犬が落ち込んでしまう「飼い主の行動」7選
犬と一緒に過ごしていると、「あれ?落ち込んでいるの?」と思うしぐさを目撃することがあります。
ガックリと頭を垂れてしまったり、人間のように背中を丸めたり、眉をハの字にして上目遣いで見つめてきたり…。
中にはしきりに地面をクンクン嗅いだり、穴を掘るという本能的な行動を見せる犬もいます。
そんなしぐさを見て、犬にもさまざまな心情があることを知った方も多いのではないでしょうか。
ただ、犬が落ち込んでしまう原因に、飼い主さんのある行動が関係していることが意外と多くあるんです。
今回はそのような犬が落ち込んでしまう飼い主の行動をまとめました。
1.叱る
「ダメ!」と叱った後の愛犬の姿に、胸がキュッ…となったことありませんか?
いかにも「ションボリ」という表情で見つめてきたり、壁に向かって「反省してます…」というばかりに頭を垂らしたり…。
飼い主さんに叱られた犬は、まるで人間の子供のようにすっかり元気を失くしてしまうことがあります。
犬が落ち込んでいるように見える多くは「嫌だな~」と思っている時。
一見すると反省しているように見えるかもしれませんが、犬は「辛いよ~、早く終わらないかな」なんて思っているだけなんです。
スパッと叱って、必要以上にストレスを与えないようにしましょう。
2.遊んでくれない
飼い主さんがテレビに夢中になっている、家事をしている、疲れていて反応しない…など「遊んでくれない~」という時に犬は落ち込んでしまうことも。
忙しい時はどうしても愛犬をかまう時間がなくなってしまい、ついつい後回しにしてしまいますよね。
この場合に見せる犬の落ち込んでいる姿は、どちらかといえば「拗ねている」に近いでしょう。
「愛犬の元気がないな」と感じた時は、ぜひたっぷりと遊ぶ時間を作ってあげてください。
3.留守番をさせる
犬はお留守番がとっても苦手な動物です。「もうすぐ留守番させられるんだ」と察した犬が、落ち込んでしまうこともよくあります。
飼い主さんが仕事へ向かうルーティンをいつも横で見ている犬にとって、隠そうとしてもすぐに気づいてしまうでしょう。
もし犬がいつまでも落ち込んでいるような、強い不安症状を見せる場合は要注意。原因の改善を努めることが大切です。
4.服を着せる
オシャレや防寒のために犬に洋服を着せることありますよね。
でも、犬に洋服を着せると落ち込んでしまい困ってしまうケースもあるようです。
洋服を着せた途端に固まってしまい、そんなしぐさがまるで落ち込んでいるように見えるのでしょう。
犬としては、「動きにくい、着心地が気に入らない、暑いからイヤ!」などの理由があるのかもしれませんね。
飼い主としては良かれと思っている行動ですが、もともと犬は洋服など着ない生き物なのでこれは仕方ないでしょう。
5.嘘をつく
犬にとってショックな出来事といえば、「公園に行くんだと思っていたら動物病院に連れて行かれた」といった飼い主さんの裏切り行為。
はしゃいでいた気持ちが一気に下降してしまい、「ガックリ…」と言わんばかりに落ち込んでしまう犬が多数です。
飼い主さんに嘘を付かれてしまった時に、犬が落ち込んでしまうのは当然ですね。とはいえ、動物病院が嫌いな犬を連れて行くためには仕方ない策でもあります。
ただ、やむを得ない場合以外に愛犬に嘘を付くのはNGです。
「遊ぼう!」と声をかけておいて無視をしたり、「おやつあげるよ」と見せておきながらあげない…といった行動を取ると犬からの信頼を失ってしまいます。
6.去勢した
犬が去勢手術をした後は、しばらく落ち込んでしまうしぐさが見られます。
生後半年ぐらいの子犬が去勢手術を受けることが多く、全身麻酔を行って切開を行う大規模なものであり、動きを制限されるカラーも装着されるため落ち込んでしまうのは無理もないでしょう。
去勢手術後は心身ともにダメージを受けてしまうので、飼い主さんの優しい見守りが必要になります。もし、心配になるほど落ち込みが酷い場合は、早めに獣医師へ相談してください。
7.お気に入りの物を取り上げた
人間もそうですが、お気に入りの物を失った時は犬も大きく落ち込んでしまうものです。
大切にしていたおもちゃを壊してしまった犬が、ガックリと落ち込んでいる姿を目撃した飼い主さんが多数いるようです。
犬が、飼い主さんの靴下やタオルをお気に入りの場所に隠すことがありますよね。それを取り上げた時も、犬は「取られちゃった…」と落ち込んでしまうもの。
危険な物ではないのであれば、温かい目で見守ってみてください。
まとめ
犬が落ち込んだ姿はどこか健気でもあり、哀愁すら感じてしまうものですね。
そんな姿はつい「もう少し見ていたい」という気持ちに駆られてしまうものですが、犬にとってつらい状況であることは間違いないので早めに切り上げてあげましょう。
もし、いつまでも元気がない場合は具合が悪いのかもしれません。早めに原因を見つけて、気になる場合は獣医師に相談してくださいね。