犬がリラックスできないNG環境
1.専用スペースが道路に面している
ケージやベッドなど犬の専用スペースが道路に面しているとリラックスすることができません。
窓際は風通しや日当たりがよく、確かに犬にとっても快適な場所です。しかし、道路に面していると外の環境に影響を受けてしまいます。
見知らぬ人が行き来します。お散歩中の犬が通ります。車やバイクがエンジン音を轟かせながら走り去って行きます。リラックスして寛げるはずがありません。
犬の専用スペースは外の影響を受けやすい窓際ではない方がよいです。冷たい風に当たりたい時や日光浴をしたい時は犬の方から窓際に寛ぎに行きます。
ケージやベッドを置くのは窓際を避け、窓に近くても道路に面していない方がよいです。
2.芳香剤のにおいがきつい
芳香剤のにおいがきつい環境では犬はリラックスすることができません。
洗濯洗剤や柔軟剤や香水のにおいなど、人の間でも「香害」という社会問題になっていることをご存知でしょうか。
自宅の室内で漂う芳香剤のにおいは犬にとって害です。人の100万倍もの嗅覚を持つ犬にとって強い刺激とストレスになります。
芳香剤をご自分の鼻の前に持って来て嗅いでみてください。臭いの種類にもよると思いますが、強すぎるかおりはつらいこともあります。それと同じくらい、もしかするとそれ以上に犬はつらいでしょう。
3.洗濯洗剤・柔軟剤のにおいがする
愛犬用のベッドやブランケットなど、洗濯洗剤・柔軟剤のにおいがすると犬はリラックスできません。
自分のベッドを使ってくれないということがよくありますが、洗濯してしまったことが原因なのではないでしょうか。
洗濯洗剤・柔軟剤は無香料のものを使用する、もしくは犬用(ペット用)のものを使用してあげてください。
かるい汚れやニオイは、ぬるま湯で手洗いするだけでも落とすことができます。
4.見知らぬ人の出入りが多い
飼い主の交友関係が広く、見知らぬ人の出入りが多い家では犬はリラックスすることができません。
犬好きな人もいらっしゃるでしょう。かわいい愛犬を見せたい気持ちもあるでしょう。しかし、犬がストレスを抱える原因になりやすいです。
愛犬が心を許す親しい人、犬が自ら喜んで寄って行く人であればよいと思います。
そうでない人や初対面である人が来る時は、愛犬に他の部屋で待機してもらうようにしましょう。その方が落ち着いていられます。
5.暑い・寒い
室内が暑い・寒いと犬はリラックスすることができません。基本的には、温度は22~25℃くらい、湿度は50%くらいが犬にとって快適であるとされています。
もちろん犬種によって違いますし、体温調節が難しい子犬や老犬にはもう少し高い温度の方がよい場合もあります。
犬は5℃を下回ると寒いと感じるとされています。防寒服を着せたり、冬用のベッドやブランケットを用意したり、暖かくリラックスして過ごせる対策してください。
犬が暑がっている時のサインはパンティングです。体温を下げるための行為です。夏場だけではなく、冬場の暖房の効き過ぎにもご注意ください。
6.テレビの音が大きい
テレビの音を必要以上に大きくすると犬はリラックスすることができません。
テレビの横や近くにケージやベッドを置くのもやめた方がよいです。
寛ぎたい時や眠い時にテレビの音が大きいと、部屋から出たがることがあります。
まとめ
犬がリラックスできないNG環境を6つ解説しました。
- 専用スペースが道路に面している
- 芳香剤のにおいがきつい
- 洗濯洗剤柔軟剤のにおいがする
- 見知らぬ人の出入りが多い
- 暑い寒い
- テレビの音が大きい
ご家庭内に愛犬がリラックスできない原因がひとつでもあれば今すぐに改善してあげましょう。
それぞれの簡単にできる改善方法もご紹介しました。ぜひお試しください。