犬が耳をペタンと下げている時の心理3選!接し方のコツまで解説

犬が耳をペタンと下げている時の心理3選!接し方のコツまで解説

いつもはピンと立っているわんこの耳が、嘘のようにペタンと下がっていることありますよね。こんなとき、わんこはどんな気持ちなのでしょう?そして私たちはどう接してあげればいいのでしょうか?

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1.甘えている

笑っている犬

わんこが耳を横にペタンと下げている姿は、まるで翼を広げた飛行機のように見えることから俗に「ヒコーキ耳」と呼ばれています。

ヒコーキ耳をしているときのわんこの表情を見てみると、目を細めたり口角をあげたりしてとにかく嬉しそう!かと思えば、キューキューと鳴きながら切ない顔をしているときもあります。

これはどちらも「甘えたい!」という感情の現れです。大好きな相手に会えた喜びのあまりに感情が爆発してしまっているのです。

ヒコーキ耳を見ていると「頭を撫でやすいようにわざわざ耳を下げてくれているのかな?」とも思えてしまいますが、そういうわけではなく頭を丸く見せようとしているんです。

頭が丸くて耳が下がっているもの、いつかどこかで見たことがありませんか?何だか懐かしいその姿、そう、これは子犬の頃の姿の模倣なのです。

耳を下げて頭を丸く見せることで「自分はまだ子どもですよ。小さくて弱くて、守ってもらわなきゃいけない存在なんですよ」とアピールしているのです。理由を知るとますます愛おしくなりますね。

たくさん可愛がってあげて

わんこがヒコーキ耳をしているということは、あなたを心の底から信頼して慕ってくれている証拠です。

実際、家族の中であっても「お父さんには耳を下げるのに、お母さんには下げない」なんて差別もあるくらい、究極の姿なんです。ヒコーキ耳でお出迎えをされたら、ぜひたくさん撫でて可愛がってあげてくださいね。

2.怯えている

体を伏せている犬

ヒコーキ耳が喜びや甘えの表現である一方で、怯えているときにもわんこは耳を下げます。

ただし、このときはどちらかといえばヒコーキ耳のような横方向ではなく、後ろ方向に下げることが多いようです。耳を下げながら頼りなさそうに震えていたり、しっぽを後ろ脚の間に巻き込んだりしていたら、何かに怯えていると考えていいでしょう。

ヒコーキ耳とは逆の心理状態ではありますが、この場合も耳を下げる理由は同じです。

恐怖を感じている相手に対して自分を幼く見せることによって「自分は子どもなので勘弁してください」と訴えていたり、飼い主さんなどの庇護してくれる対象に対して「小さくて弱いからちゃんと守ってね」とアピールしているのです。

毅然とした態度で安心させて

わんこが怯えている対象が明らかで、それが取り除くことのできるものである場合には対象を取り除いたり、遠ざけたりしてあげることが一番です。ですが対象が不明な場合や、わかっていてもどうにもならない場合も多々あります。

そんなとき、怯えているわんこに対して「どうしたの?」「かわいそうに!」などと大げさに騒いでしまうのは実は逆効果。飼い主さんが騒いでいるのを見ると、わんこは「やっぱりこれは大変な異常事態なんだ!」と勘違いしてしまい、より一層怯えるようになってしまいます。

飼い主さんはあくまでも平常心で毅然とした態度をとっているようにしましょう。するとわんこも「あれ?飼い主さんが普通にしてるってことは、怯える必要はないのかな?」と思って安心します。

3.警戒している

耳を伏せて吠えている犬

怯えと少し似ていますが、警戒している場合にもわんこの耳は下がります。警戒している場合には耳を下げるだけでなく、体勢を低めてフセのような格好をしていたり、ウウーッと牙を剥いて唸っていたりすることがほとんどです。

こうなると警戒態勢というよりも威嚇に近く、いつ飛びかかってきてもおかしくない状態です。非常に危険な臨戦態勢ともいえるので注意が必要です。

なるべく近寄らずその場を離れる

この状態のわんこはわずかな動きや刺激で飛びかかってくる可能性が高くなります。もし威嚇されていることに気づいたら、なるべく刺激しないように注意しながらそっとその場を離れましょう。

なだめようとして「大丈夫だよ」と手を出したり、無防備に間合いを詰めたりすると、わっと飛びかかられて咬みつかれる恐れがあります。

咬傷事故に発展してしまうと、咬まれた方が痛い思いをするのはもちろんですが、咬んでしまったわんこにとっても悲しい結果になりかねません。お互いのためにも近づかないことがベストです。

まとめ

笑顔の犬と無表情の犬

いかがでしたでしょうか?もともと垂れ耳のわんこだとここまでわかりやすくないかもしれませんが、立ち耳のわんこの場合にはよくわかりますよね。

わんこの感情を表現する部位としてよく上げられるのはしっぽですが、実は耳もさまざまな感情を如実に表しています。目は口ほどにものを言うならぬ、「耳はしっぽほどにものを言う」かもしれません。

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