犬が糖尿病になってしまう『NG生活習慣』3選!改善方法や予防のコツまで解説

犬が糖尿病になってしまう『NG生活習慣』3選!改善方法や予防のコツまで解説

近年では食事や運動内容の問題からか、動物たちの間でも「生活習慣病」が話題になっています。生活習慣病とは肥満、高脂血症、高血圧症などがあり、特に糖尿病は網膜症、腎症、神経障害などの合併症を引き起こすやっかいな病気です。近年では犬も糖尿病になることが増えています。

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

糖尿病とは

男性と走る犬

糖尿病とはその昔、血液中の糖が尿中にあふれてしまうことで甘いにおいがしたために名づけられたといわれます。

膵臓で作られるインスリンという血糖値の上昇を抑えるホルモンが上手く作用せず、血液中の糖分(血糖)の値が慢性的に高い状態になる病気です。

通常であれば食事から血液中に吸収された糖分は、インスリンの作用によって細胞内に取り込まれてそれぞれの臓器でエネルギーとして消費されます。

しかしインスリンが上手く働かない場合、血液中の糖は細胞に取り込まれず濃度が高いままとなり、細胞はエネルギー不足に陥ってしまいます。

糖尿病は、原因によって2つに分類されます。

1型糖尿病

自己免疫疾患など、何らかの原因で膵臓がインスリンを作れなくなることで発症します。

継続的なインスリン注射が必要です。

2型糖尿病

生活習慣や遺伝、体質などの原因でインスリンの分泌量が減ったり、インスリンが血液中で作用しにくくなったりすることで発症するのが2型糖尿病です。

糖尿病になってしまう「NG生活習慣」

パスタと犬

1型糖尿病の場合、膵臓のインスリンを分泌する細胞が破壊されてしまうことが原因です。

この破壊される理由についてはまだはっきり分かっていないことが多いのですが、自己免疫が正しく働かず自分の細胞を攻撃してしまう免疫システムの暴走がひとつの原因であると言われています。

そのため、こちらの型の糖尿病は生活習慣の改善では発症を予防することもできませんし、症状を軽くすることもできません。継続してインスリンの注射をする治療が必要となります。

2型糖尿病は犬では稀な疾患ですが、人間の場合は体質や高脂肪、高カロリーの食事、長期間の運動不足などが原因といわれる生活習慣病となります。

膵臓の働きが弱くなってインスリンの分泌量が減ったり、肝臓や筋肉などの組織でインスリンの働きに対する反応が鈍くなったりして発症します。

犬の糖尿病の場合そのほとんどが1型といわれていますが、近年の高カロリー食や運動不足などから肥満と診断される犬が増えています。

太りやすい犬種や定期的な運動ができない飼い方をしている場合は2型糖尿病にも注意が必要です。

犬が糖尿病になってしまうNGな生活習慣は次の通りです。

1.年齢ステージに合わない高脂肪高カロリー食を続けること

ペットフードを与えている場合はその子の年齢ステージに合ったフードを使ってあげましょう。

成犬に好んで食べるからといって高カロリーのパピーフードを与え続けていると肥満になってしまいます。

シニアステージの子に成犬用を与えるのも、カロリー過多になったり逆に食が細くなってたんぱく質不足になったりするので注意してあげましょう。

2.運動不足になること

運動しない犬

現在、日本では空前のペットブームで特に小型犬が多く飼育されています。

小型犬はそれほど広い飼育スペースが必要なく、家の中で動き回るから散歩も少しでいいと思われがちです。

しかし、家の中だけでカロリーを消費するのはなかなか難しいと考えたほうがよさそうです。

散歩は犬たちの必要運動量を満たし、更にストレス発散もさせてくれますので可能な限り連れ出してあげましょう。

運動不足な上に食事量が多いと肥満になりますし、高脂血症や動脈硬化のリスクも高くなります。

特に肥満になりやすい犬種やよく食べる子はそれに応じて運動させてあげてくださいね。

3.繁殖の予定がないまま避妊手術をしないこと

こちらは女の子の場合です。卵巣が成熟し、黄体ホルモンが分泌されるようになるとその影響で体内のインスリン抵抗性が増すことがあります。

そのため血糖値を下げにくくなり、これが原因で糖尿病を発症したり治療が上手く進まなくなることがあります。

不要なストレスにさらさないためにも、繁殖の予定がなければ避妊手術をしてあげるほうが良いようです。

まとめ

メジャーをまきつける犬

生活習慣による糖尿病、犬は稀であるとはいえゼロではありません。

糖尿病になるとその治療はほとんどの場合一生続きます。インスリン投与だけでなく、食事管理や運動療法などを取り入れることもあるでしょう。

生活習慣によって発症させてしまい長く苦しい治療生活を続けさせるのは犬にとってもストレスでしょう。

日頃から適切な食事管理と運動を心がけてあげてくださいね。

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