犬が楽しめるしつけのコツ
1.ひとつずつ丁寧に
子犬のうちにしつけなければ!と考える気持ちはよくわかりますが、あれもこれも一遍にしつけようとすると犬は混乱してしまいます。
ひとつのことじっくりと丁寧に教える時間を作ってあげてください。
飼い主は「よし!完璧に覚えた!」と思ってすぐに他のしつけを始めようとします。しかし、犬は他のしつけを覚えた時、初めの方に覚えたことを忘れてしまうことがあります。
ひとつずつ丁寧にしつけをし、復習することも大事です。
2.好奇心旺盛なうちに
子犬のうちにしつけなければ!という考えは正しいと思います。好奇心旺盛な時期なので、何にでも興味を持ってくれます。
しつけの大事なポイントは、まずはしつけに興味を持ってもらうこと。犬は興味がないことには見向きもしないからです。
生後3週齢~生後12週齢が最も好奇心旺盛な時期です。この時期にしつけを行うと飲み込みも早く吸収しやすいです。
ただ、怖いもの知らずな時期でもあるため、楽しくてはしゃぎすぎてしまうことがあります。ケガには十分にご注意ください。
生後12週齢を過ぎた頃から恐怖心が芽生えるようになります。好奇心よりも恐怖心が勝ってしまうと、しつけがしにくくなることがあります。
3.犬の集中力が切れたら終わりにする
犬がしつけを「楽しい!」と感じられるのは集中している間だけです。
集中力が切れてしまうと興味も薄れてしまいますし、他のことに気を取られてしまいやすいです。
集中力が切れた犬にトレーニングを続けようとすると「嫌だな…」と感じさせてしまうことがあります。
犬の集中力が切れたらトレーニングは終わりにした方がよいです。
できれば集中力が切れてしまう前に終わらせることができるのが理想です。
4.飼い主がイライラしたら終わりにする
しつけを行っていると、思わぬ変化が起きることがあります。昨日までは上手くできていたのに、今日になって突然できなくなることがあります。
今日は全く言うことを聞いてくれないなんて日もあります。
上手くできない、言うことを聞いてくれない、飼い主がイライラする。どの犬にもどの飼い主にもよくあることです。
イライラしたらトレーニングは終わりにしましょう。飼い主がイライラしていると犬は集中することができません。
イライラして叱ってしまったり、怒鳴ってしまったり、嫌な態度を取ってしまうと犬はパニックになってしまいます。
次のトレーニングではもっと言うことを聞いてくれなくなってしまいます。
5.犬よりも飼い主が楽しむこと
真面目すぎるしつけより、遊び感覚のしつけの方が犬も飼い主も楽しめます。飼い主が楽しそうにしていると犬も楽しくなります。愛犬が楽しそうにしていると嬉しいですよね。信頼されている気持ちにもなります。
- しつけ=飼い主の言うことを聞かなければならない
- しつけ=飼い主と遊べる
どちらを感じられた方が犬が楽しめるか、分かりますよね。
6.しつけ教室・犬の幼稚園(保育園)を利用する
飼い主だけではどうしてもしつけが上手くいかないことがあります。
全てのしつけをひとりで抱え込む必要はありません。飼い主としても犬のしつけについて学びたいと考えるのであれば、愛犬と一緒に通うことができる「しつけ教室」をおすすめします。
愛犬に楽しく正しく学んでほしいと考えるのであれば、犬の幼稚園(保育園)をおすすめします。
他の犬たちと一緒に学ぶことができますから、犬同士の付き合い方も上手にできるようになります。
トレーニングだけではなく、遊びの時間もあるので退屈することはありません。
まとめ
犬が楽しめるしつけのコツを6つ解説しました。
- ひとつずつ丁寧に
- 好奇心旺盛なうちに
- 犬の集中力が切れたら終わりにする
- 飼い主がイライラしたら終わりにする
- 犬よりも飼い主が楽しむこと
- しつけ教室犬の幼稚園(保育園)を利用する
愛犬が失敗した時、言うことを聞いてくれない時、叱る必要はありません。
成功した時に褒めてあげてください。愛犬も飼い主も楽しめるしつけのコツのひとつです。