1.『フライボール』
「フライボール」はアメリカで考案されたドッグスポーツです。
基本的には「チーム競技」と「個人競技」の2つのタイプがあります。
どちらの競技にも「ハードル4つ」と「直線レーン」と「ボール」が用意され、ボールは設置されたボックスから飛び出す仕組みになっています。
どんなドッグスポーツ?
チーム競技では「ハンドラー4人と犬4頭が1組」になります。個人競技では「ハンドラー1人と犬1頭が1組」になります。
チーム競技では2組で競い合う「ノックアウト方式」です。個人競技では2組で競い合う「タイムトライアル方式」です。
犬は直線コースに並べられた4つのハードルを飛び越えます。設置されたボックスを操作することで飛び出してくるボールを口にくわえます。
再び直線コースに並べられた4つのハードルを飛び越えて戻って来ることができたらフィニッシュです。
チーム競技と個人競技の違いは?
チーム競技ではハンドラー4人と犬4頭が1組となり、それぞれペアを組んで1回ずつ競技に参加します。
2組で競い合い、4回のうち3回先に戻って来たチームが勝利です。
個人競技ではハンドラー1人と犬1頭が1組となり、「ハードルを越え、ボールを口にくわえ、再びハードルを越えて戻って来る」を3回連続で行います。
2組で競い合い、フィニッシュまでのタイムが早かったチームが勝利です。
2.『エクストリーム』
「エクストリーム」は日本が考案し日本で発祥したドッグスポーツです。開催されているのも日本です。
あまり知られていませんが、日本でも海外でも広がっていくドッグスポーツだと思います。
どんなドッグスポーツ?
エクストリームは「愛犬と飼い主」がチームとなる競技です。「深い愛情をはぐくめるように」という願いが込められたドッグスポーツです。
愛犬と飼い主が一緒に参加することが大前提で、他人(他犬)とでは参加することができません。
競技は6部門に分かれています。その中から「オープン総合」という競技の内容をご紹介します。
オープン総合
複数の障害物をクリアしながらゴールするまでのスピードを競い合い「タイムトライアル方式」です。
タイムは100分の1秒まで計測することができる感知システムによって計測されます。
- ハードル
- タイヤ
- フラッグ
- トンネル
- ドッグウォーク
- マウンテン
- スロープ&スロープ
このような7つの障害物を決められた順番通りにクリアしなければなりません。
3.『ドッグダンス』
ドッグダンスは犬と人が一緒に踊るドッグスポーツです。正式名称は「ケイナインフリースタイル」と言います。
「ドッグダンサー」と呼ばれるプロもいらっしゃるようです。
どんなドッグスポーツ?
犬が本能としてできる動きが用いられます。歩く・走る・ジャンプするなどです。
そして、犬が人から教わらなければできない動きも用いられます。バックする・回転する・人の足の間をくぐるなどです。
色んな動きを繰り返すことでダンスを踊っているように見せなければなりません。その動きの構成・衣装・音楽・動き(技)のオリジナリティなどによって観客を楽しませることが目的のドッグスポーツです。
どうやって競い合うの?
犬と人が一緒になって4分間ダンスを踊ります。基礎は「技術点」と「技術点」に分かれており、総合点によって競い合います。
競技には2つのカテゴリーがあります。
ひとつは、犬と人が密着して正確な動きをすることが主体となった「ヒールワーク・トゥ・ミュージック」という競技。
もうひとつは、どんな動きでもOKで小道具を使ったりオリジナルな動きを取り入れたりすることができる「ミュージカル・フリースタイル」という競技です。
なお、犬にとって危険な動きは禁止されています。
まとめ
あまり知られていないドッグスポーツを3つ解説しました。
- フライボール
- エクストリーム
- ドッグダンス
愛犬と「ぜひ一緒にやってみたい!」というドッグスポーツを知るきかっけにしていただけたら嬉しいです。