️1.あくびをする
あくびが出るのは眠いときというイメージがあるかもしれませんが、実はわんこの場合はそれだけではありません。
あくびは代表的なストレスサインの1つ。つまりわんこがあくびをしているときは「嫌だなあ」とストレスを感じている可能性があるのです。
あなたがわんこのイタズラや粗相を叱っているとき、わんこがふわあ~っとあくびをしたことはありませんか?「あくびしてないで真面目に聞きなさい!」と思ってしまうかもしれませんが、このタイミングでのあくびはストレスサインの可能性が大。
あなたのお説教の中身をしっかりわかっているからこそ、「そろそろ落ち着いてよ。いい加減に許してよ」と嫌な気持ちになっているのです。
お説教はほどほどに
悪いことをしたら叱るのはしつけの基本。とはいえ過ぎてしまったことをいつまでもくどくど言っても、大きな効果は見込めません。
わんこが嫌な気持ちになっているなと気づいたら、叱られていることを理解できていると受け取って、気持ちを切り替えましょう。
️2.うろうろして落ち着かない
わんこが一箇所にとどまらず、所在なさそうにうろうろと歩き回って落ち着かないときは、どうしたらいいのかわからなくて嫌な気持ちになっているのかもしれません。
特に飼い主さんが夫婦喧嘩をしているときや、お父さんお母さんが子どもを叱っているときなどには、こんな行動をする子が多いようです。
元来群れで暮らしてきたわんこは平和主義な動物で、群れの中での争いを好みません。そのため家族が喧嘩を始めたりすると「どうしよう、どうしよう」と混乱してしまうのです。
言い争いの喧嘩まで至らなくても、険悪なムードが流れているだけで空気を察して嫌な気持ちになってしまう子も。
家庭内を平和に保つ
家庭内がギスギスしていると、わんこは強いストレスを感じます。わんこのメンタルヘルスの維持のためにも家庭内の平和を保つようにしましょう。
ある程度の夫婦喧嘩や親子喧嘩は、一緒に暮らしている以上避けられないかもしれませんが、たとえ喧嘩をしてしまっても険悪な空気を長引かせないようにしたいものですね。
️3.後ろ足で首の辺りを掻く
後ろ足で首の辺りを掻くのも、わんこが嫌な気持ちをしているときの典型的な行動です。この仕草は最初にご紹介したあくびと同様、わんこがストレスを感じているときに見せる「カーミングシグナル」というサイン。
カーミングシグナルはわんこが緊張や不安といった負の感情を抱いているときに、相手や自分を落ち着かせるためにとる仕草のことで、さまざまなパターンがあります。
もちろん単純にかゆくて掻いている場合もありますが、わんこが首の辺りをしつこく掻いている場合には要注意です。
まずは異状がないか確認を
首を掻く仕草に限らず、カーミングシグナルの中には体に異状があるための行動なのか、カーミングシグナルなのか判別しにくいものがあります。
しつこく首を掻く、しつこく手足を舐めるといった行動が見られたら、まずは体に皮膚炎や湿疹などの異状がないかを確認しましょう。異状がないのに行動を続けている場合には何か嫌なことがあるのだと判断し、原因を探ってあげるとよいでしょう。
️まとめ
いかがでしたでしょうか?かわいい愛犬にはできる限り嫌な思いはさせたくないですよね。嫌な気持ちを募らせるとストレスになり、ストレスが溜まると心身に異常をきたしてしまう恐れもあります。
愛犬が嫌な気持ちのときにはどんな仕草をするのか、どんなことに嫌だなと感じているのかをしっかり把握しておくことが大切です。