犬が「お喋り」している時の仕草7つと気持ちを読み取るポイント
犬は言葉が話せない分、様々なコミュニケーション方法で気持ちを伝えています。気持ちを読み取る際は、以下のポイントに注目してください。
- 仕草や行動
- 表情
- 声のトーン
- 姿勢
- 視線
この5つのポイントを総合的に判断することで、愛犬がどんな内容を「お喋り」しているのかが大まかに理解できるでしょう。今回は、この中でも仕草や行動に着目し、犬がお喋りしている時の仕草とその意味を紹介します。
1.吠えて訴えかける
飼い主さんに対してわかりやすく「ワンワン!」「ワン!」と吠えてくる場合は、何かを訴えかけていることが多いです。多くの場合、日頃時間帯が決まっているルーティンを忘れている飼い主に対して、「〇〇の時間じゃない?」と訴えています。
例えば、散歩の時間帯が毎日同じである場合、散歩の時間帯になっても動こうとしない飼い主に「ワンワン!」と吠えて訴えかけてくることがあります。
2.じっと見つめてくる
何も発していない場合でも、犬が飼い主に何かを訴えかけてくることはあります。じっと飼い主を見つめている姿もそのうちの1つです。
じっと見つめているのは「かまってほしいな」「甘えたいな」といった気持ちを表していることが多いです。また、飼い主に対して愛情を感じている時も自然と見つめていることがあるので、手が空いている時はぜひかまってあげてください。
3.「ク〜ン」と鼻で音を鳴らす
どこか切なげなトーンで「ク〜ン」と鼻を鳴らすように鳴き声をあげることはありませんか。これも「かまってほしい」「寂しいよ」といった甘えたいアピールの1つです。
他にも子犬期や分離不安症の犬に見られる例として、飼い主の外出時に仕切りに鼻声を出し、引き留めようとするケースがあります。
ここで立ち止まってしまうと間違った学習をしてしまうので、少々可哀想な気もしますが何事もないように振舞ってください。
4.首を片側に傾ける
飼い主が声をかけた時、まるで「え?」と聞き返すように首を片側に傾けることはありませんか。これは「え?なに?」「もう1回言って」という意思表示をしていることが多いです。
首を傾けずに耳をピンと立てたり、耳が前方に向くように動いたりする場合は、きちんと飼い主の言葉を聞き取り「え、ほんと?」と飼い主の言葉に興味を持っていることを意味しています。
5.ちょんちょんと前足で突つく
愛犬が隣にやってきて、ちょんちょんと前足で突つくようにサインを送ってくることはありませんか。これは何かを飼い主に催促しています。
「かまって」というアピールをしている犬もいれば、「おやつが欲しい」「お腹が空いた」と食べ物の催促をしている犬もいます。愛犬の表情やその後の仕草や行動、態度などから催促内容を察しましょう。
ただし、あまりにも毎回最速に応じてしまうと、なんでも言うことを聞いてもらえると勘違いしてしまうので気をつけましょう。
6.バッと頭を低くしてお尻を振る
飼い主さんに向かって頭を低くし、お尻を高く突き上げるような不思議な姿勢をこちらに見せる時、「なんだか攻撃的な体勢をしている」と勘違いしてしまう人もいるでしょう。しかし、これは犬にとって「遊ぼうよ」と遊びに誘っているサインです。
「楽しいよ!一緒に遊ぼう!」「こっちだよ!」というように飼い主や相手の人を誘導しているのです。ぜひおもちゃなどを使って一緒に遊んであげましょう。
7.チラチラとある一点と飼い主を交互に見る
チラチラとある一点を見た後、こちらを気にするようにチラッと横目で見てくる…この行動を繰り返している場合は、その「ある一点」に訴えたい何かがあることを示しています。
それは「トイレしたよ」かもしれませんし、「おやつほしいな」かもしれません。あるいは、どこかバツの悪そうな表情をしている時は、犬自身も「やっちゃった!」と思うような悪さをしてしまったのかもしれません。
「飼い主さんに知らせないと!」と思うようなことがそこにあると思うので、ぜひ何を知らせようとしているのか確認してみてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。犬は様々なボディーランゲージを使って「お喋り」してくれています。ぜひ今回紹介したようなサインを見逃さず、愛犬の気持ちに応えてあげたり、コミュニケーションの参考にしたりしてみてください。