飼い主の行動が犬を寂しくさせてしまうことも…
犬も寂しい気持ちになることがあります。そんなとき犬は「クーン…」と鳴いたり、悲しげな目で飼い主さんを見つめたりします。
ひとりぼっちの留守番など、犬が寂しくなってしまう理由はいろいろあります。そして、飼い主さんの行動が犬を寂しくさせてしまうこともあるので注意が必要です。さて、犬は飼い主さんのどのような行動に寂しくなってしまうのでしょうか?
犬が寂しくなってしまう飼い主の行動は?
1.いい行動をしてもほめない
犬がいい行動をしたときは、すぐにほめてあげることが大切です。犬は、大好きな飼い主さんにほめられることに喜びを感じます。
そのためほめられるとまたほめてもらいたくて、その行動を繰り返します。しかし犬にいい行動が身に付いてくると、飼い主さんはほめることを忘れてしまいがちです。
いい行動をしてほめてもらえると期待していたのに、何も反応がなかったら犬はどんな気持ちになるでしょうか?きっと、寂しくなってしまいます。やる気もなくなってしまうかもしれません。
愛犬のいい行動に対しては、些細なことでも「できて当たり前」と思わずに、しっかりほめてあげるように心がけましょう。
2.気持ちを理解してあげない
犬は言葉を話すことができません。でもその代わりに、全身を使って飼い主さんに気持ちを伝えています。
例えば、うれしいときには笑顔のような表情を見せたり、尻尾をブンブン振ったりします。自分の鼻をペロペロ舐めたり、やたらあくびをしたりするのは、ストレスや不安を感じているときです。かまってほしいときは、前足でカリカリしてきたり、お腹を見せてきたりします。
こんなふうに一生懸命気持ちを伝えているのに、理解してもらえないのは寂しいものです。ストレスも感じるでしょう。
反対に、飼い主さんに気持ちを理解して対応してもらえると犬はうれしくなります。また信頼も寄せます。信頼関係を深めるためにも犬のしぐさや行動の意味を学び、愛犬の気持ちを正しく読み取ってあげられる飼い主になりましょう。
3.あまりかまってあげない
犬は、大好きな飼い主さんと毎日スキンシップやコミュニケーションを取りたいと思っています。ところが飼い主さんが仕事などで忙しいと、愛犬には最低限のお世話をするのがやっと、なんてことになりがちです。
飼い主さんにあまりかまってもらえないと、当然ながら犬は寂しくなってしまいます。寂しさはストレスに繋がるので、忙しくても毎日愛犬と向き合う時間を作るようにしましょう。
4.適当な接し方をする
愛犬とスキンシップやコミュニケーションを取っているとき、スマホを見ながらだったり、テレビを見ながらだったりしませんか?最近は、スマホを見ながら愛犬の散歩をしている飼い主さんもいます。
このように適当な接し方をするのも、犬が寂しくなってしまう飼い主さんの行動のひとつです。人も、話をしているときに相手がうわの空で適当に相槌を打っていたりすると、寂しい気持ちになりますよね。
犬とのスキンシップやコミュニケーションは、時間の長さよりも質が大事です。たとえ10分でも目の前の愛犬に集中して遊んだり撫でたりしてあげれば、愛犬を満足させてあげることができます。
5.休日にかまいすぎる
平日はお留守番が多く寂しい思いをさせているとその分、休日は愛犬をたっぷりかわいがってあげたくなりますね。しかし、休日のかまいすぎには要注意です。寂しい平日と楽しい休日のギャップが大きくなり、平日のお留守番により寂しさを感じてしまう可能性があります。
休日、愛犬と一緒に家にいてもかまいすぎないように意識して、平日と休日のギャップをなるべく少なくしましょう。また平日にもスキンシップやコミュニケーションをしっかり取ることも、休日とのギャップを少なくするポイントになります。
まとめ
今回は、犬が寂しくなってしまう飼い主さんの行動を5つご紹介しました。寂しさは犬のストレスとなり、問題行動や体調不良、心の病気などに繋がることもあるので注意しましょう。
ご紹介したほかにも、犬が寂しくなってしまう飼い主さんの行動はあります。愛犬の性格も考慮した上で、どのような行動に愛犬は寂しくなりやすいかを把握し、その行動は避けるようにしましょう。