犬にしつけが必要な3つの理由
まずはじめに、犬にしつけが必要な理由を把握しておきましょう。
なぜ必要なのかを知ることで、甘やかすだけでなくきちんとしつけようという意識も高まります。
1.飼い主と幸せに生きていくため
犬にしつけが必要な理由の一つは、「飼い主と幸せに生きていくため」です。もともと野生だった犬は、人間社会のルールなどわかりません。
しつけができていないと野生の本能や狩りの習慣から、夜中に吠え続けたり家の中のものを噛んだりしてしまいます。
注意しても言うことを聞かないので、飼い主も一緒に暮らしていく上でストレスが溜まってしまいます。
犬と共に幸せで快適な生活を送るためにも、しつけをきちんと行う必要があるのです。
2.他者とのトラブル防ぐため
2つ目は「他者とのトラブルを防ぐため」です。犬と一緒に暮らし始めると、飼い主だけではなく他者と関わる機会もあります。
しつけができていないと、夜鳴きで隣人とトラブルになったり散歩中に知らない人に飛びかかってケガをさせてしまう可能性もあります。
また、世の中には犬好きだけではなく犬が苦手、怖いと感じる人もいるのです。
しつけができていないと、犬が苦手な方に恐怖を感じさせてしまうこともあるでしょう。そういった他者とのトラブルを防ぐためにもしつけが必要なのです。
3.犬自身のため
しつけは「犬自身を守るため」にも必要なものです。
前述のとおり、しつけができておらず他者に噛み付いてしまった場合、保健所に連れていかなければいけなくなることもあります。
また、急な災害が起きたときにしつけができていないと避難所への移動も難しいです。
パニックになって逃げ出したり暴れてしまい、愛犬をより危険な目にあわせてしまうかもしれません。
他者の命はもちろん、犬自身の命を守るためにも早いうちからしつけを行っておきましょう。
しつけとして犬に必ず覚えさせるべきこと
こちらでは、犬と暮らしていく上で必ず覚えさせるべきしつけをご紹介していきます。
アイコンタクト
しつけのベースとなるのが、アイコンタクトを取ることです。アイコンタクトを取ることで、飼い主に意識を集中させられるようになります。
愛犬の名前を呼び、目が合ったら褒めてあげましょう。飼い主とアイコンタクトを取ることが良いことだと覚えてくれます。
しっかりアイコンタクトが取れるようになると、他の指示にも従ってくれやすいです。
人とのスキンシップ
人とのスキンシップに慣れさせておくことも重要です。触られることに慣れていないと、吠えたり噛み付いてしまう可能性があります。
やさしく声をかけながら撫でて体を触られることに慣れさせていきましょう。
トイレ
トイレトレーニングも必ず行っておきましょう。普段の生活ではもちろんですが、災害の避難時にも役に立ちます。
トイレの位置に誘導し正しい場所で排泄ができたら、思いっきり褒めてあげましょう。
失敗したときに叱ってしまうと「トイレ=怒られること」と覚えてしまいます。トイレトレーニングは、できたら褒める・失敗しても叱らないを意識してください。
ハウス
ハウスを安心できる場所だと覚えさせれば、いざという時の移動に役立ちます。
まずはハウスの中におやつやお気に入りのおもちゃを置き、怖い場所ではないことを覚えさせましょう。
長くいられるようになったら、扉を閉めても過ごせるように慣らしていきます。
しつけは犬と暮らし始める初日から行ってください。可能であれば、吸収の早い子犬のうちから指示を覚えさせられると良いですよ。
まとめ
しつけは犬と人が共に幸せに生きていくためにも、絶対に必要です。
とくに後半でお伝えした4つは必ず覚えさせてください。愛犬や周囲の人と平和に暮らしていくためにもきちんとしつけを行っていきましょう。