理由も解説!犬に絶対NGな『ご飯の与え方』4選
皆さんは普段、愛犬にどのようにご飯を与えていますか。ご家庭によってご飯を与える際の環境や与え方は異なると思いますが、犬にご飯を与える際に絶対にやってはいけない与え方があります。しつけの面や健康にも悪いので控えるようにしてください。
1.床の上に直にご飯皿を置く
よくありがちな光景ですが床の上に直でご飯皿が置かれ、犬が体勢的に床から直接ご飯を食べているような姿勢になっているご家庭があります。しかし、これは犬にとって非常に負担が大きい体勢です。
前屈した状態のままご飯を食べなければいけないため、背中から首、肩にかけて大きな負担がかかります。これを何年と続けていると、骨の形成に影響を与えてしまったり、体調不良の原因になったりすることも…。
なるべく犬にご飯を与える際は、犬の頭の位置にあったご飯台を用意してあげてください。最近では、犬用のご飯スタンドなども多く販売されています。
2.毎回手から直接与えている
愛犬が可愛いからと、毎回飼い主の手から愛犬にご飯を食べさせてあげる飼い主さんがいます。介護が必要なシニア犬やまだお世話をしなければいけない赤ちゃん犬は仕方がありませんが、通常の成犬にはNGです。
飼い主の手から直接与え続けていると、これがご飯をもらう時は当たり前なんだと勘違いしてしまいます。ご飯皿を置いてもそこから食べてくれなくなる恐れがあるのです。
飼い主が一緒にいる時であれば良いですが、もしも愛犬が病気で入院をしたり、飼い主が病気や怪我で入院することになった時、飼い主以外の人からご飯をもらうことになります。
その時、お世話をしてくれる方が手から与えてくれなければ、ご飯を食べない可能性があり、健康的にも悪影響を及ぼす恐れがあります。しつけの面でも飼い主に対して依存度が上がってしまう行為なので、極力控えてください。
3.食べないからとそのままご飯を置いておく
ご飯を出しても愛犬が食べてくれない時がありますよね。そんな時、「いつか食べるだろう」とそのままご飯を入れたお皿を出しっぱなしにしていませんか。これはNGです。
このようにご飯を与えていると、犬は「いつでもご飯が食べられる」と思ってしまうため、食べて欲しい時に食べてくれなくなってしまいます。これは健康的な生活に必要な食事の時間間隔にも影響を及ぼす恐れがあります。
犬は1〜2日食べなくても健康に問題はないと言われています。もしも、ご飯を出して10分〜30分が経過してもご飯を食べようとしない場合は、そのまま片付けて次のご飯時間までお預けにしましょう。
4.毎日まったく同じ時刻にご飯を与える
毎日まったく同じ時刻に犬にご飯を与えている飼い主さんも多いですが、こちらも犬の精神状態を考えるとあまり良い与え方とは言えません。
犬は大体の感覚でとても正確に時間を把握しています。そのため、もしもいつもご飯が出てくる時刻にご飯が出てこないと、私たちが想像しているよりも大きなストレスを感じています。
時間感覚は同じにし、与える時刻を少しだけずらしてあげると、犬もご飯が出てくる時間帯に執着しないでしょう。
犬の健康にも◎!正しいご飯の与え方は?
最後に正しい犬のご飯の与え方についておさらいしていきましょう。上記で紹介したNGな与え方を踏まえたものや、新たに追加している項目もあるので、ぜひこれらの与え方を参考にご飯の与え方を見直してみてください。
- 年齢や体格にあった量のご飯を与える
- 子犬やシニア期には年齢に合わせた食べやすいドッグフードを用意する
- 次の食事までの時間間隔は開き過ぎないようにしても、全く同じ時刻にあげることにこだわらない。 毎回均等にする
- ご飯皿は愛犬の頭の高さにあった台を用意する
- 時間を決めてその時間内に食べなかったら片付ける
- 新しいご飯に切り替える時は少しずつ混ぜながら
ご飯の与え方はもちろんですが、ご飯の量やご飯の種類なども重要です。年齢にあっていないドッグフードを与え続けていると、必要な栄養が摂取できていなかったり、過剰になる可能性があります。
現在食べているドッグフードは、愛犬の体にあったものなのか確認してみてはいかがでしょうか。
まとめ
いかがでしたでしょうか。犬にご飯を与える際は、極力自分で食べることを促してください。また、愛犬の体に負担がかからないような与え方も見直す必要があります。