ビタミンCが犬に与える効果効能3選
犬などの動物たちは人間とは違って、体内でビタミンCを作れる生き物です。
しかし犬が合成できるビタミンCは、実は少量でしかありません。
さらに、現代の犬は人間と同じように環境や食生活の影響によるビタミンC不足が問題視されています。
健康な犬のビタミンC欠乏について医学的に明確な答えは出ていませんが、補うことでプラスになるのではという見解がされています。
また、健康トラブルを抱える犬やシニア犬にビタミンCを補うことが推奨される機会も増えてきました。
愛犬にはいつまでも長生きして欲しいですよね!
そこでまずは、ビタミンCが犬に与える効果効能3選をご紹介します。
1.コラーゲン生成
皮膚や関節の健康維持に必要なコラーゲンは、ビタミンCによって生成が促されます。
関節炎や骨に関する病気、さらに皮膚トラブルがある犬にはビタミンCの摂取が有効です。
年齢を重ねるほど犬は皮膚トラブルを起こしやすく、被毛のツヤも減りますよね。それはビタミンCの生成が難しくなっているサインでもあります。
犬の歯周病予防としても活用できるので、ビタミンC不足は補いたいものですね。
2.抗酸化作用
ビタミンCの摂取によって抗酸化作用を働かせることができます。抗酸化作用といえば、アンチエイジングに欠かせないものとして有名ですね。
運動量の多い犬は、活性酵素によるストレスによって疲れが溜まりやすいです。
体内の酸化は病気やストレスは老化の原因になりやすいため、抗酸化成分であるビタミンCの摂取によって補うことが望ましいです。
3.免疫力アップ
ビタミンCを摂取することで、犬の健康維持に大切な免疫力をアップさせる効果が期待できます。
白血球の機能を強化させる効能によって、犬の風邪予防を始めとする病気の原因に立ち向かう役割を果たします。
免疫力向上を目指すことで、疲れやストレスを溜めにくい体作りに活躍します。
犬にビタミンCを与える際の効果的な摂取方法
犬もビタミンCの摂取が推奨されており、とくに肝臓に病気がある犬はビタミン不足になりやすいです。
ただ健康な犬については、積極的なビタミンCの摂取を行わなくても問題にはなりません。
最近のドッグフードにはビタミンが配合されていることが多いため、むしろ過剰摂取させないよう注意してください。
犬に必要なビタミンC摂取量の1日分の目安
ちなみに、犬が1日に必要なビタミンC摂取量の目安は次の通りです。
- 小型犬…500mg
- 中型犬…1,500mg
- 大型犬…3,000mg
犬が体内で作れるビタミンCの量は1日最大約60mgとされており、病気やケガや年齢によって下がってしまいます。
もし気になる方は、動物病院に摂取について相談してみるといいでしょう。病気がある犬であれば、獣医師の判断の上で補助をさせてください。
では、犬にビタミンCを与えたい時はどうすべきでしょうか。
「人間用のビタミンCサプリメントを与えていいの?」といえばNGではないものの、人間に合わせた摂取量を犬に与えると過剰摂取になる可能性があるので注意が必要です。
犬に効果的にビタミンCを摂取させたい時は、安全性を考えても犬用サプリメントを選ぶのが無難ですね。
錠剤タイプやフードに混ぜやすい粉状タイプなどさまざまな商品が見つかります。
1度動物病院に相談を行い、補いたい摂取量やおすすめのサプリメントなどを紹介してもらうと安心です。
ビタミンCを多く含む食品
ビタミンCが多く含まれている食品も積極的に活用してください。普段のフードやおやつとして与えて効果的かつ美味しく摂取させましょう。
- オレンジ
- いちご
- キャベツ
- ブロッコリー
- レバーなど
これらの食品を積極的に摂取することでビタミンCを美味しく補うことができますよ。急にたくさんあげると下痢をすることがあります。はじめてあげる場合は少量にしましょう。
ビタミンCは美容と健康に対する効果が期待できるので、ぜひ飼い主さんも愛犬とご一緒に取り入れてみてください。
まとめ
ビタミンCが持つ効果は、人間が期待するものとほぼ同様です。
健康な犬がわざわざサプリメントを摂取するまでもありませんが、年齢を重ねるごとに不足するのは確かです。
ぜひ飼い主さんもご一緒に、愛犬のご長寿のためにビタミンCを取り入れてくださいね。