犬が靴を履くことの意味
犬用の靴を履かせることで、足を守ってくれます。犬はもともと外で生きてきた動物ですので、足は強くて丈夫なイメージがありますよね。
しかし、犬の足は意外と負担がかかりやすい部位なのです。とくに肉球は地面に直接触れるので、アスファルトの温度や石やガラスにより負傷してしまうこともあります。
犬の靴は足にかかるダメージから守る意味があるのです。
犬が靴を履くことで得られる5つの効果
では、犬が靴を履くことで得られる具体的な効果をご紹介していきましょう。
1.ケガを防げる
まずは「ケガを防げる」というのが靴を履かせる上での大きな効果のひとつです。
毎日のお散歩で外を歩くと、ガラスの破片やとがった石などを踏んでしまう可能性がありますよね。犬の肉球は毛も生えていないので直接当たり傷ついてしまいます。
また、万が一災害が起きたときは、瓦礫などが落ちて普段より地面を歩くのは危険です。急な災害が起きたときに愛犬を避難させる場合に靴を履かせておくと、ケガをするリスクを防げます。
2.傷口を守れる
次に傷口を守れるのも、犬用の靴を履くメリットです。
足をケガしている状態で散歩に出かけると、傷口から汚れが入りこみ悪化したり感染症を引き起こす可能性があります。
しかし、歩ける程度のケガであれば散歩に行きたがる犬が多いです。
そのような場合、傷口を保護できる靴を履かせることで、安心して散歩に連れていくことができます。
3.汚れるのを防げる
普段は室内で生活している犬であればとくに、汚れるのを防ぐ効果があります。
毎日外に散歩に連れていくと、帰ってきてから汚れた足を洗う必要がありますよね。一日に数回散歩を行う場合は、お手入れの負担も大きいです。
犬に靴を履かせることで汚れを防ぐことができるので、散歩後のお手入れをする必要がなくなります。
4.肉球へのダメージを和らげる
肉球へのダメージを和らげる効果もあります。犬の肉球は外を歩くときに地面と直接触れるので、ダメージを受けやすい部分です。
たとえば夏のアスファルトはかなり高温になっており、肉球を火傷する恐れがあります。
冬であれば冷たさから凍傷になったり、固まった雪でケガをしてしまう可能性も少なくありません。
一年を通して気温の変化が激しい日本だからこそ、散歩中に犬の足にかかる負担も大きいです。
そういったダメージを和らげるためにも、靴を履かせることをおすすめします。
5.滑るのを防げる
靴を履かせることで滑るのを防ぐこともできます。
外ではなく室内のフローリングは滑りやすく、足に負担がかかりやすいです。
とくに、足腰が弱ってきたシニア犬は踏ん張ることができずに滑ってケガをしてしまう可能性もあります。
靴を履かせることで滑り止めの役割をするので、フローリングでも滑らずに歩きやすくなりますよ。
犬が靴を履くのを嫌がるときの対処法
犬にとって靴は慣れていないものなので、いきなり履かせようとすると嫌がってしまうでしょう。まずは靴の匂いを嗅がせて慣れさせてください。
また足を触られることに慣れさせるため、片足ずつ握ってみましょう。10〜20秒ほど握れたら褒めてあげてください。
そして靴を履かせるときは一気に全部の足にではなく、まずは前足にのみ履かせてください。短い時間でも履けたらご褒美のおやつをあげましょう。
少しずつ履いている時間を伸ばしておやつをあげるを繰り返すことで、徐々に慣れていってくれますよ。
まとめ
犬用の靴の意味や効果、嫌がるときの対処法についてお伝えいたしました。
犬に靴を履かせるのは可哀想と思う方もいるかもしれません。しかし、犬が野生で生きていたときとは生活する環境も違うので、足への負担は大きくなっています。
ダメージを受けやすい犬の足を守るためにも、普段から靴に慣れさせておくのがおすすめです。