犬が初めて会う人に抱いている気持ち
1.「むむっ!あやしいぞ…」
犬と初めて会う時、少し離れた場所からあなたのことをジッと観察していることがあります。
ドアの向こうから覗いていたり、家具の裏に隠れて見ていたり、ケージの中から出て来てくれないことがあります。
外で会う時は飼い主の足元に隠れてしまうこともあります。犬と仲良くなる秘訣は絶対に自分から近づかないことです。
犬の方から近づいて来てくれるまで待っていてください。まずはじっくりあなたのことを観察し、近づいても大丈夫なのか、身の危険はないかを考えているところです。
2.「ちょっと気になる…」
犬と初めて会う時、あなたの周りをウロウロと歩き回ることがあります。近づいてみたり、離れてみたり、あなたのことが気になっているサインです。
立ったままでいるとなかなか警戒心を解くことができないため、しゃがんであげてください。体勢を低くすることで犬に与える威圧感がなくなります。
犬と仲良くなる秘訣はあまり身動きをしないことです。周りをウロウロする犬に合わせて動いてしまうと驚かせてしまいます。
あなたのことをもっと近くで観察したいと考えています。しゃがんだままジッとしていてください。
3.「情報を得たい」
犬と初めて会う時、しきりにあなたのニオイを嗅ぎたがることがあります。ニオイを嗅ぐことであなたの情報を得たいのです。
犬同士であれば、ニオイを嗅ぐことで相手の性別・性格・強さ・相性などの情報を得ることができるとされています。
おそらく相手が人であっても同じです。あなたがどんな人なのかを知りたくてニオイを嗅ぐのです。
犬と仲良くなる秘訣は犬が満足するまでニオイを嗅がせてあげることです。この時も身動きをせずジッとしていてください。
4.「コミュニケーションしてみようかな?」
犬と初めて会う時、あなたのことをジッと見つめてくることがあります。
離れた場所から観察し、周りをウロウロ歩き回り、しきりにニオイを嗅いだ後なのであれば、あなたとコミュニケーションしたいと考えています。
あなたの前に立ち、優しい表情で見上げているはずです。
犬に向かってそっと手を差し出してみてください。犬が手のニオイを嗅いでくれたら犬からの「仲良くなりたいです」のサインだと思ってよいです。
犬と仲良くなる秘訣はいきなり触らないことです。犬にとってニオイを嗅ぐことが挨拶です。やっと挨拶ができたところなのです。
手のニオイを嗅いだ後、「撫でてもいいよ♡」とサインを出してくれるまで待ちましょう。
5.「撫でて♡!」
犬と初めて会う時、あなたにグッと近づいて来てくれたら「撫でて♡!」のサインです。
頭や体をすり寄せて来てくれることがあります。しっぽを大きく回すように振ったり、耳を横ペタリと倒したりします。
ポイントは犬の表情です。目を細めたり、目をキラキラと輝かせたり、微笑んでいるように見えるはずです。
犬と仲良くなる秘訣はその犬が撫でられて嬉しい体の部位を知ることです。
どこを撫でられるのが好きか、どこを撫でられると嫌がるのか、飼い主に尋ねてみましょう。
フレンドリーな犬であれば仰向けに寝転がってお腹を見せてくれることがあります。「お腹を撫でて♡」のサインです。友情のサインでもあるでしょう。
まとめ
犬が初めて会う人に抱いている気持ちを5つ解説しました。
- 「むむっ!あやしいぞ…」
- 「ちょっと気になる…」
- 「情報を得たい」
- 「コミュニケーションしてみようかな?」
- 「撫でて♡!」
社交的な犬は初対面でもいきなり近づいて来てくれたり触らせてくれたりすることもありますが、注意点があります。
犬がしきりにあくびをすることがあるのですが、かなり緊張しています。
不安や恐怖を感じて呼吸が荒くなる(パンティングをする)ことがあります。
ストレスを与えてしまうので、スキンシップは短時間で終えてあげるとよいです。