犬が天井をジーっと見つめる心理
1.何の音だろう…?
犬は天井をジーっと見つめながら「何の音だろう…?」と考えています。自分の頭の高さよりも高い位置から音が降って来ているような感覚なのかもしれません。
ジーっと見つめるのは、より正確に音の正体を突き止めたいからです。
2.何か動いているぞ!?
犬は天井をジーっと見つめながら「何か動いているぞ」と考えています。私たちの目には見えない小さな虫が潜んでいるのかもしれません。
蜘蛛はいないけれど、蜘蛛の巣が残っていて風に揺れているなんてこともあります。
天井には意外とホコリが溜まりやすく、風が通る度にユラユラとしていることもあります。虫も蜘蛛の巣もホコリも嫌ですよね。
愛犬が天井をジーっと見つめることがあれば、すぐに天井もお掃除してしまいましょう。
3.目がチカチカする!
犬が天井をジーっと見つめながら目をシパシパさせている時は「目がチカチカする!」と感じています。
窓から入り込んだ光が室内の家具などに反射して、天井にキラキラと映し出される様子を見ているのでしょう。
物を目で追うことが好きな犬もいます。サンキャッチャーを飾ってあげると、より楽しむことができると思います。
警戒して吠えてしまう犬もいますので相性を確かめてから飾りましょう。
4.飼い主が喜んでくれる
犬が天井をジーっと見つめるのは「飼い主が喜んでくれる」と感じているからです。
たまたまボーッと見つめていた先が天井だったのでしょう。その時、「何か見えるの!?」「霊感があるのかも!?」と飼い主が騒いだことを「喜んでいる」と受け取ってしまったのです。
犬は飼い主を喜ばせることが得意ですし、使命感を持つ犬もいます。同じ行動をすれば、また飼い主を喜ばせることができると考えているのです。その見つめる先が天井だったのです。
5.ただボーッとしているだけ
犬が天井をジーっと見つめるのは、ただ本当にボーッとして過ごしているだけということがあります。朝の寝起きの時、お散歩から帰った時、ごはんを食べた後、就寝前などに天井をジーっと見つめることがあります。
眠くてボーッとしていたり、疲れてボーッとしていたり、お腹がいっぱいでボーッとしているのでしょう。何の意味もないのです。心理状況も穏やかでしょう。
6.脳腫瘍の可能性
犬が天井をジーっと見つめる時、脳に腫瘍が発生している可能性があります。
脳のどの部位に発生しているのか、腫瘍の大きさはどれくらいなのか、状態によって症状は様々ですが、「ボーっとしている」「呼びかけに応じない」などがよく起こります。
ジーっと天井を見つめている時、「何だか心ここにあらずだな」という様子であったり、呼びかけに応じなかったりする時は、脳の腫瘍や病気を発症しているかも?と疑ってもよいのではないでしょうか。
7.認知機能の低下の可能性
犬が天井をジーっと見つめるのは、加齢による認知機能の低下である可能性があります。
視覚・嗅覚・聴覚が衰えることにより、音やニオイや物に興味を示さなくなることがあります。そのことが飼い主にとっては天井をジーっと見つめているように感じられるのです。
天井を見つめることもあれば、床や壁を見つめることもあるでしょう。シニア犬や老犬が天井をジーっと見つめる時は他の症状や様子にも注意してみましょう。
- 元気がない
- 食欲がない
- お散歩を嫌がる
- 歩き方がおかしい
- ボーッとしたまま反応しない
- 嘔吐や下痢が続く
「もうお年寄りだから…」と安易に考えてはいけません。体の奥で密かに進行している病気があるかもしれません。
見られる症状や様子を全て把握し、動物病院で相談してみましょう。
まとめ
犬が天井をジーっと見つめる心理と病気の可能性を7つ解説しました。
- 何の音だろう…?
- 何か動いているぞ!?
- 目がチカチカする!
- 飼い主が喜んでくれる
- ただボーッとしているだけ
- 脳腫瘍の可能性
- 認知機能の低下の可能性
犬が天井をジーっと見つめる時、音を聞いている可能性が最も高いとされています。私たち人間には決して聞き取ることのできない音なのでしょう。