犬が同じ行動をくり返すときの心理3選
1.ストレスを感じている
犬が同じ行動をくり返すときは、ストレスを感じていることが多いです。
人間も不安や緊張を感じると、リラックスできず落ち着きが無くなったりしますよね。犬の場合も同じです。
犬が同じ行動をくり返すときに感じているストレスは、主に以下のような原因が考えられます。
- 長時間お留守番をさせられている
- 散歩、運動不足
- 引越し
- 新しい犬や猫が増えた
- 飼い主に子どもが生まれた
- 一緒に暮らしていた同居犬が亡くなった
- 飼い主の結婚などで新しい家族が増えた
上記のような原因に思い当たるものがあれば、愛犬のストレスを解消するために対策をとる必要があります。
一緒に過ごす時間を増やしたり、散歩の時間を長くとり運動不足を解消させてあげるようにしてください。
2.嬉しくて興奮している
嬉しくて興奮しているときにも、同じ行動をくり返すことがあります。
エサをもらうときや大好きな飼い主が帰ってきたときなど、同じ場所をぐるぐる回り続けたり同じ場所を走り回ったりするかもしれません。
ストレスが原因の場合と見極めるには、犬が同じ行動をするタイミングが決まっているかどうかで判断してみてください。
通常は落ち着いていて、エサをあげるときや帰宅時に上記の行動がみられるのであれば、それは嬉しくて興奮しているのです。
3.体に痛みを感じている
体に痛みを感じているときにも同じ行動をくり返すことがあります。
たとえば足に痛みを感じてずっと噛み続けていたり、しっぽやお尻の部分が痛くてぐるぐるとしっぽを追いかけ続けるのです。
愛犬の足やしっぽ、お尻の周辺を触ったり確認して痛がらないかをチェックしてみてください。痛がる様子を見せた場合はすぐに動物病院に連れていきましょう。
犬が同じ行動をくり返しているときに考えられる病気
犬が同じ行動をくり返しているときはストレスを感じていることが多いとお伝えしました。そのストレスが長期間続くことで病気になってしまう可能性があります。
また、病気が原因で同じ行動をくり返している場合もあるのです。
強迫神経症
犬が同じ行動をくり返すときには、強迫神経症と呼ばれる病気の可能性があります。これは犬だけでなく人間や猫でも発症することのある病気です。人間の場合は不潔な気がして何度も手を洗い続けたり、鍵を閉めたか不安になって何度も確認するなどの行動が見られます。
犬の場合は、自分の体を舐め続ける、しっぽを噛み続けるなどの症状が見られます。また同じ場所をずっと往復したり空中に向かって吠え続けるなどの行動が現れることも多いです。
認知症
認知症で脳に異変が起きた場合にも、同じ行動をくり返します。夜中にウロウロと同じ場所を歩き回ったり、同じ方向に回り続けるなどの行動が見られるのが特徴です。
同時に夜鳴きや粗相が増えたり昼夜逆転しているようであれば、認知症の疑いがあります。
てんかん
いきなり落ち着きがなくなりしっぽを追いかけ続けるなどの行動が見られた場合は、てんかんの可能性もあります。
また、落ち着きがない様子のときによだれを垂らしていたり飼い主の呼びかけにも反応しない場合は、てんかん発作の前兆や発作が起きた直後の可能性が高いです。
まとめ
犬が同じ行動をくり返すときの心理についてお伝えいたしました。
同じ行動をくり返す心理はさまざまですが、ストレスが原因である場合が多いです。また、病気になっている可能性もあります。
愛犬がずっと同じ行動をくり返して落ち着きがないようであれば、一度動物病院で診てもらうのがおすすめです。