犬が感染しやすい『病気』3選!予防方法は?

犬が感染しやすい『病気』3選!予防方法は?

2021年10月に神奈川県において、レプトスピラ症感染による急性症状のため一頭の犬が亡くなりました。心よりご冥福をお祈り申し上げます。これを受け今回は、みなさまに「今」気をつけていただきたい犬の感染症についてご案内してまいります。

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記事の提供

日本初ウェディング専門ペットシッター会社【銀座INPET】代表。犬の心を大事に育てるメソッドを推奨。過去に警察犬嘱託訓練所、USトレーナーズキャンプ参加等、様々な訓練経歴を持つ

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

犬の感染症とは

手当を受ける灰プードル

はじめに、犬の感染症とは何かについて簡単にご説明します。空気、水、土、動物(人も含む)などに存在する病原性の微生物が犬の体内に侵入することで引き起こす疾患です。回虫や蟯虫(ぎょうちゅう)のような寄生虫によって起こる寄生虫症も感染症に当たります。

感染したことにより症状が現れる場合と、はっきりとした症状が現れない場合がありますが、まずは目に見えない病原体や寄生虫がどこから(感染源)どのように侵入するのか(感染経路)を知ることが大切です。

感染しやすい病気3選

さて、ここからは犬が感染しやすい病気についてご一緒に見てまいりましょう。

寝込むパグ

1.マダニ

草むらなどに多く潜むマダニ。犬自身が草むらなどで寄生される場合もありますが、人が山などで靴や衣類にマダニをつけ家に持ち帰り、自宅で犬に感染させてしまう場合もありますので注意が必要です。

吸血による貧血ももちろん恐ろしいのですが、マダニが吸血することにより保有している細菌・原虫やウイルスが犬の体に入り込み感染を引き起こす場合もあります。その代表的なものが以下です。

  • バベシア病

(犬の赤血球を破壊。貧血を引き起こす)

  • 重症熱性血小板減少症候群 ≪SFTS≫ 

(人獣共通感染症。発熱、嘔吐など)

  • ライム病

(人獣共通感染症。起立不能、歩行異常など)

  • 日本紅斑熱

(人獣共通感染症。発熱、発疹など)

2.ケネルコフ

呼吸器の感染症として注意したいのは、伝染性気管気管支炎「ケネルコフ」です。これは複数のウイルスや細菌によって伝播され、特にペットホテルや集団飼育などで犬同士の濃厚接触が感染経路となり起きる感染症です。

症状としては激しい咳、慢性の咳、くしゃみ、鼻水が症状として見られます。子犬だけの病気だと思われがちですが、成犬でも抵抗力が落ちると感染しやすくなることを覚えておいてください。

3.レプトスピラ

そしてレプトスピラ症。これは人獣共通感染症で、ネズミなどのげっ歯類が高い確率で菌をもっています。この菌に汚染された水が犬の体内に侵入することで感染しますので、川沿いでの散歩や大雨のあと、水たまり、排水溝付近では注意が必要です。

症状としては肝臓、腎臓などにダメージを及ぼすということが特徴であり、発症すると黄疸(おうだん)や出血、腎炎などが見られ、数時間で死に至るケースもあります。

尚、レプトスピラ症については農水省で都道府県ごとの発生数を発表していますので、お住まいの地域の発生情報をチェックしてみると良いかと思います。http://www.maff.go.jp/j/syouan/douei/kansi_densen/kansi_densen.html

予防

獣医とヨーキー

少し怖いような言葉が続いてしまいましたね。でも、これらの感染症は正しい投薬とワクチンを受けることで感染率を下げることができます。例えばマダニをはじめとするダニ、ノミについては犬専用の飲み薬やスポットと言われる皮膚に垂らすタイプの予防薬があります。

ケネルコフ、レプトスピラについては年に一回の伝染病ワクチン接種が効果的です。しかし、ここで注意いただきたいのはその種類の内容。伝染病ワクチンにはいくつかの種類があり「〇種類混合」というように分けられて製造されています。

何種類の混合ワクチンを取り扱っているかは動物病院により違いますから、予防したい病気がそのワクチンで防げるのかを予め確認するのが良いでしょう。(多くの製造メーカーではレプトスピラ症は7種以上から含まれています)

まとめ

抱かれる茶プードル

今回ご紹介した病気は、どの犬にも感染の可能性があるものと言えます。しかし、抵抗力の弱ったタイミングに感染しやすいということですから、大事なキーは正しい予防と日ごろの健康ですね。そこに飼主さんの正しい知識をプラスし、みんなで愛犬を感染症から守りましょう。

※ワクチン接種についてはアナフィラキシー症状の心配もありますので、獣医さんとよくご相談の上で種類をお選びください。

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