いだことのない他の犬(猫)の匂いがする」と感じ取ってしまうと、飼い主が他の犬や猫に取られてしまうのではと不安になり、嫉妬してしまうことがあります。
他の犬や猫と触れ合ってはいけないとは言いません。しかし、たくさん触れ合い匂いが染み付いていると思った時は、帰宅後に愛犬とのスキンシップをたくさんとるようにしましょう。
2.スマホやテレビにばかり視線を向ける
最近はテレビだけでなくスマホやタブレットなど、様々なエンターテイメントを楽しめるようになりました。そのためスマホに夢中になり、愛犬との時間が減っていませんか。
犬が嫉妬心を感じるのは人間や動物相手だけではありません。時にはスマホや雑誌など『物』に対しても嫉妬心を感じることがあります。
スマホや雑誌との間に割り込んでみたり、テレビの前に居座ってみたりと様々な方法で「僕をみて」とアプローチしてきているはずです。そんな時はスマホやテレビを観るのを止め、愛犬との時間を過ごしましょう。
3.犬の前で恋人や友人と仲良くする
愛犬の前で恋人や友人と仲良くしている様子を見せる行為も、犬を嫉妬させることがあります。
特に恋人同士で過ごしている時、犬から見て同性の恋人相手(オス犬が彼氏に対して、メス犬が彼女に対してなど)に嫉妬心を覚えることが多いようです。
あまりにも仲よさそうな姿を目の前で見せられることで、「僕の飼い主さんがこの人に取られてしまうのでは?」「僕のことも見て!」と嫉妬するような行動を見せることがあります。
4.子犬や赤ちゃんばかりをかまう
犬が最も嫉妬心を見せる飼い主の行動に、新たにやってきた子犬や家族としてやってきた赤ちゃんばかりに視線を送ってしまう行動が挙げられます。
「赤ちゃんが生まれて赤ちゃんのお世話をしていたら、愛犬が甘えてきたり問題行動を起こすようになった」という話はよく聞きます。これは新しい存在が家にやってきたストレスと、飼い主が取られてしまったというストレス、両方のストレスを感じているからでしょう。
手のかかる子犬や生まれたばかりで目の離せない赤ちゃんばかりに注意がいってしまうのは仕方のないことです。しかし、他にも家族である愛犬がいることを忘れないであげてください。
赤ちゃんや子犬が寝ている間に、たっぷり先住犬である愛犬との時間を設けて「あなたのこと大好きよ」と伝えてあげることが大切です。
まとめ
いかがでしたか。犬は飼い主に対して深い愛情を持っているため、ちょっとした変化にも敏感に反応してしまいます。
ストレスを溜めすぎると関係にヒビが入ってしまうこともあるので、後からフォローしたり、事前に嫉妬するような行動をしないようにしたりと注意してみましょう。