犬の『去勢・避妊』はするべきなの?メリット・デメリットや費用などを解説

犬の『去勢・避妊』はするべきなの?メリット・デメリットや費用などを解説

「去勢・避妊手術は必ず必要なのでしょうか?」。特に子犬の飼主さんからこうしたご質問を受けることがあります。今回は不妊手術を受けることによるメリット、デメリット。そして費用についてもお話してまいります。

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日本初ウェディング専門ペットシッター会社【銀座INPET】代表。犬の心を大事に育てるメソッドを推奨。過去に警察犬嘱託訓練所、USトレーナーズキャンプ参加等、様々な訓練経歴を持つ

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

みんなはどうしているの?

女性と茶プードル

他の飼主さんたちはどうしているか。というのが気になりませんか?それについて初めにお話しします。少し前のデータになりますがこんな結果があります。

≪愛犬は去勢・避妊手術を受けましたか?≫という質問に対し、「受けた」もしくは「受ける予定」と回答した飼主さんは全体の72.4%でした。次に「迷っている」と回答した飼主さんは全体の13.8%。「受けない」と回答した飼主さんは12.9%という結果でした。(2016年調べ、対象116名)

受けさせた飼主さんの気持ち

たたずむゴールデン

次に、去勢・避妊施術を受けさせた飼主さんの感想を見てみましょう。

男の子

  • 足をあげるマーキングが減ると聞き早めに手術した
  • 精巣の病気を防げるので手術して良かった
  • 万が一よその子を妊娠させてしまったら、という心配がない
  • 大人しくなった。男性ホルモンが減ったのと関係あるのかも
  • 手術後は太ると聞いたが、うちの子は大丈夫だった

女の子

  • 子宮の病気予防になるので将来的に良い選択だった
  • 麻酔事故についての不安はあったが、獣医師と相談して納得した上で受けた
  • 生理を気にせずトリミング、旅行やドッグランを楽しめる
  • 子犬を産ませてあげたかった、と、少し後悔するときもある
  • お腹を開けたので、手術後数日は痛そうだった

手術の料金

二頭のチワワ

さて、気になる避妊、去勢手術の料金はいくらなのでしょうか。動物病院、地域により差はあるものの、手術自体の料金は以下を目指すにし、これに入院や、術後傷口保護ウェア、エリザベスカラー、抜糸などの費用が加算されます。

ペット保険は適用外となる場合がほとんどですが、念のため加入している保険会社に問い合わせしてみるのが良いと思います。また、お住いの市区町村によっては助成金が支払われることもありますからこちらも保健所等に一度聞いてみてください。

男の子

  • 2万円~4万円(日帰りの場合が多い)

女の子

  • 2万5千円~5万8千円(一泊入院が多い)

去勢・避妊手術のメリット

キャバリア子犬

では、ここからは手術がもたらす効果を見ていきましょう。

男の子の去勢手術のメリット

  • 前立腺肥大症の発症の予防
  • 会陰ヘルニアの発症の抑制
  • 肛門周囲腺腫(良性の場合、進行を抑えることができる)
  • 精巣が陰嚢に下りていない場合、精巣腫瘍リスクを防ぐ
  • 男性ホルモンの低下によりマーキング行為が減る可能性がある
  • 気性の荒い犬では犬同士のケンカが減る傾向にある

女の子の避妊手術のメリット

  • 子宮蓄膿症の予防
  • 望まぬ妊娠を防げる
  • 年に二回の発情にともなう煩わしさが無くなる
  • 発情時期を気にせず旅行やトリミングの予定を入れられる
  • 乳腺腫瘍の発症率の軽減

※犬の乳腺腫瘍発生率は、初回の発情前に避妊手術を行った場合は0.05%ですが、2度目の発情前では8%にまで上がるというデータがあります。

去勢・避妊手術のデメリット

ぐったりトイプードル

メリットと同じようにデメリットについても予め理解することが大事です。考えると心配になる気持ちもわかりますが、愛犬のための決断には判断材料が多いほうが良いでしょう。

  • 全身麻酔のリスク(麻酔のアレルギー等)
  • 肥満(手術後のホルモンバランスの変化により代謝が下がる)
  • 尿失禁の可能性(尿道括約筋の緊張性が弱まるため)
  • 縫合糸反応性肉芽腫(お腹の中を縫う縫合糸に反応し炎症が起きる)
  • 手術の失敗

(実際にはごく稀にしか起きませんが、卵巣の取り忘れ、縫合のずさんさによる感染症、手術器具の残留等が報告されています)

まとめ

獣医とシーズー

去勢・避妊手術をするか、しないか。これは飼主さんなら誰しも迷って当然のことだと思います。ここでやはり頼りになるのは獣医さんです。信頼のおける獣医さんに気になることはなんでも相談してみてください。

その際の獣医さんの対応によっては動物病院を変えてみるなどもひとつの手段です。周囲の飼主さんからも情報収集をし、疑問を残さず、十分に納得した上で手術を決められてください。

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