愛犬が『甘え鳴き』をしてる時の絶対NG行為3つ
犬が甘え鳴きをする理由は、主に4つあります。
- 甘えたいから
- 不安や寂しさを感じているから
- してほしい要求や欲求を伝えている
- 暇や退屈をどうにかしてほしい
このような理由で甘え鳴きをしているため、対応を違えてしまうと甘え鳴きがエスカレートする恐れがあります。ここでは愛犬が甘え鳴きをしている時の絶対NG行為を紹介します。
1.「どうしたの?」とすぐ駆け寄る
甘え鳴きをしている愛犬を見ると、なんだかかわいそうに思えてきますよね。「放っておくなんてかわいそう」と構ってしまう飼い主が多いですが、実はこの行為こそ甘え鳴きをエスカレートさせる原因です。
甘え鳴きに反応してすぐ駆け寄ってくる飼い主を見て「甘え鳴きをすれば構ってもらえる」と学習してしまい、その後もちょっとしたことで甘え鳴きを繰り返すようになります。
これでは飼い主もストレスが溜まりますし、甘え鳴きがエスカレートすれば甘え吠えになり近所迷惑になる恐れもあります。何より愛犬が分離不安になる恐れもあるため、愛犬の心の健康にとっても良くありません。
2.「うるさい!」と怒鳴る
犬が甘え鳴きをする理由は甘えたい、不安、寂しいといった素直な感情からきていることが多いです。ここで構ってしまうとエスカレートしてしまうためNGですが、「うるさい!」と怒鳴って甘え鳴きをやめさせる行為も絶対にやめましょう。
犬は決して悪気があって甘え鳴きをしているわけではありません。純粋に飼い主に構ってほしい、不安を取り除いてほしいという思いから甘え鳴きをしています。
それにもかかわらず、感情的に一方的に怒鳴られてしまうと、余計に不安を煽ってしまいますし、飼い主に対して恐怖心を抱いてしまう恐れがあります。また、不安が最高潮に達しパニックに陥る犬もいるため、怒鳴ったりマズルを掴むといった叱る行為は避けてください。
3.要求に応えてしまう
子犬だけでなく成犬にも見られる理由に「要求や欲求に応えてほしい」という理由があります。そんな愛犬の要求や欲求を察し、それに応えてしまうと「甘え鳴きをすれば何でも言うことを聞いてもらえる」と勘違いしてしまいます。
その後、甘え鳴きがエスカレートするだけでなく、わがままに成長してしまう恐れもあり、最悪の場合、飼い主の手に負えないほどコントロールの効かない犬に育ってしまう可能性もあります。
基本的に甘え鳴きをしている時は、徹底的に無視をするのが最も効果的です。要求や欲求を満たしたいという甘え鳴きには応えず、甘え鳴きが終わってから構うようにしてください。
犬が甘え鳴きをした時の正しい対処法
では、愛犬が甘え鳴きを始めた時、飼い主はどのように対応するべきなのでしょうか。基本的に甘え鳴きをしている間は構ったり反応したりせず、徹底的に無視をしてください。
かわいそうに思うかもしれませんが、ここで構ってしまうと「甘え鳴きをすれば構ってもらえる」ということを学習してしまい、甘え鳴きがエスカレートする恐れがあります。
甘え鳴きは成長に従ってエスカレートすると、「クンクン」という鳴き方から「ワォ〜ン」「ワンワン!」などの甘え吠えに変わることがあります。これでは近所迷惑にもなりますし、飼い主もストレスが溜まってしまいます。
したがって、甘え鳴きをしている最中は徹底的に無視し、甘え鳴きが止んでから自然な態度を装って構ってあげてください。
体調不良による甘え鳴きには要注意
しかし、例外もあります。甘え鳴きをしている理由の中には、体調不良などの体調に違和感を感じて不安を訴えているケースもあります。
尻尾を内側に丸め込み、ぶるぶると震えるような様子を見せていたり、あるいはぐったりと横になった状態が続いていたり、食欲がいつもより無いといった変化がサインとして現れることが多いです。
このような体調不良サインが出ている時は無視をせず、愛犬の様子をしっかり観察しましょう。室温が適切であるか、またその日、あるいは前日に変なものを食べていないかなど思い返してみましょう。
2〜3日経っても治らない場合は、かかりつけの動物病院へ連れて行き診てもらってください。
まとめ
いかがでしたか。犬の甘え鳴きは、構ってしまうと行為がエスカレートする恐れがあるため、基本的に無視で対応します。
しかし、体調が悪そうな様子を見せている場合は、無視をせずに愛犬の様子を観察し、必要に応じて病院へ連れて行ってあげましょう。