️1.あくびをする
眠いときにあくびが出るのは、人間もわんこも同じです。あくびをすることで脳に酸素が供給され、鈍っている脳の働きを活性化させるといわれています。
あくびをしているのを見ると「眠くなるなんてけしからん!」と思ってしまいがちですが、むしろあくびは頑張って起きようとしている証拠なのです。
ちなみにあなたがあくびをした後、愛犬がつられてあくびをしたことはありませんか?「同じタイミングで眠くなったのかな?」と思うかもしれませんが(もちろんそうである場合もありますが)、実はこれあなたのあくびがわんこに「うつって」いる可能性が高いんです。
人間のあくびがわんこにもうつるということは、近年の研究で明らかになりました。そもそもあくびがうつるという現象は、「相手の眠いという気持ちに共感している」からこそ起きる現象です。
つまり愛犬にあくびがうつったということは、愛犬があなたに共感できるほど信頼してくれている証なのです。
️2.舟を漕ぐ
眠いときのしぐさというよりもほぼ眠っているときのしぐさですが、わんこもこっくりこっくりと首を振り、いわゆる「舟を漕ぐ」ことがあります。
はたから見ていると「そんなに眠いなら寝ればいいのに~」と思ってしまうのですが、なぜか眠気にあらがって首を起こしているんですよね。とても愛らしい姿です。
わんこはそもそも眠りの浅い動物ですが、これは野生で暮らしていた頃の本能が働いているためです。言わずもがな睡眠中は最も無防備な状態となりますから、敵から狙われていることを察知できるよう眠りを浅くしているのです。
わんこが無理に眠気にあらがって舟を漕ぐのも、もしかしたらこの本能によるのかもしれません。
️3.手足をぺろぺろと舐める
わんこが自分の手足をぺろぺろと舐めてグルーミングをしている姿、よく見かけますよね。これはわんこが満足しているときにとる行動といわれています。
ごはんを食べてお腹いっぱいになったとき、お散歩でたくさん運動してほど良い疲労感に満たされているときなどがその代表例です。そしてお腹や心が満足すると襲ってくるのが眠気です。
そう考えるとこの行動は満足の合図であるとともに、寝る前の準備でもあるといえるのではないでしょうか。人間でいえば、歯を磨いてパジャマに着替えるようなものかもしれません。
️4.寝床を作る
「眠い、眠ろう!」と思ったときに必要となるものといえば、何はなくとも寝床ですよね。野生で暮らしていた頃、わんこは地面に穴を掘って寝床を作り、その中に身を隠して寝ていたといわれています。
そのため、今でもホリホリをして良い塩梅に布団やベッドを整え、寝床を作る仕草をします。そして寝床がしっかり整うとその上でクルクルと回り、自分の作ったスペースにすっぽり収まって寝る体勢に入ります。
ソファやベッドをホリホリされると「破れちゃうからやめて~!!」と叫びたくなりますが、そこにはこんな理由があったのです。
️まとめ
いかがでしたでしょうか?わんこが眠たそうにしているときにはできる限り邪魔をせず、静かに寝られる環境を整えてあげてください。ぐっすり眠ったわんこの可愛い寝顔は私たちの心も癒してくれますよね。