事故につながる前に…犬の超危険な『5つの行動』
犬は私たちが思いもよらない行動を起こすことがあります。そんな行動の中には超危険な事故に繋がる行動も…。飼い主がしっかり注視しておかなければ、大怪我や命に関わる事故に発展する危険性もあるのです。
ここでは、飼い主が把握しておくべき犬の超危険な行動について紹介していきます。
1.家電やコンセントにおしっこをしてしまう
まだトイレトレーニングが完了していない子犬期に起こりがちなトラブルです。家電やコンセントのある場所におしっこをしてしまうことで、機器がショートしてしまう恐れがあります。
特に、男の子の場合は座っておしっこをするのではなく、マーキングのために片足を上げて壁に向かっておしっこをかけることが多いため、壁際に配置している家電やコンセントにおしっこがかかってしまう可能性があるのです。
家電やコンセントがショートしてしまうと、上手く機能しなくなるだけでなく、感電や発火現象を引き起こす危険性があります。火災に繋がる危険性があるため、コンセントや延長コードなどの被害を受けそうなものはカバーをするようにしましょう。
2.コードを噛んだり引っ掻いたりする
こちらも子犬期によくありがちな問題行動です。ちょっと目を離した隙に、コードに目をつけ、興味を持つと噛んだり引っ掻いたりしてじゃれついてしまう子犬は珍しくありません。
しかし、コードは子犬の力であっても、噛んだり引っ掻いたりすることで外のカバーが破けてしまい、中の電線がむき出しになってしまいます。そのまま気付かずに噛んだり引っ掻いたりしてしまうと、火花が飛び散ったり感電したりする恐れがあり大変危険です。
犬が火傷を負ってしまう危険性がありますし、感電すると肺水腫を起こして命にかかわります。状況によっては飛び散った火花がカーテンに飛び、火災を引き起こす危険性もあります。コード類はまとめてコードケースなどに収納したり、あらかじめ片付けておきましょう。
3.電気ストーブを倒す
冬になるとストーブを出す家も多いですよね。しかし、犬を飼っているご家庭では、基本的にストーブよりもエアコンの暖房機能が推奨されています。
特に電気ストーブは軽量なものが多く、犬が暖まろうと近づいた際に触れて火傷してしまったり、倒してしまったりする恐れがあります。
安全装置がついている電気ストーブは倒れると自動的に電源が落ちますが、安全装置がない場合は電気ストーブを倒した状態のまま長時間経過すると周辺の布類や紙類などに火が燃えうつり火事の原因となります。
何かの拍子に、クッションやタオルが電気ストーブにかかってしまうとやがて発火して火事になってしまいます。実際にこうした事故は多く報告されているため、犬を飼っているご家庭で電気ストーブは避けるべきでしょう。
4.フローリングの上を全速力で走る
フローリングの上を元気よく走り回る犬の姿をよく見かける飼い主さんは多いでしょう。しかし、実はこの行動は危険な行動であるとご存知でしたか。
フローリングはツルツルしていて滑りやすいため、勢いよく走っている最中にツルッと滑って転倒してしまう恐れがあります。すると、勢いよく体を床に強打してしまい、後遺症が残るほどの怪我に繋がる危険性があります。
特に、シニア犬の場合は歩いているだけでもフローリングの上は体に負担がかかります。犬が行動する範囲には、滑りにくいようマットを敷いてあげるなど対策を施しましょう。
5.口に入るような小さなおもちゃや雑貨で遊ぶ
小さなお子様がいるご家庭では、小さなおもちゃが床に転がっていることもあるでしょう。こうしたおもちゃは犬にとっても興味を引くものなので、犬の口に入るサイズのおもちゃや生活雑貨などはあらかじめ片付けておく必要があります。
小さなおもちゃは犬が口に咥え夢中になって遊んでいると、そのまま誤飲してしまう危険性があるからです。
また、子どもの使わなくなったおもちゃを犬用にと、お下がりとして再利用するのもNGです。子ども用のおもちゃは犬にとって耐久度が低いため、すぐに壊してしまい、その破片を誤飲したり、破片で皮膚を傷つけてしまったりする恐れがあります。
まとめ
いかがでしたか。何気ない日常生活の中に、犬の超危険な行動がいくつも隠されています。特に家電機器は犬によって火災などの大きな事故を引き起こす危険性を孕んでいます。犬を飼っているご家庭は、今すぐに家庭環境を見直しましょう。