『寿命が短い犬』の共通点6選 あなたが愛犬の命を縮めていることも…

『寿命が短い犬』の共通点6選 あなたが愛犬の命を縮めていることも…

寿命とは、生物が生まれてから死ぬまでの時間の長さのこと。人と同じように、犬の寿命もそれぞれです。15歳以上生きる寿命の長い犬もいれば、早くに亡くなる寿命の短い犬もいます。この記事では『寿命が短い犬』の共通点についてご紹介します。

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

犬の平均寿命は?

柴の子犬と成犬

私が子供の頃(1980年代)、犬は10歳まで生きれば長生きと言われていたと記憶しています。しかしドッグフードの改良や飼育環境の向上、獣医療の進歩などにより、今や犬の平均寿命は14歳。

14年を長いと感じるか短いと感じるかは、人それぞれでしょう。でも愛犬と一緒にいられるであろう年数が昔よりも長くなってきているのは、飼い主にとってうれしいことですよね。

とはいえ、14歳というのはあくまでも平均の寿命なので、残念ながらそれよりも前に亡くなってしまう寿命が短い犬もいます。さて『寿命が短い犬』には、どのような共通点があるのでしょうか?

『寿命が短い犬』の共通点は?

足を舐めるビーグル

1.ストレスが多い

ストレスは免疫力を低下させ、ストレスが多いとさまざまな病気になりやすくなります。その病気が原因で、寿命が短くなってしまうこともあります。これは人も犬も同じです。

犬のストレスの原因は、不快な生活環境、生活環境の変化、スキンシップやコミュニケーションの過不足、運動の過不足などさまざまです。愛犬がなるべくストレスの少ない生活を送れるように心がけてあげましょう。

犬はストレスがたまると足先を舐め続けたり、尻尾を追い続けたりする行動を見せます。また嘔吐や下痢、食欲不振などの症状として表れることもあります。愛犬にこうしたストレスサインが見られたときは、ストレスの原因を探り早めに対処することが大切です。

なお下痢や嘔吐などが続く場合は、何らかの病気が原因であることも考えられるので、早めに動物病院を受診しましょう。足先を舐めたり、尻尾を追ったりする行動がなかなかおさまらない場合も動物病院へ。

2.喫煙者と同居している

タバコの副流煙(タバコの点火部から出る煙)は、人だけでなく犬の健康にも悪影響を及ぼします。

犬の死因の第1位はがんです。そして喫煙者と同居している犬は、発がんリスクが高まると言われています。二次喫煙(タバコの副流煙を吸い込むこと。受動喫煙ともいう)が、犬の発がん率を高めてしまうのです。二次喫煙はがんだけでなく、心臓循環器系、呼吸器系、皮膚系などの病気の一因にもなりえます。

最近では、三次喫煙(残留受動喫煙)によるペットへの健康被害も懸念されています。三次喫煙とは、喫煙者の服や髪の毛、あるいは喫煙する部屋のカーテンや床などに付着して残留したタバコの有害物質を吸い込むことです。

また喫煙者と同居している犬は、タバコを誤飲して命を落とす危険もあります。

3.歯磨きをしてもらっていない

犬の口内はアルカリ性であるため虫歯にはなりにくいですが、歯周病になりやすいです。3歳以上の犬の約8割が歯周病、またはその予備軍と言われています。

歯周病は、口臭や歯肉からの出血を起こすだけではありません。進行すると目の下に穴が開き排膿する根尖膿瘍という病気になってしまったり、顎の骨が折れてしまったりすることがあります。

それだけでも恐ろしいですが、歯周病の細菌が血管に入ってしまうと、臓器にまで影響を及ぼす恐れがあります。歯周病が腎臓病や心臓病、肝臓病などの引き金となって、寿命を縮めてしまうかもしれないのです。

愛犬の歯周病を予防するには、飼い主さんが歯磨きを行ってあげなくてはなりません。歯磨きをして、歯周病の原因となる歯垢を取り除いてあげましょう。

歯磨きをせずに、歯垢をそのままにしておくと歯石に変化します。歯石には歯垢が付着しやすく、歯周病になりやすい口内環境になってしまいます。犬は3日〜5日で歯垢が歯石化してしまうため、歯磨きの頻度は毎日がベストです。最低でも3日に1回は歯磨きをするようにしましょう。

ちなみに歯石は、飼い主さんでは取り除くことができないので、動物病院で除去してもらうことになります。

4.肥満体型

肥満は寿命と密接に関わっており、肥満体型の犬は適正体型の犬よりも寿命が短い傾向にあるという研究結果が報告されています。愛犬が肥満体型にならないように注意しましょう。

犬の肥満予防の基本は、適正な食事と適度な運動です。食事は愛犬の年齢や体調に合わせた、栄養バランスのよいものを適量与えましょう。おやつを与え過ぎたり、人の食事を与えたりするのはNGです。

運動は、無理のないペースで継続していくことが大事。愛犬の性格や体力、年齢などに合わせて散歩のコースや距離を調整してあげましょう。

5.健康管理をしてもらっていない

「まだ若いから」「元気そうだから」と、愛犬の健康管理を怠っていませんか?見た目は元気そうでも、病気が潜んでいることがあります。人も犬も病気を早期発見、早期治療することが重要で、目に見えて具合が悪くなったときには手遅れというケースも少なくありません。

犬の病気を早期発見、早期治療へ繋げることができるのが、日頃の飼い主さんによる健康チェックと定期的な動物病院での健康診断です。若いうちは年に1回、シニア期(小/中型犬は7歳頃、大型犬は5歳頃が目安)を迎えたら年に2回(半年に1回)は健康診断を受けましょう。

ワクチンや予防薬は、死亡率の高い感染症や怖い寄生虫から犬を守ってくれます。飼い主さんがワクチン接種や予防薬投与を怠ってしまうと、愛犬は本来の寿命まで生きられなくなってしまうかもしれません。

年に1回の狂犬病予防注射と混合ワクチンの接種、そしてシーズン中のフィラリア/ノミ/マダニの予防薬の投与で、愛犬の健康を守りましょう。愛犬の病気や高齢、アレルギーなどの理由から、ワクチン接種や予防薬の投与に不安がある場合は、獣医師に相談を。

6.大型犬

一般的に大型犬は、小型犬や中型犬よりも寿命が短い傾向にあります。その理由は、大型犬は老化のスピードが速いことや、体の大きさに対して臓器が小さいために、身体への負担が大きいことなどが影響しているのではないかと考えられています。ただ、はっきりとした理由はまだ解明されていないようです。

まとめ

鼻を舐める老犬

今回は『寿命が短い犬』の共通点を6つご紹介しました。喫煙の習慣や健康管理の怠慢など、飼い主さんが愛犬の寿命を縮めてしまうこともあるので注意が必要です。

ご紹介した1〜5は、飼い主さんの努力や家族の協力によって当てはまらないようにすることができます。もし今、1〜5に当てはまるものがあるのなら改善をして、愛犬の長寿に繋げていきましょう。

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